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(短編集)

魚舟・獣舟



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【この小説が収録されている参考書籍】
魚舟・獣舟 (光文社文庫)

魚舟・獣舟の評価: 4.12/5点 レビュー 25件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

タイトルの物語が、1番良かった。

タイトルの物語が、短いと思います。
倍のページ数が、あっても良かったと思います。面白くなってきたと思ったら、終わりだったので、残念です。
あとの物語は、あまり興味がわかなかったです。短編集は、だいたい、最初の物語が、面白いです。あとは、惰性で、読みきるので、しんどいです。
魚舟・獣舟 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:魚舟・獣舟 (光文社文庫)より
433474530X
No.4:
(3pt)

ちょっと重い

上田さんの作品は初めて読みました。どれもとても評価が高いので期待感が高まりましたが私には合いませんでした。世界観、構成は上手いと思いますがどうにも没頭できない。長編に挑戦しようという気にはなりませんでした。
魚舟・獣舟 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:魚舟・獣舟 (光文社文庫)より
433474530X
No.3:
(3pt)

魚舟・獣舟

現代社会崩壊後、陸地の大半が水没した未来世界。そこに存在する魚舟、獣舟と呼ばれる異形の生物と人類との関わりを衝撃的に描き、各界で絶賛を浴びた表題作。寄生茸に体を食い尽くされる奇病が、日本全土を覆おうとしていた。しかも寄生された生物は、ただ死ぬだけではないのだ。戦慄の展開に息を呑む「くさびらの道」。書下ろし中編を含む全6編を収録する。
魚舟・獣舟 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:魚舟・獣舟 (光文社文庫)より
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No.2:
(3pt)

面白かったです

うまく言えないけど、面白かったです。 そのわりに評価が低いんじゃないと思いますよね。 それは自分の趣味ではないからです。 アイデアや視点は面白いけど、なんか物足りない感が。 やっぱり趣味じゃないとしか言いようがないかな。 女性的なおセンチな結末ばかりなのも気になる。 悪い様にばかり書いてるけど実際は面白かったです。 くれぐれも誤解のなきよう。
魚舟・獣舟 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:魚舟・獣舟 (光文社文庫)より
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No.1:
(3pt)

これを読んで「火星のダーク・バラード」がすごく気になってきました。

本書には6編の作品が収録されている。このうち最初の5編は短編であり、ラストの「小鳥の墓」は180ページほどもあるほとんど長編作品なのだ。でぼくはこの「小鳥の墓」に完全にノックアウトされちゃったというワケ。
最初の5編の短編も悪くはなかった。そのほとんどが『異形コレクション』に参加した作品だといえば、どういった感じの作品なのかはわかってもらえるだろうか?それぞれ独特の切り口でその時のテーマ(進化論、心霊理論、未来妖怪など)を展開し、堅実で魅力的なSFガジェットを盛り込んで独特の世界を構築している。硬質でハードボイルドな文体の中に、センチメンタルな要素が介入してくるのも好感が持てた。だがそれ以上ではなく、気持ちを奮い立たせるほどの斬新さやおもしろさに溢れているとは感じなかった。
しかし本書の半分以上のウェイトを占める「小鳥の墓」を読んで、その気分は180度変わってしまう。これは体裁的には「火星のダーク・バラード」の前日譚なのだそうで、そこに登場するある人物の生い立ちを描いているのだが、ぼくのように本編を読んでいなくともなんら問題ない。これは完全に独立した作品であり、SFハードボイルドの傑作として記憶に残る作品なのである。あらすじは簡単、ある連続殺人犯の人格がどうやって形成されていったのかを生い立ちから語りなおすというもので、その点ではまったく新味は感じられない。だがこの作者の凄いところは、その物語を成立させる未来世界を完璧に構築し、なおかつそこに社会の構造まで組み込み深みを与えている点だ。そうすることによって読者は、なんの抵抗もなく物語に没入していける。さらに素晴らしいのは主人公の内面描写だ。彼の感じる世界のとらえ方は犯罪者としての萌芽を内包している分、違和感として読者に伝わるのだが、それがまったくの異質ではなく同調できる隙間を残しているところがいい。だから反発しながらも惹かれていくというなんともじれったい共生関係に陥ってしまうのである。ゆえに、この人物が本編でいったいどういう活躍をするのか、それが気になって仕方がない。
魚舟・獣舟 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:魚舟・獣舟 (光文社文庫)より
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