忘却のレーテ



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初公開日(参考)2014年07月
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長編小説

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忘却のレーテ (新潮文庫nex)

2015年04月30日 忘却のレーテ (新潮文庫nex)

両親を事故で亡くした女子大生・笹木唯は高額の報酬と引き換えに記憶消去薬「レーテ」の新薬実験に参加する。完全に閉鎖された施設で、天才科学者の監視のもと過ごす7日間。毎日記憶をリセットされる唯と5人の被験者たちだが、ある日目覚めると流血死体を発見して―。どうしてこの手は血塗れなの…まさか私が、殺したの?驚愕のエンディングに戦慄必至の記憶喪失ミステリ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

忘却のレーテの総合評価:6.60/10点レビュー 5件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

忘却のレーテの感想

記憶ネタのホラーミステリ。
記憶を消すことができる新薬『レーテ』。その臨床試験の為に集められた被験者達が閉ざされた施設で7日間過ごす話。
各章は1日の出来事が描かれる。被験者は毎日記憶がリセットされる為、各章の初めは、同じような目覚め、同じような会話が繰り返される。が、そこで事件は起きる。そしてそれを眺める読者は前後日の不整合に違和感を感じていく……。
これは著者の持ち味が出ている作品で楽しめました。
デビュー作の『バイロケーション』のホラー&SFミステリから始まり『リライト』以降は繰り返しもの作品が世に出てきたわけですが『リライト』以降のシリーズ作品は分り辛く好みからどんどん逸れて行った為、著者作品を敬遠していました。
本作は単体作品なので久しぶりに手に取った次第。
読んでいて何が起きているのかわからない。記憶喪失者の毎日を眺めている読者。読者は全貌が見えている立場なのに前後の食い違いを感じ取り、読者自身も記憶が曖昧になる。なんだこれ?という良い意味で嫌な感覚が巧い。同じ事を繰り返している筈なのに何かがおかしい。『リライト』で味わった奇妙な感覚が、記憶喪失ネタの本作でも味わえます。
この奇妙な味わいを作風とみるか、文章力とみてしまうかで好みが分れる次第ですが、本作はなかなか楽しめました。
大仕掛けがあるわけではない。読み終わってしまえば理解しやすい単純な話。でも読書中はさっぱり意味不明で混乱。記憶ネタのホラーミステリとして面白い作品でした。

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No.4:
(3pt)

アイデア先行型の作品

巨大製薬会社のオリンポスが、新薬を開発した。開発者は同社に所属する天才女性科学者、小野寺エリスである。この新薬の臨床実験のために集められた数人の男女。しかしこの新薬にはとんでもない秘密があったのである。小野寺エリスはなぜこのような薬を開発したのか。そして臨床実験の合間に次々と起こる殺人事件の意味とは?アイデアは非常に面白い。詳しくは書けないがこの薬はある意味社会の根幹を脅かすものである。忘れてしまいたいことの多い私には欲しい気もするが(笑)。鋭い読者ならおそらく最初の1ページでトリックに気づくのだろうが、幸い鈍い筆者は後半まで分からなかった。ああそういうことね、という感じである。アイデアは面白いけどそれだけで書ききっている感じがして、もう少し物語的な面白さがあったら良かったというのが正直な感想である。
忘却のレーテ (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:忘却のレーテ (新潮文庫nex)より
4101800332
No.3:
(3pt)

途中でわかると思います。

大体の人がこの本のトリックに途中で気づくと思います。 特にミステリー好きの方なら尚更です、 ホラー出身者が書いたミステリーって感じでホラーだったら☆3、ミステリーなら☆2って感じですかね。 ただ新しい事に挑戦している事は間違いないのでその辺で☆3という所にしました… この仕掛けを最後までばれないように描けたら傑作間違い無しなんですけどねー やはり先が見えてしまう物語にはあまり好印象をもてないと感じました
忘却のレーテ (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:忘却のレーテ (新潮文庫nex)より
4101800332
No.2:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

あれ? 面白いけど??

『二度読み必至』みたいな、公式か、手書きポップか、そんなレビューを発売当時に何処かで目にしていました。 ウソですね。 ミステリー好きではないのですが、かなり序盤で時系列に気づきます。 中盤で犯人がわかります。 その後、黒幕と繋がりがあると思っていた人物が本当に黒幕側だったとわかります。 だけどつまらないかといえばそうではありません。 個人的にはかなり好みの作風で、全部が読めている状態でも読み進めたいという欲求の方が強い。 普通に面白い良作です。 ただこの作者さん、他のもそうだけど手抜きした文章がわかり易すぎる。
忘却のレーテ (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:忘却のレーテ (新潮文庫nex)より
4101800332
No.1:
(3pt)

読み始めはとても楽しかったが…

まずこの小説、最初の章がエピローグとなっていました。どういうことなんだろう、とワクワクして読み進めて行きましたが序盤で展開が読めてしまい最後まで読み始めのテンションでは読めませんでした…
忘却のレーテ (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:忘却のレーテ (新潮文庫nex)より
4101800332



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