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報復
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報復の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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非常にきれいです。 また買いたいです。 | ||||
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逮捕された猟奇連続殺人鬼の姿を見て、女性検事補は慄然とする。その男は、12年前、彼女を子供が成せないほど暴行した犯人と気がついたからだった。事件当時、夢を絶たれ恋人を失った検事補は、死刑判決を勝ち取るべく熱意を燃やす・・・ 過去を消し前途有望となった主人公の前に突然現れた悪夢。はたしてこの裁判は私闘なのか。 主人公の過去が暴かれていく中、予想外の事態が勃発していく。法廷シーンを含め緊迫の連続で、ラストへ向けてジェットコースター的な展開だ。 登場人物それぞれの正義のあり方が問われる傑作ミステリ。ただしグロめ。 | ||||
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またまた本棚の隅から探し出した本書『報復』を読むことにした。 本書の奥付を見ると2004年12月16日第4刷発行と記してあるから、評者がこの本を読んだのは13年前のことになる。 読みだしてから数ページでこの物語の粗筋を思う出したが、やはりデティールまでは思い出すことはできず、主人公のC・Jことクローイ・ラーソンに感情移入しながらストーリーを辿っていくことになった。 訳者の吉田利子さんも「あとがき」で書いていたが、とにかく恐ろしい話である。 ネタバレになってしまうが、犯人逮捕をするきっかけが謎の通報だったことが布石となり、「あ~これはあの男が一枚噛んでいるな!」と思ったとおりのエンディングを迎えたのである。 著者のジリアン・ホフマンは、J・グリシャム、T・ハリス、J・パタースンが好きで、この三人のスタイルを組み合わせたと語っている、と訳者があとがきで書いていたが、評者もそのように感じながら本書を再読したのである。 就寝前のひと時、心配ごとを頭から離そうと読むような本ではなかった。(評者が、もう一人加えるなら、P・コーンウエルかな?) 何故なら少々凄惨過剰ぎみであったからだが、インパクトのある良く出来た作品であったので最後まで読んでしまった。 | ||||
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とおもいつつ 読んでしまい、シリーズを探してしまいます 癖になる怖さです アメリカの闇を覗いた感じです | ||||
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表紙の美人さんにつられて購入。 他の人も書いてるけど、冒頭のレイプシーン怖かったです。 犯人の息から饐えたコーヒーの匂いがただよってくる描写とかもう生々しくてはきそう。 性的暴力への嫌悪・恐怖感の心理描写がリアルで、主人公が行う報復への共感とカタルシスを生み出していると思いました。 | ||||
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出版社のキャッチコピーと、翻訳者の《あとがき》を読んで、購入を敬遠した。底知れぬ怖さのストーリーと、無残な連続レイプ殺人事件とを強調していたからだった。 買うのをためらったのは間違いだった。 なるほど、冒頭の導入部はぞくぞくする怖さにしびれるほどだった。しかし、読み進めてみたら、この小説は、綿密に構築されたサスペンスであり、手に汗を握る法廷小説であった。登場人物の心理描写もきわだっている。著者・ホフマン女史の最初の作品だということだが、その筆力にはほほと感心するばかりである。読者をしてグイグイと惹きつけ、それから?それから?と、ページをめくるのがもどかしくなる。ぼくの場合、はやる心を抑えるために、本を閉じて、用意しておいた「数独」パズルを解いたりして、一気に読み走るのをブレーキするのに苦心した。だって、こんなに練り上げられた叙述を、読み急ぐあまりに見落としてしまうのが惜しいから。 殺人事件の犯人は、あっけなく逮捕される。しかし、真のサスペンスはここから始まる。