崩壊家族
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
崩壊家族の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
崩壊家族の総合評価:
7.33/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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作者はアメリカ人で、幼い頃からカナダ在住だそうです。タイトルから、北欧ミステリ的な家庭内虐待によるサイコキラーものかと勝手に勘違いしていましたが、全然違いました。なんというかとてもアメリカ的なお話です。登場人物たちが年齢や立場に関係なくみんなファースト・ネームで呼び合うところとか、いわゆるえらい人(市長、大学教授など)と雇われている人や肉体労働者も対等に口をきくとか、それに、やっていることがめちゃくちゃの自分のことしか考えていない市長はなんだかトランプ大統領そっくりです(笑)。その市長の妻は元女優で怪しい筋と繋がっている様子。また、青少年の麻薬問題があったり、犯罪を当たり前のように請け負うチンピラのような人物もいる様子。
主人公のジムと妻のエレン、息子デリクの家族はいかにも平均的なアメリカの中流家庭という感じで、食事のシーンも何度か出てきますが、メインはいつもハンバーグやローストなど肉料理ですね。
最初は一家惨殺を追っていたはずが、他にも同一犯による犯罪が起きていることがわかり、事件はだんだんと複雑な様相を呈していきます。が、巻き込まれてさんざんな思いをしているジムが家族を思い、へこたれず、誰にも媚びず毅然としているのに好感が持てます。
会話にどこかユーモラスな雰囲気があるので、話が深刻なわりにはなんとなく軽いです。そのあたりは好みが分かれるかも。そう思うとアメリカの犯罪ドラマぽいかもしれません。その内容で600ページ超は長く、ちょっと冗長な感じがしてしまいました。
この作者の作品はすでにかなりの数が発表されているようですが、日本で翻訳されているのは3作のみで2014年が最後になっています。最近、大ヒットしない限り途中で翻訳打ち切りになってしまう海外小説が多いのですが、この作者もそうなってしまったのでしょうか。とりあえず賞を取ったという「失踪家族」はこれから読んでみようと思います。