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(リレー小説)
堕天使殺人事件
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堕天使殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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満足しています | ||||
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ミステリを読んでいて、犯人だけならともかく、トリックまで見破れたことは10回くらいしかありません。しかし、このリレー作品は、『誰にも相談せずに、他の作家が思うがまま書いた謎を、後半の人は解かなければならない』という、世にも恐ろしい規制があります。途中、密室殺人が起きて、「おいおい、こんな完璧な密室殺人、わかるわけがないよ」と思っていたら、アンカーの人が見事に解き明かし、ミステリを読んでいる幸せを感じました(それにしても、なんてすごい密室トリックだろう!)。後半の作家お二人の、『マジで推理』しながらの展開は、見事の一言!あまりにも面白くて、一晩で読み終えました。遊び心あふれる、ユニークな(でもまっとうな)傑作です! | ||||
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同じテーマで書かれたアンソロジーなどはよく見かけるけど、複数の作家がリレー形式で一つの長編を書くなんて、このようなものに初めてお目にかかりました。全体での打ち合わせは行わず、各執筆者は前回までの原稿をそのまま引き継いで書いています。だから、最初の方に書いたひとは、当然次の人がどんなふうに話を進めるのか知らないし、結論どうなるかわからない。しかも、執筆期間は2週間。その厳しい制約の中で、よくぞここまで面白い小説を仕上げてくれたものだと、一人拍手喝采したい気分です。11人の作家が打ち合わせもせずに書いたものでありながら、チグハグな印象は全くなく、次はどうなるの!?とどんどん先を読みたくなります。事件は、頭部・胴体・右手・左手・右足・左足の6つのパーツをつなぎ合わせ、ウエディングドレスを着せられた遺体が小樽で発見されるところから始まります。その後、9人もの男性が1度に殺されているバスが発見され。。。。チベット密教、密室殺人と謎のオンパレード。私は犯人の見当すらつけることが出来ませんでした。巻末に、それぞれの作家が、自分が書いたあとの話がどのようにすすむのか、という「予想」がおまけで付いています。だれもあたっていないのがまた面白い。 1冊で何度もおいしい気分になる、中身の濃い小説でした。 | ||||
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