ヒロインの女性検察官にのしかかる恐怖は尋常ではない。彼女は自分にしか分からない恐怖に襲われつつも、凶悪極まりない犯人と対峙しなければならない。法廷での法律論争にも打ち勝たねばならない。 彼女は失神寸前に追いやられるような恐怖と闘いながら、ついに「報復」をかちとる。だが、予期しない新たな真の恐怖が待ち構えていた。……。 実は、このレビューは続編の「報復 ふたたび」を読み終わったところで書いています。 未読の方は、文句なくこの本を購入なさい。そしたら、間違いなくあなたはぼくと同じように「報復 ふたたび」を購入なさることでしょう。 「報復 ふたたび」を読み終えたぼくは、いま、続々編の「報復 それから」を購入するべく、書店へ急ごうとしています。 大切なことを書き忘れていた。吉田利子氏の翻訳は文句なしに第1級だ。完全な日本語に翻訳されている。秀れた作品を見事に訳出されたことに謝意を。 | ||||
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とにかく冒頭のレイプシーンが怖い! 身動きできない状態にされて子宮をズタズタにされてしまうという…。 主人公がトラウマを克服する、というのは物語の黄金パターンだけど、 そのなかでも最たる作品がコレ。 検察官として、かつて自分を襲った男と対決する。 それだけでもわくわくするのに、張り巡らせた伏線がお見事。 惜しむらくはラストシーン、トラウマを克服するのはいいけど、 ちょっとくらいヒーローにも見せ場をあげてほしかった。 ヒロイン強すぎワロス。 | ||||
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ミステリーでもあり、ホラーでもあり、法廷ものでもあり…とにかくおもしろい! 翻訳本は読みづらいというこれまでの経験から、最近は敬遠していたのですが、 その苦手意識をこの小説は見事に打ち崩してくれました。 いろいろな登場人物の視点から、だんだん謎に迫っていく過程に ページをめくる手が止まりませんでした。 続編が2冊出ているようなので、それを早速入手して読まないと! この本で翻訳本に対する苦手意識を払拭できたので、 報復のシリーズ本に限らずその他の本も広く読んでみたいと思えた作品でした。 | ||||
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しばらく前に購入して記憶しているのは強烈だった事と、読み直す事はないだろうという感想だけです。好きな方は好きなんでしょが・・・ | ||||
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アメリカのサスペンスミステリーによく見られるドラマという感じ。 ドラマだと、CSIとかクリミナル・マインドとか。それの裁判/検察官/検事編。前にスーパードラマTVでやってた「女検察官アナベス・チェイス」に雰囲気が似てるかな。 グロテスクなシーンはあるものの、殺害最中のシーンを書いていないため、さほど「げ」ということはないと思う。凄惨なことを被害者がされているシーンはあまりなかったかな。事後にどんな遺体だったのか、どんなことをされたのか説明する描写はけっこうありますが。 読み手にもよると思うが、上記のドラマが面白いと感じる人にはさほど問題がないんではないでしょうか。 それよりも、心理的に追い詰められていく過程が恐ろしく感じた。女性が力では男性には勝てないということ。被害者が未来へ向かって歩いていくことの難しさ。世間の目。口外することと内心の違い。それでも生きて行かなくちゃいけないことの大変さ。 こんなにもヒロインを追い詰めなくてもいいのにな…とは思いましたが、ほんのりと恋愛が含まれているので、救いがあって読みやすいかった(がっつり恋愛が入っているとダレてしまうんだけど)。 犯人が後半に入ってしばらくすると予測できてしまったので☆−1にしたいところですが、それでもハラハラしながら最後まで読めたので☆5です。 最後 「ざまーみろ」って思えるすっきり爽快シーンもあり、 ちょっと物足りない「えー」っていう突っ込みたいシーンもあり、 よかった、ハッピーエンドって思えるシーンもあり、 でも、総合的におもしろかったので次作を読みたいと思います。 ヒロインと恋愛関係の彼が良い方向に進展するといいな。 読書時間はぶっ続けで6時間でした。 | ||||
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以前に読み、再度読みたくなって購入しました。 怖いけど、おもしろい! | ||||
