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(短編集)
怪談
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怪談の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ちょっと寒気がする小説。 でも読みたくなります。パート2を待ちます。 | ||||
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2011年に光文社から出た単行本の文庫化。 小泉八雲『怪談』を下敷きにした6篇を収める短編集だ。といっても、すべて現代に置き換えられており、またパロディの具合もまちまち。そっくりなものから、モチーフ程度の作まで。その距離感が驚きや意外性を引き起こし、読んでいて心地よい。 また、どれにもきちんと推理小説のテイストが入っていて、ミステリ・ファンにとっても楽しめる一冊となっている。 | ||||
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このお話は、小泉八雲ことラフカデイオハーンの『怪談』をもとに柳広司先生が描く摩訶不思議な世界。これがまた読みやすくミステリー仕立てで素晴らしい。やっぱり好きだなあ、柳広司。もっとおどろおどろしているものを想像していたのですが、これは面白い!最高! | ||||
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ラフカディオ・ハーンの『怪談』をベースに、柳広司が「再創造」した短編集である。タイトルもハーンと同じ『怪談』。しかし、ハーンの『怪談』はあくまでも神秘のベールを被ったままのストーリーであるのに対し、柳の『怪談』は合理的な辻褄が合わされる。これには京極夏彦の「妖怪シリーズ」における名文句、「この世には、不思議な事など何一つないのだよ」を彷彿とさせられた。また、明治期の『怪談』を現代の『怪談』に移し替えた手腕にもうならされる。オリジナルのモチーフ、登場人物等を巧みに用いながらも、独自の世界を構築して秀逸である。それゆえに、著者自身が述べるように、オリジナルに関する知識があれば、より一層作品を楽しめる仕掛けとなっている。しかしながら、鋤谷が最も感心させられたものは、一見合理的な辻褄が合わされたと見える結末を迎えながらも、「やはり不思議なことは起こるのだ」と思わせるエンディングである。読み終えたとき、少し背筋が寒い思いをしたのは、恐らく鋤谷だけではないことだろう。 | ||||
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