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警官の条件
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警官の条件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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文句なしに面白い。「警官の血」を書いているときからこの構想はあったのだろうか。 加賀谷も安城もタイプは違うが魅力的だし、警察官たちの捜査に対する真摯なtaidonimo好感がもてる。 | ||||
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佐々木譲さんのファンです。 多数の作品を楽しみました。 佐々木氏の丁寧さが特に好きです。 この作品も例外ではなかったです。 丁寧に丁寧に警官たちの姿を追う。 特に、加賀谷警部のキャラと行動がとても感動的でした。 じっくり、楽しませて頂きました。 逆に、佐々木氏の作品に慣れていない方が読むと、 遅い、長い、などの否定的な感想をもつ可能性が高いとも思いました。 その意味でも、私は、満点にしました。 | ||||
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前作が良かったので読んでみた。前作で強烈なキャラだった加賀谷が出てきたのは良かったが、ちょっと深みが足りないかな。まあでも面白かった。 | ||||
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傑作『警官の血』の後日談と知って、期待と不安が入りまじり、 なかなか手が出ませんでしたが、やっと読みました。結果は大満足。 三代の警官を描いた前作の最後に出てきた、三代目の安城和也。 彼と公私にわたる対決があった上司、加賀谷仁。 先輩と後輩二人の、その後十年目の、ある帰結まで。 『血』は半世紀にわたる時代と社会と個人をタテ軸で見事に捉えていた。 本作は十年の時間の経過も描かれるが、基本は現在進行形の事件が ヨコ軸として存分に書き込まれている。共時的に扱われる事件や人物の 多彩さ、警察小説らしいテンポの良さで、ページを繰る手を休ませない。 『血』における加賀谷は、部下である和也が恐れ、称え、慕い、 やがて恨む対象として、そのギラギラとした個性が強調されていた。 本作での加賀谷は、前作でのアクの強さを維持しつつ、物語としては 和也が、かつて加賀谷を「親爺さん」と呼んだことの意味が、問われる。 つまり、実父(『血』の二代目警官、民雄)を幼くして亡くした和也に とっての「疑似的な父性」との対峙が隠れた主題。これが、事件の 成り行きと相まって最後まで緊張を持続させており、うなるほかない。 我々は「事件」の成り行きを追う快楽と、この疑似的な「父子」の 運命の行く末を見守る義務とを、一対のものをして強いられる。 そして、“警官の条件”とはすなわち“父たるものの条件”あるいは “男たる生き方の条件”でもあることに、鮮烈に思いいたる。 結末に、反発や不満を覚える読者もいるかもしれない。 が、『血』の愛読者なら決して忘れられない、小道具としての 警笛(ホイッスル)の使い方は絶品で、深い余韻を残します。 | ||||
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警官の血・上下を読んだ後、必ず読むべき書、中に秘められた人間模様と共に、続編が期待される。 | ||||
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本書の位置づけは『警官の血』の続編ですが、内容は大河ドラマのような前作とは違い、警察の捜査ものでした。 『警官の血』ほどの重厚感はありませんが、警察機構の問題点、加賀谷の復職、クライマックスと他の小説家の警察小説に比べても、頭一つ抜けている感じがします。惜しむらくは、あれだけ豊富なキャラクター、ストーリーなのに、展開が速いのは残念でした。 ただ個人的には今後もこの続編が生まれることを期待しています。 | ||||
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佐々木さんの小説は「笑う警官」で好きになって、「笑う警官」シリーズなど、たくさん読ませていただきました。 「警官の血」も読んで、今回、その登場人物の安城和也の後日談。 序盤は長いし、淡々としているので、なかなか読み進まず…で、まあ2度目の読み返しはないなと思っていましたが、ネタバレですが、最終辺りの加賀谷は警官だった、警官として容疑者に近づいき、警官としての職務を全うしていた。そして、和也もその事を理解した辺りが、加賀谷が和也に対して抱いていた「気持ち」が判った辺りがとても切なかった… その辺りを何度となく読み返しています。 | ||||
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前作,「警官の血」の後日談です。主人公の安城と彼が告発した加賀谷のその後の話から始まります。さらに,ちょっとですが元の恋人も登場します。覚醒剤を扱う新しい勢力を警察が追求することが主題です。従来の捜査方法や情報源が通用しないために捜査が遅遅として進まず,捜査の効率を上げるために警察組織をいじくり,かえって縦割りの組織の弊害が出て非効率な捜査が続く様子が描かれ続けます。 大変長い作品ですが,「終戦からの警察組織の成り立ち,そして現在に至るまでの壮大な流れおよびそこで生きてきた親子三代の警察官を描いた警官の血」と比べるとスケールが小さく,感動もあまりありません。話も警察組織の内部事情と地道な捜査状況の描写が延々と続き,テンポも悪いので話の中に引き込まれません。しかし,これは戦争から再起したダイナミックな日本と制度疲労から道を模索している現在を象徴した作品ともとらえることができると思います。 | ||||
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