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戦慄
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【この小説が収録されている参考書籍】
戦慄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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こういったサイコサスペンスものはヒーロー(ヒロイン)のキャラクターも重要だが、 その犯人の人物像、いかに頭がキレ、敵(=FBIやら警察やら)から逃れる術に長け、 その犯罪を犯すに至った動機、そして犯行方法といった様々な要素が絡みあい、 その犯人という人物の魅力が非常に重要だと思う 本作の犯人、その犯行はそれはそれは残忍で残酷で、自分の痕跡を消す方法もそれは見事ではある。 が、なぜかしっくりこない。単なる「狂人」で最後まで終わってしまう。 最後まで読むとその動機も分かるわけだが・・・・・そこにリアリティが無いというべきか。 犯罪に至るまでのプロセスはそれは犯人にも同情はするが、だからといって、 なぜ復讐のためにその少女を狙う必要があるのか。 なぜその少女を「作り替える」必要があるのか。 そこが本作を構成する重要な要素はずなのに、なんだかぼやけてしまっている。 えーーそんな理由で何十年もかけてそこまでするかよ?と思ってしまう。 要はサイコサスペンスの犯人としての「魅力」が乏しいのである。 ヒロインも天才的なひらめきで犯人を言い当ててしまうのだが、 いくら特殊能力の持ち主であっても、いきなりそこで犯人が閃くって、 大多数の読者が該当するであろう「凡人」には非常に納得しがたい。 そんなの他にもいろいろ理由が考えられるのに、「だからこの人が犯人だ」ってそりゃ強引すぎでしょ。 最後の「お涙ちょーだい」場面は、アメリカ流の「家族愛」の押し売りで、ちっとも反省してない 犯人を10歳の女の子が「やりこめてしまう」わけだが、いくらなんでも「それはねーーーだろ」と。 なんだかお仕着せがましく、昨今のアメリカ映画にも通じる「家族・友人とはこうあるべきだ」 「子供は素晴らしい」的な価値観の押し売りにはうんざりしてしまう。 また前作でも感じたけど、FBIの主人公のチームにいる捜査官達が優秀だ優秀だ、と書かれていても ちっともそうは感じないのはなぜなんだろうか。 目に付くところは多々あれど、まぁ最後まで読まずにはいられないのが確か。 これだけ文句は言いつつも次作も読もうと思っている自分が不思議だが、 少なくとも人にはオススメはできないなぁ。 | ||||
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スタートは、怖い。 やっぱり怖い。 …だったけど、犯人の動機なんて、「だから??」と首を傾げたくなった。 意味不明。 海外のサスペンスの犯人は、サイコな場合が多いけど、 どこか共感できるものだと思っていた。 けど、この犯人は違う。 別世界過ぎて、ホント、「だから??」なのである。 スモーキーとボニーの関係は、本当の親子のように、仲むつまじくなっていく。 最後の最後で、ちょっと感動的な奇跡が起こるが、 作りすぎているって言うか、やっぱり「だから??」と思ってしまう。 前作は、怖くて、面白かった。 前作の余韻で、ものすごい量を仕入れていた、各書店。 しかし、これは、予想を反するほど、「普通」の作品。 あまり期待せず、読んだほうが… | ||||
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