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戦慄



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戦慄の評価: 4.17/5点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

何故生きるのか

不幸であることだけが生存理由の美貌の少女サリー。それは何故。彼女の日記にその理由が綿々と綴られている。コーディー・マックファーデンの2作目。処女作に登場している主要人物の成長した姿がまたみられる。特にボニー。最後に見せる、凛々しさは必見。
戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732045
No.9:
(4pt)

前作 『傷痕』からさらにスケールアップした衝撃サスペンス

デビュー作『傷痕』に次ぐ、コーディ・マクファディンの<FBI捜査官スモーキー>シリーズの2作目。

一家3人惨殺現場にひとり生き残って立てこもった16才の少女サラ。彼女は自分の頭に銃をつきつけて、「スモーキーと話をさせてくれないと自殺する」と言う。休暇中のスモーキーは、さっそく現場へ向かう。そして前作でお馴染みとなった仲間たちと捜査を進めていくうちに、6才の時、実の両親を殺されるという過去から始まって、サラの世にも恐ろしい体験を知ることに・・・。彼女にまとわりつく、壮絶なる復讐の天使“ストレンジャー”とはいったい?!

前作をしのぐ悲惨な事件、凄惨な描写、特に作中日記の『サラの物語』の目を背けたくなるような事件の連続。この犯人、ヒドすぎる・・・。それにもかかわらず、軽快なテンポで読み進むことができて、少しずつ解決に近づいていく緊迫感はさすがである。

本書は、前作よりも通俗性が抜けて、前作同様、魅力的なキャラクター造形の妙が味わえて、スピーディでスリリングなストーリー展開を楽しめる。陰惨な犯罪を扱っていながらも読後感がそんなに暗くなく、爽快感すら感じるのは、そんな本書の特長と、残酷な現実を見据えながらも、「希望」と名付けてもいいものが物語を貫いているからだろう。

戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732045
No.8:
(4pt)

前作 『傷痕』からさらにスケールアップした衝撃サスペンス

デビュー作『傷痕』に次ぐ、コーディ・マクファディンの<FBI捜査官スモーキー>シリーズの2作目。

一家3人惨殺現場にひとり生き残って立てこもった16才の少女サラ。彼女は自分の頭に銃をつきつけて、「スモーキーと話をさせてくれないと自殺する」と言う。休暇中のスモーキーは、さっそく現場へ向かう。そして前作でお馴染みとなった仲間たちと捜査を進めていくうちに、6才の時、実の両親を殺されるという過去から始まって、サラの世にも恐ろしい体験を知ることに・・・。彼女にまとわりつく、壮絶なる復讐の天使“ストレンジャー”とはいったい?!

前作をしのぐ悲惨な事件、凄惨な描写、特に作中日記の『サラの物語』の目を背けたくなるような事件の連続。この犯人、ヒドすぎる・・・。それにもかかわらず、軽快なテンポで読み進むことができて、少しずつ解決に近づいていく緊迫感はさすがである。

本書は、前作よりも通俗性が抜けて、前作同様、魅力的なキャラクター造形の妙が味わえて、スピーディでスリリングなストーリー展開を楽しめる。陰惨な犯罪を扱っていながらも読後感がそんなに暗くなく、爽快感すら感じるのは、そんな本書の特長と、残酷な現実を見据えながらも、「希望」と名付けてもいいものが物語を貫いているからだろう。

戦慄〈下〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈下〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732053
No.7:
(4pt)

サラの物語は秀逸

書店員さんお勧めの帯に引き寄せられ、一気に読んでしまった。
まあ、よくもこんな残虐な手口思い浮かぶなと感心した。犯人がいくらタフだと言われても、
ここまで残虐な犯罪を犯すには相当な体力と知識と経済力が必要で現実にはありえない。サラの物語は写実的で、読んでて辛かったけど、よかった。
今までにない手法だったし、それがあったので読んでみた。
コーンウェルの初期の読後感に似ている。家中の戸締りを確認してしまう、みたいな。
所々、穴があってそれさえ気にしなければ楽しめる。犯人の見極めが簡単なのが、残念・・次作に期待したい。



戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732045
No.6:
(4pt)

スリリングなサスペンス

キャラクター造型が秀逸である。テンポ良く、手に汗握り読ませる話。
 ただし、エンディングはわざとらしく、納得行かない感、ありきたり感が残る。前作の「傷跡」も含めて両作品ともそうなので、話を収束させるのが下手な作家なのかもしれない。今後に期待である。
戦慄〈下〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈下〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732053
No.5:
(5pt)

