報復



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    初公開日(参考)2004年10月
    分類

    長編小説

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    報復 (ヴィレッジブックス)

    2004年10月31日 報復 (ヴィレッジブックス)

    太陽の街フロリダは、キューピッドに怯えていた―それは若い金髪美人ばかりを狙い、何日も被害者をいたぶったあげく、生きたまま心臓をえぐり出して殺す連続殺人鬼の名だ。捜査は難航したものの、偶然、キューピッドが捕らえられる。やり手と評判の女性検事補、C・Jが担当することになったが、法廷で犯人の声を聞いた彼女は愕然とした。それは今なお悪夢の中で響く、12年前に自分を執拗にレイプした道化師のマスクの男の声だった!この男を無罪放免にしてはならない―恐怖に震えながらも固く心に誓うC・Jだったが、次々と検察側に不利な事実が発覚しはじめ…。期待の大型新人による戦慄のサスペンス。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    報復の総合評価:7.56/10点レビュー 45件。Aランク


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    (8pt)

    報復の感想

    完結編?と思われる『報復 それから』が出版されていたのでもう一度最初から読んでみました。
    とてつもなく怖い話です。主人公のC・Jはマイアミで重大犯罪の検察官をしていて、そこで1年近く続く女性の猟奇殺人事件を担当しているのですが、たまたまパトロール中に止められた車のトランクから10人目の犠牲者の死体が出てきて、連続殺人犯として捕まります。初めての罪状認否の法廷で自分の無実を訴える容疑者の声を聞いて、C・Jの悪夢が再び始まります。
    12年前ニューヨークにいた頃、誰ともわからない覆面をかぶった男に凌辱・暴行され癒えることのない傷を負わされていたのですが、その時の犯人がその容疑者だったからです。

    状況証拠はあるものの決定的な証拠がないままなんとか過去の事件で訴追しようとするのですが、殺人事件以外は時効?があるのかどんなに頑張っても過去の事件で有罪にすることができないのです。

    どこの国でもそうだろうと思いますが、裁判において被告との利益相反がある場合は当然その役目からおりなければならないのですが、C・Jはそれを隠したまま犯人を死刑にするべく奔走しますが、逮捕された経緯が正当性のあるものではなかったことから、それも隠蔽してしまったことでどんどん窮地に陥っていきます。

    それにしても追い詰められた女性の心理描写がピリピリ伝わってきます。
    レイプと言うのは日本でもそうですが、思いのほか量刑が軽い気がします。被害者の心の傷が永遠になくならないということを考えても、セカンドレイプと言われる裁判のことを考えても、もう少し女性の気持ちを考慮していくべきなんじゃないかと思ってしまいます。

    しかし、彼女の心の傷はともかくも事実を捻じ曲げることが本当に正しいことなのかどうか、弁護士のルビオの葛藤にもとても共感できます。読者とC・Jには真犯人が別にいるのではないかという疑問が出てくるのですが、物語の結末がどうなるのかと一気に読んでしまいました。



    たこやき
    VQDQXTP1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.44:
    (4pt)

    報復を、買いました。

    非常にきれいです。
    また買いたいです。
    報復 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:報復 (ヴィレッジブックス)より
    4789724166
    No.43:
    (5pt)

    正義のあり方が問われる傑作ミステリ

    逮捕された猟奇連続殺人鬼の姿を見て、女性検事補は慄然とする。その男は、12年前、彼女を子供が成せないほど暴行した犯人と気がついたからだった。事件当時、夢を絶たれ恋人を失った検事補は、死刑判決を勝ち取るべく熱意を燃やす・・・

    過去を消し前途有望となった主人公の前に突然現れた悪夢。はたしてこの裁判は私闘なのか。

    主人公の過去が暴かれていく中、予想外の事態が勃発していく。法廷シーンを含め緊迫の連続で、ラストへ向けてジェットコースター的な展開だ。

    登場人物それぞれの正義のあり方が問われる傑作ミステリ。ただしグロめ。
    報復 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:報復 (ヴィレッジブックス)より
    4789724166
    No.42:
    (4pt)

    インパクトのある良く出来た作品であった。

    またまた本棚の隅から探し出した本書『報復』を読むことにした。
     本書の奥付を見ると2004年12月16日第4刷発行と記してあるから、評者がこの本を読んだのは13年前のことになる。
     読みだしてから数ページでこの物語の粗筋を思う出したが、やはりデティールまでは思い出すことはできず、主人公のC・Jことクローイ・ラーソンに感情移入しながらストーリーを辿っていくことになった。
     訳者の吉田利子さんも「あとがき」で書いていたが、とにかく恐ろしい話である。
     ネタバレになってしまうが、犯人逮捕をするきっかけが謎の通報だったことが布石となり、「あ~これはあの男が一枚噛んでいるな!」と思ったとおりのエンディングを迎えたのである。
     著者のジリアン・ホフマンは、J・グリシャム、T・ハリス、J・パタースンが好きで、この三人のスタイルを組み合わせたと語っている、と訳者があとがきで書いていたが、評者もそのように感じながら本書を再読したのである。
     就寝前のひと時、心配ごとを頭から離そうと読むような本ではなかった。(評者が、もう一人加えるなら、P・コーンウエルかな?)
     何故なら少々凄惨過剰ぎみであったからだが、インパクトのある良く出来た作品であったので最後まで読んでしまった。
    報復 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:報復 (ヴィレッジブックス)より
    4789724166
    No.41:
    (4pt)

    こわいこわい

    とおもいつつ 読んでしまい、シリーズを探してしまいます
    癖になる怖さです
    アメリカの闇を覗いた感じです
    報復 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:報復 (ヴィレッジブックス)より
    4789724166
    No.40:
    (5pt)

    おおこわ

    表紙の美人さんにつられて購入。

    他の人も書いてるけど、冒頭のレイプシーン怖かったです。
    犯人の息から饐えたコーヒーの匂いがただよってくる描写とかもう生々しくてはきそう。

    性的暴力への嫌悪・恐怖感の心理描写がリアルで、主人公が行う報復への共感とカタルシスを生み出していると思いました。
    報復 (ヴィレッジブックス)Amazon書評・レビュー:報復 (ヴィレッジブックス)より
    4789724166



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