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(短編集)

怪談



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怪談

怪談の評価: 3.18/5点 レビュー 11件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(4pt)

怖いもの見たさでしょうか

ちょっと寒気がする小説。
でも読みたくなります。パート2を待ちます。
怪談Amazon書評・レビュー:怪談より
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No.10:
(3pt)

小泉八雲の『怪談』のオマージュで、舞台を現代に置き換えたミステリ仕立ての短編集

小泉八雲の『怪談』のオマージュで、舞台を現代に置き換えたミステリ仕立ての短編集。

夢オチか?・・・そして・・・など、謎解きよりも奇妙な味の方が近いだろうか。この手の作品は、往々にして、スラスラ読めて、スカッと忘れしまう。そもそも、本家本元の『怪談』を、しっかりと読んだことがないのだった。

雪おんな、ろくろ首、むじな、食人鬼、鏡と鐘、と続き、本短編集のラストを飾るのは、ご存知「耳なし芳一」。ストーリーが本家本元の「怪談」をなぞっており、なおかつオチが効いている。本作品がマイ・ベスト。
怪談Amazon書評・レビュー:怪談より
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No.9:
(1pt)

つらい

古典へのオマージュが多い柳の作品だが、これはハーンの『怪談』の名を借りた、凡作とこじつけが目立つトホホな作品にほかならない。才能ある作家だけに、本書が柳の意図によるものが、それとも無無能な編集者にそそのかされた結果なのかはわからない。ただ、プロットの稚拙と描写の稚拙さが目立ち、読んでいて(とくに第三編「むじな」など)つくづくこの書き手はぶれの多い作家だと思った。ただ、これは作家本人の責任というより、この原稿の印字を許して1冊にした編集者の見識が責められるべき問題なのだろう。
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No.8:
(3pt)

空気感が良い!

短いのであっという間の読了ですが、読後に残る空気感が好みです。
ハーンの怪談を元にしつつ現代劇にアレンジしてるのは、上手くいってると思いますけどね。元ネタがあるんだから、オチが読めるとか怖くないとかは言い出したら成り立たないし、単純に読めばいいんだと思います。
星は3ですが、3.5くらいの気持ちで。
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No.7:
(2pt)

凡作

ミステリーとしてもホラーとしても、非常に物足りない中途半端な出来です。

ジョーカーゲームと同じ作者が書いたとは思えない。
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No.6:
(4pt)

現代社会の怪談

2011年に光文社から出た単行本の文庫化。
 小泉八雲『怪談』を下敷きにした6篇を収める短編集だ。といっても、すべて現代に置き換えられており、またパロディの具合もまちまち。そっくりなものから、モチーフ程度の作まで。その距離感が驚きや意外性を引き起こし、読んでいて心地よい。
 また、どれにもきちんと推理小説のテイストが入っていて、ミステリ・ファンにとっても楽しめる一冊となっている。
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No.5:
(3pt)

おもしろい。

怖くはないんです。ただ面白い。
怖さがないと言うのは、どの話についてもオチが読めてしまうから。
面白いと感じたのは、オチが分かっても不快さを感じないほどの文章力・構成力があるから。
柳広司は初読でしたので、他の作品も読んでみたい。
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No.4:
(3pt)

素材と作家の個性のミスマッチ

小泉八雲の名作「怪談」の設定を現代に変更し、換骨奪胎した作品。著者は「坊っちゃん」「山月記」といった古典の翻案を手がけているためか、最初に感じる印象は実にうまい。設定にぎこちなさがなく、すらすら読める。読むスピードの速い人であれば、1冊読み切るのに1時間かからないのではないだろうか。

ただ、小泉八雲の「怪談」が怖さと人間のペーソスを両立させているが、本作にはその双方が欠けていると言わざるを得ない。柳広司作品の面白さは、短篇長編を問わず、その合理的な筋立てと、意外ではあるが論理的な結末にある。だから、柳広司作品はおしなべて端正でありそれが魅力なのだが、それは怪談の持つ不条理さとは水と油のような印象を受けた。他のレビュアーが指摘するように、作品に合理性を持たせようと謎解きをするが故に、怪談本来のおもしろみが失われているのである。

加えて、柳広司のミステリは登場人物のペーソスにはあまり重きを置かず(重きを置きすぎるとTVの2時間ドラマのようになってしまう)、知力を尽くしたゲーム的な要素が強い。その乾いた部分が湿り気の多い日本のミステリの中では大いに魅力的なのだが、その日本的な湿り気の極めて強い怪談を書くとなると、その柳広司の個性がマイナスに働いてしまっている。

わたしは、柳広司のミステリだけではなく、古典を翻案した作品のファンでもある。本作は、作家の個性に合わない分野に手を出してしまったと思わざるを得ないが、次回作を大いに期待している。
怪談Amazon書評・レビュー:怪談より
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No.3:
(2pt)

「怪談」を甦らせるというが、、、。恐怖がありません!

小泉八雲の「怪談」を柳広司氏が、現代に甦らせるという作品であるが、
八雲の摩訶不思議な怪を生む所までには、至らない。
「食人鬼」は、一番、展開も予想でき、内容的にも、頂けない。
「鏡と鐘」は、ラストの落ちがない方が、不気味さと摩訶不思議さを余韻と
して残せたと思う。
「耳なし芳一」は、ある意味そのままの焼き回し感が強い。
短編が得意な作家であるが、怪奇小説は、お得意ではないように思える。
怪談Amazon書評・レビュー:怪談より
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No.2:
(5pt)

もう大好き!柳広司!!!!!

このお話は、小泉八雲ことラフカデイオハーンの『怪談』をもとに柳広司先生が描く摩訶不思議な世界。これがまた読みやすくミステリー仕立てで素晴らしい。やっぱり好きだなあ、柳広司。もっとおどろおどろしているものを想像していたのですが、これは面白い!最高!
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No.1:
(5pt)

う〜ん、そう来たか

ラフカディオ・ハーンの『怪談』をベースに、柳広司が「再創造」した短編集である。タイトルもハーンと同じ『怪談』。しかし、ハーンの『怪談』はあくまでも神秘のベールを被ったままのストーリーであるのに対し、柳の『怪談』は合理的な辻褄が合わされる。これには京極夏彦の「妖怪シリーズ」における名文句、「この世には、不思議な事など何一つないのだよ」を彷彿とさせられた。また、明治期の『怪談』を現代の『怪談』に移し替えた手腕にもうならされる。オリジナルのモチーフ、登場人物等を巧みに用いながらも、独自の世界を構築して秀逸である。それゆえに、著者自身が述べるように、オリジナルに関する知識があれば、より一層作品を楽しめる仕掛けとなっている。しかしながら、鋤谷が最も感心させられたものは、一見合理的な辻褄が合わされたと見える結末を迎えながらも、「やはり不思議なことは起こるのだ」と思わせるエンディングである。読み終えたとき、少し背筋が寒い思いをしたのは、恐らく鋤谷だけではないことだろう。
怪談Amazon書評・レビュー:怪談より
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