戦慄
- FBI捜査官スモーキーシリーズ (3)
- 虐待 (178)
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不幸であることだけが生存理由の美貌の少女サリー。それは何故。彼女の日記にその理由が綿々と綴られている。コーディー・マックファーデンの2作目。処女作に登場している主要人物の成長した姿がまたみられる。特にボニー。最後に見せる、凛々しさは必見。 | ||||
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こういったサイコサスペンスものはヒーロー(ヒロイン)のキャラクターも重要だが、 その犯人の人物像、いかに頭がキレ、敵(=FBIやら警察やら)から逃れる術に長け、 その犯罪を犯すに至った動機、そして犯行方法といった様々な要素が絡みあい、 その犯人という人物の魅力が非常に重要だと思う 本作の犯人、その犯行はそれはそれは残忍で残酷で、自分の痕跡を消す方法もそれは見事ではある。 が、なぜかしっくりこない。単なる「狂人」で最後まで終わってしまう。 最後まで読むとその動機も分かるわけだが・・・・・そこにリアリティが無いというべきか。 犯罪に至るまでのプロセスはそれは犯人にも同情はするが、だからといって、 なぜ復讐のためにその少女を狙う必要があるのか。 なぜその少女を「作り替える」必要があるのか。 そこが本作を構成する重要な要素はずなのに、なんだかぼやけてしまっている。 えーーそんな理由で何十年もかけてそこまでするかよ?と思ってしまう。 要はサイコサスペンスの犯人としての「魅力」が乏しいのである。 ヒロインも天才的なひらめきで犯人を言い当ててしまうのだが、 いくら特殊能力の持ち主であっても、いきなりそこで犯人が閃くって、 大多数の読者が該当するであろう「凡人」には非常に納得しがたい。 そんなの他にもいろいろ理由が考えられるのに、「だからこの人が犯人だ」ってそりゃ強引すぎでしょ。 最後の「お涙ちょーだい」場面は、アメリカ流の「家族愛」の押し売りで、ちっとも反省してない 犯人を10歳の女の子が「やりこめてしまう」わけだが、いくらなんでも「それはねーーーだろ」と。 なんだかお仕着せがましく、昨今のアメリカ映画にも通じる「家族・友人とはこうあるべきだ」 「子供は素晴らしい」的な価値観の押し売りにはうんざりしてしまう。 また前作でも感じたけど、FBIの主人公のチームにいる捜査官達が優秀だ優秀だ、と書かれていても ちっともそうは感じないのはなぜなんだろうか。 目に付くところは多々あれど、まぁ最後まで読まずにはいられないのが確か。 これだけ文句は言いつつも次作も読もうと思っている自分が不思議だが、 少なくとも人にはオススメはできないなぁ。 | ||||
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デビュー作『傷痕』に次ぐ、コーディ・マクファディンの<FBI捜査官スモーキー>シリーズの2作目。 一家3人惨殺現場にひとり生き残って立てこもった16才の少女サラ。彼女は自分の頭に銃をつきつけて、「スモーキーと話をさせてくれないと自殺する」と言う。休暇中のスモーキーは、さっそく現場へ向かう。そして前作でお馴染みとなった仲間たちと捜査を進めていくうちに、6才の時、実の両親を殺されるという過去から始まって、サラの世にも恐ろしい体験を知ることに・・・。彼女にまとわりつく、壮絶なる復讐の天使“ストレンジャー”とはいったい?! 前作をしのぐ悲惨な事件、凄惨な描写、特に作中日記の『サラの物語』の目を背けたくなるような事件の連続。この犯人、ヒドすぎる・・・。それにもかかわらず、軽快なテンポで読み進むことができて、少しずつ解決に近づいていく緊迫感はさすがである。 本書は、前作よりも通俗性が抜けて、前作同様、魅力的なキャラクター造形の妙が味わえて、スピーディでスリリングなストーリー展開を楽しめる。陰惨な犯罪を扱っていながらも読後感がそんなに暗くなく、爽快感すら感じるのは、そんな本書の特長と、残酷な現実を見据えながらも、「希望」と名付けてもいいものが物語を貫いているからだろう。 | ||||
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デビュー作『傷痕』に次ぐ、コーディ・マクファディンの<FBI捜査官スモーキー>シリーズの2作目。 一家3人惨殺現場にひとり生き残って立てこもった16才の少女サラ。彼女は自分の頭に銃をつきつけて、「スモーキーと話をさせてくれないと自殺する」と言う。休暇中のスモーキーは、さっそく現場へ向かう。そして前作でお馴染みとなった仲間たちと捜査を進めていくうちに、6才の時、実の両親を殺されるという過去から始まって、サラの世にも恐ろしい体験を知ることに・・・。彼女にまとわりつく、壮絶なる復讐の天使“ストレンジャー”とはいったい?! 前作をしのぐ悲惨な事件、凄惨な描写、特に作中日記の『サラの物語』の目を背けたくなるような事件の連続。この犯人、ヒドすぎる・・・。それにもかかわらず、軽快なテンポで読み進むことができて、少しずつ解決に近づいていく緊迫感はさすがである。 本書は、前作よりも通俗性が抜けて、前作同様、魅力的なキャラクター造形の妙が味わえて、スピーディでスリリングなストーリー展開を楽しめる。陰惨な犯罪を扱っていながらも読後感がそんなに暗くなく、爽快感すら感じるのは、そんな本書の特長と、残酷な現実を見据えながらも、「希望」と名付けてもいいものが物語を貫いているからだろう。 | ||||
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書店員さんお勧めの帯に引き寄せられ、一気に読んでしまった。 まあ、よくもこんな残虐な手口思い浮かぶなと感心した。犯人がいくらタフだと言われても、 ここまで残虐な犯罪を犯すには相当な体力と知識と経済力が必要で現実にはありえない。サラの物語は写実的で、読んでて辛かったけど、よかった。 今までにない手法だったし、それがあったので読んでみた。 コーンウェルの初期の読後感に似ている。家中の戸締りを確認してしまう、みたいな。 所々、穴があってそれさえ気にしなければ楽しめる。犯人の見極めが簡単なのが、残念・・次作に期待したい。 | ||||
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