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タイム・リープ あしたはきのう
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【この小説が収録されている参考書籍】
タイム・リープ あしたはきのうの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全114件 81~100 5/6ページ
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高畑さんの作品は、嫌みなく読める。それだけでも、秀逸です。それに、過去は改変可能か、と。仮説検証モデルを組み合わせ、「見事」と言うしかありません。 | ||||
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高校2年生の鹿島翔香は、タイム・リープ という、意識だけの時間移動を体験する。 翔香は、同級生の若松和彦とともに、自分の意識が 正常な時の流れから外れた謎を解明しようとするが……。 一週間という期間のなかで、ランダムに時間移動を繰り返す翔香に対し、 探偵役である和彦は、正常な時の流れのなかに居ながら、翔香の言動 を手がかりに、タイム・リープの謎を解明していきます。 その際和彦は、タイムパラドックスまで考慮に入れ、時間の再構成 を防ぐために、過去を変えないよう行動することを基本方針とします。 また、タイム・リープによって時間が跳び越えられるため、読者には、 しばしば「未来」に当たる出来事が、先に提示されることになります。 そのような、まず「結果」が提示され、次にその「原因」を探るという ミステリ的なプロットに、タイム・リープがもたらすサスペンスが絶妙 に絡まることで、見事な相乗効果を生んでいます。 あと、手紙の郵送という手段を用いることによって 生じる、タイムラグを利用した仕掛けも秀逸でした。 しかし、本作は、決してギミックや趣向だけに淫した、ジャンル小説ではありません。 SF的設定もミステリ的謎解きも、少女の成長という主題と有機的 に連関していたからこそ、多くの人の支持を得たのだと思います。 | ||||
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まず言いたいのは、この小説を読む前にレビューを読まないで欲しい。 確かに面白い小説なのですが、レビューを読んで余計な前知識と過度な期待をしてしまった私には、皆さんの仰られている程のどきどきやわくわくを感じることはできませんでした。 特にネタバレのレビューがあったという訳ではありませんが、ひとつひとつのレビューの内容を組み合わせていくと、どうしても展開は推察できてしまいます。 細かいところまで良く描かれたお話だとは思いますが、それ程秀逸な展開でもないなあというのが正直な感想でした。 普通に「あー面白かった(本棚の奥にしまいこむ)」そんなレベル。 でも、何も知らずに読んでいたらまた違っていたのかな、とも思います。 ですから、これから読まれる方には是非感想の類を一切読まずに小説を読んで頂きたいです。 読んで後悔するような本ではない、ということだけ保障しますから、どうぞまず読んでみて下さい。 | ||||
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タイムトラベラー物が好きなので、レビューでも評価のよいこちらの作品を読んでみました。 普通はある時代の人間が別の時間軸に飛ばされるというものが多いのですが、このお話は 高校生の少女が一週間の間を行ったり来たりするお話という点が新鮮でした。 短い時間を行ったり来たりするだけに、時間的整合性が問われ、論理矛盾が起きては おかしいので、書く時に作者は頭を使ったんだろうなと思います。見事です。 ただ、どうして和彦君に頼ればいいという事が主人公に分かり得るのか、そこが私のつたない 頭では理論構成できませんでした(笑)。 でも、面白いです。学生時代初めて「時をかける少女」を読んだ時の心情を懐かしめました。 「あとがきがわりに」で、「ほー、そう来るか」というエピソードがあるのも一興! | ||||
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時間が空いたので面白そうな本をまとめ買いして 読んだが、この小説はとても楽しく、ひといきに 読めました。爽やかな青春といった感じで良かった。 | ||||
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このライトノベルはすごい。よくあるタイムスリップモノでは、主人公が過去に戻ってというパターンが多いが、この作品は切り離された時の断片が少しずつパズルのように繋がっていく面白さがある。この作者の構成の妙と斬新なアイデアに拍手を送りたい。上下巻ながらスラスラ読めるので長さは全く感じない。ライトノベルだからと敬遠している方にも、そしてミステリー好きのご年配の方にも手にとっていただきたい良作。 | ||||