絶望の果てにあるもの。

下巻はスト−リーが気になってか、あっという間に読んでしまった。ちょっと読む間を空けると、それまでの緊迫した状態が失せてしまう気がした。
上巻後半からサラの日記を交えてストーリーが進んでいく。日記を読む毎にサラの生きてきた道=破壊された人生が見えてくる。あまりに惨い。それでもサラの人生を終わらせない為にスモーキー達はストレンジャーの正体を突き止めようとする。やがて浮かび上がる過去の人身売買事件、被害者達の繋がり、元刑事、突然の襲撃、そしてスモーキーはストレンジャーの正体を暴く!絶望の果てに、それでも生きようとする者達の戦いがそこにはあった。
今回は人身売買という重い課題がある。毎年世界中で80〜90万人が拉致され人身売買されている現実がある。作者はこんな世の闇の部分があることを訴えているのだと思う。
戦慄〈下〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈下〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732053
No.4:
(4pt)

シリーズ第2弾。

「傷痕」を読んですぐに「戦慄」を購入しました。別の本を読んでいて、読み始めるのに日数がかかってしまったけど、読み出すと止まらない!前作も止まらなかったけど続きが気になってしかたがないのだ。
「傷痕」から約半年後。休暇をとったスモーキーは養女ボニーと素晴らしい土曜の始まりを感じていた。朝食を食べ、ショッピングを楽しみ、亡き夫と娘の遺品を整理する決心をする。そんな素晴らしい1日の終わりを告げる1本の電話。一家殺人事件現場で少女が頭に銃をつきつけてスモーキーを呼んでいた。現場に向かったスモーキーは少女からストレンジャーという存在を知らされ、少女の日記を渡される。スモーキーは仲間達と日記から少女の闇に触れ、ストレンジャーを追っていく。
前作に登場した捜査官達や殺人課刑事のバリー等、お馴染みのメンバーが登場するのは嬉しい。今回もプロファイリングで犯人像に迫るのだが、今回は少女サラの日記の物語が介入する為、上巻では捜査官達の活躍は少ない。小説を読みながら日記という小説を読んでいるような錯覚を感じさせるが、それも面白いと思う。ただ、個人的にスモーキーとジェームズのプロファイリングが好きなのだが下巻にならないと始まらないので、☆4つで。
戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732045
No.3:
(5pt)

スモーキーが帰ってきました

前作でボニーと暮らし始めたスモーキー。また新たな事件に巻き込まれます。相変わらずの凄惨な事件ですがスムーズに読め、被害者にも感情移入できます…ボクは(笑)
一作目からの続きですが、この作品だけでも十分楽しめますよ!!おすすめです。
戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732045
No.2:
(5pt)

シリーズ待望の第二作

なんといってもキャラクターがたまらなく魅力的。スモーキーをはじめとするおなじみのメンバーに加え、あらたに登場する面々も抗しがたい魅力にあふれている。スリリングなストーリー展開(段階的に挿入される「サラの物語」と現実とのバランスが絶妙)、読みだしたら止まらない。

 前作を凌ぐ残酷さである。陰惨な犯罪をテーマに、犯行の手口も残虐きわまりない。しかしそこに描かれているのは人間の心の残酷さであり、行為そのものを見せつけることが目的にはなっていない。残虐なシーンが悪趣味におわらず先を読ませるのは、それゆえだろう。
 人はどこまで邪悪になれるのか―読んでいて、つらくなる。つらくなるが、マクファディンは深い闇のその先に、妙なる光をみせてくれる。人はどこまでやさしくなれるのか。そのやさしさが、どれほど人を強くさせてくれるのか―心をゆさぶられる作品です。

戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732045
No.1:
(5pt)

円熟のマクファディン

前作の『傷痕』に続く、待望のシリーズ二作目。今回もみごとに期待に応えてくれた。16歳の美少女サラのまわりで次々と起こる凄惨な殺人事件に“スモーキーとその仲間たち”が立ち向かうわけだが、今回は一段と奥が深い。犯人は誰か? 動機は? 美少女サラの今後は? スモーキーはこれからどうする? などなどあの手この手で読者をぐいぐい引っ張る。メインストーリーのあいだに“サラの物語”をうまく挿入した構成も見事だ。耐え難い苦痛に苛まれつづけた人間がどんな道を辿っていくのか。テーマは重いが、なぜか読後感はさわやかで、戦争で焦土と化した大地に小さな芽が出ているのを見つけたような、希望を与えてくれる。刺激だけでなく、癒しを求める向きにもお勧めの一冊だ。
戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:戦慄〈上〉 (ヴィレッジブックス)より
4789732045

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