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女の子達の殺され方がとにかく惨い。薬で身体の自由を奪われ、でも苦痛は感じる。まぶたはテープで閉じられないよう固定されて、自分の胸が深々と切り裂かれて肋骨をへし折られ心臓が剥き出しにされるのを鏡で見せつけられる。 主人公のCJは12年前に見知らぬ侵入者にひどい暴行を受け心と体に消えない傷を負う。事件後は何かのきっかけですぐにも壊れそうな心を抱えながら、優秀な検事として仕事に打ち込んでいる。 彼女が美貌を隠すための地味な姿で好意を寄せてくれる男性も遠ざけ、自らの信じる正義のためだけに生きていこうとする姿は涙ぐましくて、何とか幸せになってほしいと願わずにはいられません。 法廷のシーンが面白い。新たな証拠、軽率な新人警官の証言、被告の実態を知った弁護士の葛藤などなど。弁護士の巧みな誘導で黒から白へと判断を流されていく陪審員たちの心の動きも、こういうものかもしれないと読んでいて複雑な気持ちになりました。 仕事熱心すぎる解剖医に怯える巨漢の刑事とか思わず笑ってしまう場面もあって、とにかく人物描写が興味深いので犯人目線からの記述をもう少しじっくり読んでみたかったように思いました。 台所で魚をさばきながら、目が醒めると側に出刃包丁を持った誰かがが立っていたら…と想像。しかも体はぴくりとも動かせない。怖すぎます。続編も買ったので楽しみ。 | ||||
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検事補の経験があり、法執行局のアドバイザーも務めたジリアン・ホフマンの小説第1作であるが、なるほどそれらの経験に裏打ちされた、とてもデビュー作とは思えないほどの、全編スリルに満ちた大作になっている。 マイアミを中心としたフロリダを震撼させた連続猟奇殺人鬼、“キューピッド”。ある偶然から彼は逮捕される。気鋭の女性検事補CJが担当することになるが、被告人の声を法廷で聞いた彼女は慄然とする。それは、12年前彼女をレイプしたうえ重傷を負わせ、今なお悪夢の中で響く男の声だった。その日からCJの苦難の闘いが始まる・・・。 自身のレイプ事件を恋人にも明かさず、自分の胸にしまい、誰にも頼らず孤独に耐えながら検察側にとって決して有利とはいえない裁判にのぞむ彼女の姿に、ついつい感情移入してしまい、ページを繰る手が止まらなくなる。 そして、ラストには思いもよらない危機がCJに襲い掛かる・・・。 本書は、恐怖におののき、苦悩しながらも自分の職責と正義を全うしようとするCJの女性心理をたくみに描いた傑作であると共に、法廷小説、警察小説、恋愛小説の側面も併せ持った第一級のサスペンス・スリラーである。 | ||||
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グロテスクな表現が苦手な方は止めておいた方が良いかと思うが、それが逆に洋書らしいとも言える。『FBI心理分析官』のような残虐な快楽殺人関係の本が平気な方や、そういった方面に興味・関心のある方にはオススメするが…。 主人公に降りかかる不幸の数々は、本当に驚愕してしまった。「こんなに不幸が重なっていいの!?」という感じ。後半は、かすかな救いを求めて、かつ、先が気になって読むスピードがアップしていた(-_-;) 読み方によっては、じわじわと染み込むような恐怖ではなく、恐怖と絶望が連鎖するような展開かもしれない。 アメリカ特有の略語が多くて、読んでいて苦戦してしまった……同じように苦手な方は、諦めてさらっと読み流すか、面倒でもいちいちメモを残すことをおすすめする。私はさらっと読み流したが、正直、それほど支障はなかったと思う。 登場人物はそれほど多くはないが、カタカナの名前が苦手な私は途中で完璧に混乱してしまったのが残念。 続編もあるので、このなんともいえず消化不良のような結末や謎を残したままの細部が解明されることを期待して、読むことにする。 | ||||
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引きこまれるストーリー、いつまでもどこまでも続く恐怖・・・・。 でも、できれば私は読みたくなかった。残忍過ぎる映像が、私の中に住みこんでしまう。 貶められて立ち上がれない。読まないほうが幸せだったように思えてしまう。 | ||||