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2006年版アニメ「時をかける少女」に感動した私。同じ題材を扱った小説が存在することを知り、表紙のイラストに気恥ずかしさを覚えながら、読むことにしました。ここでの評価も良かったし。 アニメ「時かけ」は、何度も見てると決して神経質な方ではない自分にも、矛盾が見えてくる。しかし時を越えても消えないどころか、ますます強まる想い、が主題だから構わないと思う。 一方、こちらは一度読み終わると、かなりの方が、すぐ上巻の頭を読み返したくなると思います。実際、私も二度読みました。 高校生の日常の中で起こることなので、手の届く範囲でちんまりとまとまった話ではあるのです。それに大人が読むとやや照れ臭い初々しい恋愛話が少し。 しかし、ものすごくよく出来た話なのです。作中にも「ラベンダーのやつ」「車のやつ」と出てくるように、恐らくこの作者は、原田知世版時かけやバック・トゥ・ザ・フューチャーが好きで、そのタイムパラドックスを解決した話を書きたいとずっと思っていたのではないか、と思いました。それだけに、その整合性については本当によく考えられて書かれているので、特にアニメに興味のない読書好きな大人が手にとるにはやや躊躇するかも知れない表紙ですが、一読、いや二読の価値ありです。 タイムリープのきっかけになる出来事が、このストーリー全体のトーンからやや浮いてるのが気になるので、ー1。 | ||||
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最初にこの本を読んだのは小学生の頃。 それから十年近くたった今も、時々本棚から引っ張り出して読んでいます。 ぐっ、と引き込まれるファーストシーン。 そして全てが繋がるラストシーン。 読み終えるまでの緊張と、 胸がきゅんとするこの読後感は、他では味わえないもの。 シンプルな語り口であるのに、ユーモアが滲み出ている文体はとても読みやすく、 主人公翔香の台詞回しも可愛らしい。 ボロボロになっても、また買いなおして何度も読み直したいと思える作品です。 | ||||
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タイムスリップ小説は世の中に多いですが、この本はその中でも群を抜いておもしろいと断言できます! 主人公、高校2年生の鹿島翔香は、突然時を跳んだり遡ったりする能力に目覚めてしまいます。 過去の自分からの「手紙」に従って、秀才クラスメイトの若松和彦に相談するけれど、はじめは信じてもらえず協力を拒まれてしまいます。 翔香が自分のタイムスリップを実証できたことから若松もこの現象の解決に手を貸すことになるのですが、原因を究明するうちに恐ろしい事実が2人にのしかかり・・・。 何がおもしろいかというと、まずストーリー。 たくさんの方のレビューにあるように、本当によく練られていて、整合性があり、最終的に「ああ、そうだったのか」とすべてが残すことなくきれいに収束します。 そのうえ、とてもわかりやすい。 そして何より私が好きなのが、キャラクターのやりとりです。 主人公の翔香ちゃんは純粋無垢な女子高生で、とてもかわいらしいキャラです。 若松くんは、頭脳明晰、責任感もあり本当にかっこいいです! 冷たい面もあるけれど、翔香ちゃんと過ごすうちに彼女にだけ徐々に優しさを表現するようになっていきます。 体を張って彼女を守る姿は感動的! 初めて読んだときに中学生だったこともあり、数年間彼は私の憧れの人でした(笑) そして若松くんの親友、関くん。 大人すぎる。 2人の会話を読んでいると、「あんたたち本当に高校生か?」と思ってしまう。 だからこそ、大人になって読んでもおもしろいと感じられるのかもしれませんが。 10年以上前に読みましたが、今でも文句なしに「おもしろい!」と思えてしまう本です。 この本を読んでおもしろいといわなかった人は一人も知りません。読まないと損です! | ||||
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タイムトラベルというSF的要素とライトノベルのポップさの オイシイ所が詰まった作品。 SFとライトノベルのいずれかに興味がある方は是非。 | ||||
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面白いです。 読んでいるうちに訳のわからない始まりを忘れ、最後の最後であっこれ だったのかと思い出し、とてもすっきりした気分で読み終われます。 物凄く計算し尽くされた話なのだろうけれど小難しさは一切無いので 誰にでも読み易い小説だと思います。 | ||||
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かなり前に出た本ですが、読み直してみると、相変わらず面白いです。タイムスリップ(この本で言うところの、“タイム・リープ”)を題材とした、ミステリー&サスペンス的要素が入った青春ノベルです。構成がよくできていて、パズルのピースが一片一片はまっていくように真実が明かされていきます。 ある程度の長さはあるのですが、テンポがよく、真相はどうなんだろう?と気になるので、一気に読めてしまいます。主人公の女子高生・鹿島翔香とヒーロー役で翔香の秀才なクラスメート“若松くん”も魅力あるキャラクターに描かれていると思います。 このハードカバー版は絶版になってしまったようで残念ですが、文庫版(上下巻)が出ています。文庫版のほうでは二人の(ちょっと中途半端な)未来のエピソードが追加されています。 | ||||
