ビューティ・キラー1 獲物
- サスペンス (354)
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いまいち、ストックホルム症候群には、同情できないと言うか。 こんな恐ろしい目にあったことはないが、 気持ちは分からなくはないけれど。 ちょっと異常すぎないか、アーチー? …いや、作者がいじめすぎなんだよ。 だから引くんだよね。 アーチーとグレッチェンの過去を織り交ぜ、 アーチーだけでなく、スーザンが視点になる物語もあって、 すごく面白いと感じたけど、アーチーとグレッチェンの関係に違和感がありすぎる。 というのも、長い。 グダグダしすぎ。 おままごとか?と思ってしまった。 ヘンリー像が、「CSI:マイアミ」のフランクにかぶってしまう… 過保護になるのはわかるけど、ゲイではないか?と思う箇所が多々。 過保護すぎるところも、ままごとみたい。 すごく面白い部分と、興ざめが同居する、不思議な作品。 | ||||
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チェルシー・ケインの小説デビュー作にあたる本書は、各国でベストセラーになったという、心理サスペンスである。 舞台はアメリカ北西部オレゴン州ポートランド。市警刑事のアーチーは、女子高生を誘拐し、レイプしたあげく絞殺するという“放課後の絞殺魔”の被害者3人目と思われる失踪事件が起こって、特別捜査班を率いることになる。 実は彼は2年前、数え切れないほどの殺人を犯した美貌の連続殺人鬼“ビューティ・キラー”グレッチェンに監禁され、十日間にわたる激しい拷問の末、なぜかグレッチェン自身によって解放されるというおぞましい過去があった。グレッチェンはその際捕まるのだが、獄中の彼女に彼が毎週面会に来ることを条件に、自分が殺してまだ未発見の遺体がある場所を教えるということをしていた。いまなお“ビューティ・キラー”の毒牙にかかったまま、彼は後遺症と闘うために大量の鎮痛剤に依存し、愛する妻や子供たちとも別居していたのだった。 そんなアーチーに密着取材をして彼の特集記事を連載することとなるのが、もうひとりの主人公、髪をピンクに染めた『オレゴン・ヘラルド』新聞の女性記者スーザンである。アーチーは、普通に考えれば迷惑なだけのマスコミの取材を許可するのだった。 果たしてアーチーは、そんな状態で“放課後の絞殺魔”事件を解決できるのか・・・。物語はアーチーたち警察の捜査を軸に、スーザンとアーチー、グレッチェンの3人の複雑な関係が絡んで展開される。 本書は、およそありえないシチュエーションを、巧みな人物造形とストーリーテリングで生み出し、描ききった通俗猟奇スリラーである。 | ||||
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“レクター博士を超えた! 美しき女性殺人鬼の罠” という帯文だけ見て、吸い込まれる方が多いのではないでしょうか。 著者も『ハンニバル』は相当に研究されたことと思いますが、 キャラクター作りも描写も、女性作家ならではと思わせるところが多く、 まがい物ではないと言い切れる内容です。 主人公の刑事アーチー以外のキーになる人物が、全て女性!というところや、 ページをめくるごとに、映画の一場面がイメージできるような描写も、 男性読者としては興味を惹くところで、得たいの知れない怖さの源泉かもしれません。 続きがあらかじめ予定されている結びが、ちょっとどうかなとも思いますが、 逆に次作にむけての余韻を残した終わり方として好意的にとるのも一つです。 続編の出来を期待し、様子見含めて星は三つとしました。 | ||||
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帯に書かれた「書店員さんが恐怖した超大型猟奇サスペンス」というフレーズに惹かれました。無性に怖いくらいの猟奇物のミステリやサスペンスが読みたくなる時があり、この本は丁度そのタイミングに発売された。 女子高生を狙った連続殺人事件の捜査主任になったアーチー。彼は過去に捜査していた事件で身も心も傷つけられ、今なお精神的に囚われている。薬物依存になりながらも事件を捜査するアーチーを記者スーザンは密着取材していく。アーチーがスーザンに取材させるのは何故か?そして過去の事件の殺人犯・グレッチェンの存在、徐々に明かされる拷問の日々・・・。読んでくうちに読む手が止まらなくなっていく。 読んでいくと「女性版ハンニバル」と言われる意味がわかってくる。しかし、わかってくればくるほど、拷問の残虐さと崩壊していく心理状態を読んでいくうちに、次は読めないかも、と思うほど恐ろしさを感じた。もう1人の主人公スーザンのラストは希望と先がある感じで続きが気になる。でもアーチーの方は希望を信じたい、気になる!・・・けどグレッチェンの話題はしばらく避けたい(苦笑)帯裏の「覚悟のない方はやめておいたほうがいい」という書店員さんの言葉の重みを実感しました。続編が出たら読むと思いますが、今はテンションが下がっているので☆3つ。 | ||||
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初めの150ページくらいがきつかった。でもそこを超えると、この新しい犯罪者グレッチェン・ローウェルと、主人公のアーチー・シェリダン刑事との間が面白くなってくる。そしてラストまで「えっ、この2人の間には他にどんなすごいことがあったの?」と、どんどん気になって引き込まれる。シリーズ物らしいということは最初からわかっていたが、正直最初の方では「これで最後、続きは買わない」と思っていたが、読み終えた今は「次が楽しみ」。 本書の途中でも出てくるが、アンソニー・ホプキンスの怪演(?)で一気に有名になったレクター博士と、クラリス捜査官の男性と女性が逆になったら・・・・という感じがした。異常な犯罪者が女性だったら、「あ〜、こうなるのかぁ」といういかにも女性ならではという部分が、興味深く面白かった。 途中で頭に浮かんだ「ストックホルム症候群」に関しても、最後にきっちり出てきた。この二人の行方が気になる。 | ||||
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