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検事が主人公なんてめずらしいと読みはじめました。正直、陰惨な事件の描写は読むのがつらいところもありましたが、このストーリーにはぐいぐい引き込まれました。Pコーンウェルを引き合いに出すのはやめた方がいいと思います。熱烈なファンの反感を買うだけだと思いますので。 | ||||
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一度読んだ時は一連のキューピッド事件は結局精神科医とバントリングとの共犯だったのかと思ったのですが、何度も読み返してみると細かな点が気になり、精神科医の単独犯行だったのかと思ったり・・・。何度読んでも犯人が精神科医の単独かそうでないのかのはっきりした決め手がなく、原語で読んでみたいと思いました。(訳はよかったんです。) それからドミニクとのことをもっと突っ込んでほしかった。ドミニクのあの懐の深さ優しさはナタリーの死によってより深みを増したってことなんでしょうけど、その辺の話なんかもちょっと簡単に終わりすぎ!と感じました。ドミニクを描いた本が読みたい。 レイプシーンはちょっとえぐいし、読み返すときはとばしてます。 | ||||
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帯につられて買ってしまいましたが、さほど感動は覚えませんでした。文庫本で助かった!! バンドリングが真犯人でるのはあたり前過ぎるし、決め手となったアジトを発見したのは共犯者的な設定の精神科医チェンバースからの意図的な通報によるもの。C.Jとドミニクは自らの英知を集結して報復したの?って言いたくなります。やはり、自らの力で報復を勝ち取ってこそ主人公の厚みが増し、秀作といわれるのでしょう。 次回の作品には大いに期待します。 | ||||
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海外旅行に出る前には旅の途中や寝る前に読むための本を必ず一冊選んで持っていく事にしている私。 今回も明日出発の旅行用に一冊物色中、帯の宣伝文句につられて思わず手に取りました。 そのまま旅行かばんにしまえば良かったものを、つい 「ちょいと、最初だけ」と開いたのが最後、とうとう夜中までかかって一気に読み終えてしまいました。 ミステリファンなら、絶対に想像する、どんでん返しの真犯人の予測も途中で微妙に揺らいだり、実体験に基づいた、法のシステムや法廷のシーンなども合わさり、納得できるストーリーでした。 もちろん、帯の宣伝文句の派手さも手伝って、過度な期待をすると物足りない、と思われる向きもあるでしょうが、そんなにリアリティを求めてもつまらないし、元々、飛行機の中や、プールサイドでのんびり読みたい、と思っていた私。登場人物が多すぎたり場面が飛躍しすぎると、中断し勝ちな旅の読み物には適さないので 素直な展開も、ややこしすぎない人物関係も◎。 ちびり、ちびり楽しむ読み物には最適。ああ、なのに、一気読みしてしまった・・・・ 手ぶらで出発します(泣) | ||||
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海外に出る前には、旅のお楽しみの本を持っていく私。今回も本屋さんで物色中に、例の宣伝文句が目に止まり・・・・ コーンウェルの「痕跡」に肩透かしをくらったばかりだったので、迷いましたが、やはり大好きなミステリーを購入。 そのまま旅行鞄に入れてしまえばよかったのに 「ちょいと最初だけ」とページをめくってしまい、夜中までかけて 一気読み。ミステリーファンなら期待するどんでん返しは斬新なものではないにしろ、途中、真犯人の予測が揺らいだり、実体験に基づくアメリカの法曹界の内情や裁判シーンなどに支えられ、十分楽しめる内容でした。元々、リアリティや新たな手法などを真面目に追求したりしない、えー加減な性格だし、旅の途中少しずつ、中断しながら読むための本だったので 素直なストーリー展開や、複雑過ぎない登場人物も◎。 欲を言えば、ドミニクの過去や、犯人の生い立ち、犯罪に至るまでの経緯など掘り下げるともっと厚みが出たかな、と思います。 ちょっと宣伝文句が大げさ過ぎで、読者に過度な期待をされた分、むしろ気の毒だったかも。 宣伝文句までは、作者の責任ではないだろうし、何しろ、デビュー作なので、次回にかける期待は大♪あ、でも飛行機の中の時間つぶしやプールサイドでのんびりするお楽しみは・・・・ 今回は手ぶらで行きます(泣) | ||||
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