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あたたかく、やわらかい感触。それを唇に感じ、翔香は目を開いた。 タイムスリップを題材とした青春ライトノベル。 とにかく「すごい」の一言。読み始めから終わりまで本を置くことができませんでした。タイムスリップものはそれこそ多くの映画、SF小説やゲームで体験してきましたが、本書はこれらを超える面白さです。 「タイムパラドックス」など、タイムスリップものの基本原則を押さえつつ、ポップな恋愛的要素もとりまぜながら、非常に読みやすく構成されています。論理の組立も見事ですが、お話のつなげ方が非常にうまい。読んでいる僕たちも主人公の翔香とともに、驚き、悩み、はっとし、どきどきすることができます。恋愛を織り交ぜたのも効果的。若松くんの態度の変化から時間の流れを意識できますし、お話の流れも「愛あればこそ」で自然に感じられました。 そして特にラストが秀逸。あなたも確実にタイムリープし、本書を最初から読み直している自分を発見することでしょう。2回目はニヤニヤしながら「なるほどねぇ」と楽しめますよ。 この手の作品では東野圭吾さんの「トキオ」や映画「バタフライエフェクト」と並び大お勧めです。一人でも多くの方に読んでいただきたい名作です。 | ||||
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学生時代、夢中になって読んでいたのを思い出し、再び購入しました。 今読み直してみても、素晴らしく面白い作品でした。 最初は分からなかった一つ一つの出来事が、段々と解明されていく過程は 気持ち良い事この上ないです。 読み終えたとき、1つの世界を味わい尽くせたと言う満足感で一杯になりました。 時代の流れに左右されない、傑作だと思います。 | ||||
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新刊平積みだったこの本を手に取ったのは、 装丁とタイトルが妙に目を惹いたからでした。(ちなみにハードカバーで購入)どちらかというと『積読』派の私は購入後、実に1年この本のページをめくりませんでした。 ある時、腹痛でトイレにこもる為(キタなくてスミマセン) 持ち込んだのが偶然この本でした。 そしてトイレからでたのは、読み終えてからでした。 あまりの面白さに、それこそ移動する時間を惜しんだのです(笑)。そして出てから、もう一度ゆっくりと、 時間のパズルを納得しつつ読みました。 同じ本を1日に2度も、それも最初から最後まで読んだことは、 今に至るまで、この本だけです。ネタばらしはミステリーにとって最悪な所行ですから触れませんが、 『時間のパズル』とりわけ、プロローグ、エピローグはとても好きなシーンです。映画化の際に文庫化しましたが、 これにはハードカバーには無かった挿し絵、そして未来のヒトコマが足されていました。 もちろん、買い直しましたよ! 私はこの未来話でさらに『若松くん』にメロメロにされました。 結婚したいとは思いませんけどね(笑)。とにかく読みやすい本なので、活字が苦手な方にもオススメですよ。 | ||||
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「今まで読んできた小説の中で、最も感動した作品は?」「今まで読んできた小説の中で、最も笑った小説は?」その二つの質問に対して、僕はすぐに答えることは出来ないと思う。しかし、「今まで読んできた小説の中で、最もワクワクした小説は?」と尋ねられたら、僕は間違いなく速攻でこの作品の名前を口にする。それほどまでに、すごい衝撃を受けた作品です。ぜひ、御一読のほどをば! | ||||
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余りにも余りにも良い出来だったので、読み終えた後に「ああ! もう一度この作品について一切知識の無い状態で読み直したい! そしてこの感動をもう一度!」と強く願った。 本当に、今まで読んできた本の中で一番『ワクワクした』 作品。なお、巻末に収録されている《あとがきがわりに》は、高畑京一郎先生のデビュー作である《クリス・クロス》を読んでいないとちんぷんかんぷん(死語か?)だと思う。 こちらも名作なので、この作品に触れて、あるいはこのレビューを読んで少しでも興味の沸いた方は、ぜひ。ぜひ。 | ||||
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体が移動しない「タイム・リープ」というのが面白かったです。主人公・サブキャラ両方の視点で読むと格別です。 リープの原因がよくある出来事なので唯一その点を残念に思いました。 | ||||
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SF的な素材「精神のみのタイムリープ」という設定の小説は僕が知っている中では小林泰三の『酔歩する男』(『玩具修理者』(角川ホラー文庫収録)があるが、『タイム・リープ』はその恐ろしい素材を明るく描いていて好感が持てた。 | ||||
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高校2年生の平凡な少女、鹿島翔香。ある日、学校に着いた彼女は、昨日の記憶を丸ごと失っている事に気づく。帰宅後開いてみた彼女の日記には、確かに自分の筆跡で書かれた全く見覚えの無い文章があった。「あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい…。」校内でもトップクラスの秀才の若松和彦は、半信半疑ながらも翔香に何が起こっているのか調べ始める。その結果導き出された事実は、翔香を震撼させた。 高畑京一郎氏が組み上げる時間のパズル。この作品ほど夢中になって読み進んだ本は無いかも知れません。終わりが近づくにしたがって、何か勿体無い気持ちになったのは、この作品が始めてでした。それしても彼の構成力には舌を巻きます。 | ||||
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