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図書館の神様
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図書館の神様の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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このところ、あれこれ読んでいる瀬尾まいこさんの小説ですが、これはいまいちぴんと来ませんでした。 主人公・清(きよ)の不倫のシーンがよく分からなかったのと、中篇と言ってもいい分量なので、登場人物の例えば垣内(かきうち)君は魅力的だなあ、もっと彼のこと知りたいなあと思ってたら、話が終わってしまって残念、みたいなところがありました。 でも、たった一人の文芸部員である垣内君の台詞には、「お! いいこと言うじゃん」てのが、いくつもありました。なかでも、文庫本の 187頁、《文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。》に始まる五行分の台詞は、とても良かった。読書好きの一人、本の旅人の一人として、ぐっと来るものがありました。 しかし、この小説のタイトルは謎だわ。高校の図書室は舞台として何度も出てくるけど、〈図書館〉て、話の中に出てきたかな。記憶にないんだけど。図書室ではなく、なぜ図書館とタイトルにあるのか。さっきから考えてるんだけど、やっぱ、分からんわ。 | ||||
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文章はライトな感じで読みやすかったです。1日で読めちゃいます。生徒とのやりとりで、素敵なフレーズもあり良かったんですが、恋人との描写が何か苦手でした。性的にどうとかではなく、言葉の使い方なのか、私は好きになれなかった。生徒とのやりとりも、先生が若いから仕方ないのかもしれないけど、軽すぎな感じがしました。 本編より、短編が良かったです。 | ||||
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淡々と話が進んでいく中で気が付くと主人公の態度や感情が変わっていた。最後の短編もそんな感じでした。ちょっと物足りなさを感じましたが・・・おもしろかったです。 | ||||
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特に大きな事件もなく、さらっと物語が終わってしまって、あれ?という感じだった。 それでもさわやかなストーリーはあっという間に読み終え、読後感も良かった。 この方の本は全編に優しい空気が流れているようで好きだ。 | ||||
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瀬尾さんの本は「幸福な食卓」を先に読んでいたので、それに比べると随分あっさりした内容だなという感想です。 面白くないわけではないですが、読み終わった後で本について考える事も心に残る事もなく。 物語自体は読みやすいです。・ | ||||
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瀬尾まいこさんの着眼点にはいつも驚かされる。 無自覚のうちに抱え込んでいた問題点を言語化してくれる感じ。 今回も、その切り口に驚かされたがそれが十分には消化されなかった感じ。 文芸部という題材はやはり、コア過ぎたのではないだろうか(別にコアに描いているわけじゃ全然ないけど。図書館や文芸部への視点としてはとても共感するけれど)。 人と人のほどよい距離感についての記述がどこかにあったと思うのだけけれど、それに関してはまた、ドキッとさせられました。すばらしい。 | ||||
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一言でいえば読みやすくておもしろい。 ただし、中高生が読む青春小説かな? 30代以上の方はちょっと物足りないかもしれない。 また、文章表現は非常に美しいが、少々語彙が少ない作者なのか。 同じ言葉を何度も使っている点に違和感を覚えた。 | ||||
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あることが原因で、 主人公は自分にっとってかけがえのないものを失ってしまう。 目指すものを失って、何を見ていいのか判らない。 そんな彼女が、出会う人々が、 距離感がすごく心地よくて あたたかだった。 それが印象的だった。 互いの関わりは決して深くはない。 でも、馴れ合いなんてしなくても 距離をもちながらも 互いに信頼して思いあってって関係が素敵にみえた。 大事なのは、ずっと気にかけていること。 本来の姿を導いてあげるってこと。 これってすごく難しくてなかなか出来ないことだよね。 なんか、親の心みたいな。 もしかしてそれは、ちょっとそれは神様の視線に似てるのかもしれない。 | ||||
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清く正しく生きていたバレー部のキャプテン清は、部員の山本が自殺しその責任が自分にあるかもしれないという負い目を抱えて、大学は地方都市へ。卒業後は高校の講師として、海の見える町で暮らしている。 文芸部顧問として放課後は図書室でたった一人の部員垣内くんと過ごす。週に何度か不倫相手の浅見さんと過ごす。別れることになっても修羅場はない。弟の拓実も優しい気遣いで姉の元を訪れる。教師採用試験にも合格。教師として実家のある町に帰ることになると、山本の母から、清が毎月欠かさず墓参りに行っていたことへの労りのような手紙がとどく。どの登場人物も物わかりがいいというか、傷つけ合わず適度な距離をもって物語は淡々と語られていく。 清はほんとうにまじめに生きているのだとは強く思ったけれど。 物語の中だけでもこんな風に人生動いていって欲しいってことなんだろうか。図書館の神様ってどういう意味か、考え込んでしまった。 | ||||
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爽やかで軽やかなタッチで描かれた小説。始めはなんとなく読んでいただけだったが,瀬尾さんのやわらかな文章にいつの間にか引き込まれていた。 主人公の女性の心情の変化の描き方も素晴らしい。そして忘れてはならないのは魅力的な登場人物たちの存在。ユニークで、でもきっとどこかにいそうな登場人物たち。瀬尾さんならではの繊細な描写にいっそう引き込まれた。 特に印象に残ったのは、文芸部の垣内くんの存在。少し風変わりなこの学生が主人公の成長の鍵ともなるが、彼自身も彼女の存在によって変化を見せている。二人の間の関係は心地よい。そこにあるのはベタな恋愛感情とも友情とも違う。深い情が爽やかで美しかった。垣内くんのつむぐ言葉は何とも味があって良かった。 1度呼んだときよりも2度目の方が、2度目よりも3度目の方が。読むたびに新鮮ですがすがしい気持ちになれる、短編映画のような作品である。 | ||||
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どんな人にも、心の中には悩みがあるし、傷もある。それを癒やしてくれるのは、時の流れと、人の思いやり。清の心を癒やしてくれたのは、図書室でいつも一緒だった垣内君。それに弟の拓実と不倫相手の浅見さん。 特別なことをしたわけではない。何気ない日常の思いやりが、心を癒やしていくのだ。その過程がとてもよく描かれていた。 本の整理を終えた後の清と垣内君のハイタッチ、そして山本さんのお母さんからの手紙のところではじんときた。清はきっと、人の心の痛みが分かる、思いやりのある先生になるだろう。 | ||||
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淡々と続く軽くて一気に読める(読んでしまった)題名がなんで『図書館の神様』なのかさっぱりわからない (図書館も神様も出てこないので。ファンの方すいません)主人公の雰囲気や垣内くんとのやりとりにふふふと笑えるこういうのがTVドラマになりやすいのかな、と思う。自分的には可もなく不可もなくなので★三つです。 | ||||
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