■スポンサードリンク
007 白紙委任状
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
007 白紙委任状の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
楽しみましたよ。 誰が書いても、つまりディーヴァーが書いてもという意味ですが、007はスーパーマンになってしまうのですね。 でも、退屈はしませんでしたよ。 折りしも、映画の007シリーズ全作ブルーレイBOXが、今秋に発売になります。 昔からのファンである私は、当然予約しました。 そのこともあって、頭の中でショーンコネリーのボンドを動かしながら小説を読みました。 ダニエル・クレイグもいいけれど、ボンドはやはりコネリーかなぁ・・。 ロジャー・ムーアも好きですけどね。 ごめんなさい。映画はさておき、続編が出るなら、読みたいですね。 往年のファンでなくても、十分楽しめる娯楽小説だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ディーバーが007を書くとどうなるか?期待して読みましたが、内容的にはごく普通のスパイ小説としか言えない。 リンカーンライムシリーズがここまで名シリーズになったのは、精密機械のような筆致、描写と稀代のストーリーメーカー、そして毎度のごとくライムに挑む魅力的な好敵手の存在が、素晴らしいシリーズにしていると思う。しかし、007自体、あまりにも有名なキャラすぎで、本を読んでも、映画で良く見たSコネリーなどの動くジェームスボンドの印象が強く、なかなか、そのイメージから抜け出せなかった。確かに、現代風007として最新式スマートフォンを自在に扱ったり、ワインや料理の描写(もともとディーバーはかなりの料理好きのよう。)などライム、ダンスシリーズとは一線を画した味付けもしているんだけれど。ディーバーが書いたスパイ小説として読めば納得いくんでしょうが、あまり期待しては、あとで後悔してしまうかもしれない。この作品に対する読み方の問題で、作品の評価は左右しそう。あまりにも個性が強いキャラクターだけに、名手ディーバーでも、007の枠を切り崩すことはできなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
じゅうぶん、面白く読みました。 日頃、ジェフリー・ディーヴァーのファンでもないし、 イアン・フレミングの愛読者でもないので、それぞれの立場 の方のような、こまかい注文や批判はありません。 とっくに独り歩きしている「ジェームズ・ボンド」を、改めて21世紀の 国際関係の中に配置しなおし、主役同様に著名な脇役にも活躍の場を与え、 もちろんご当人の、スパイとしての卓越した、文字通り“心身の動き”を そつなく描いてると思います。偉大なるご都合主義に、不満なし。 クルマ(スバル・インプレッサWRX STI)、アプリ満載のiPhoneの活用も 含む諜報活動での様々な小道具、そして、生涯縁のない豪華な料理と、 気の利いた酒類…等々。“その道の専門家”はともかく、極東の片隅で 時間つぶしをする門外漢には、これで十分。おなかいっぱい。 ありがちながら、両親の“仕事”の謎、という次回作を期待させる 逸話も、さすが手練れのベストセラー作家の仕事という気がします。 また、お約束の、タイプの異なる複数の魅力的な女性との“やりとり”を 見せつける……という見せ場も、まあ、過不足なしと言ってよいでしょう。 そんなジェフリー版ジェームズ、かく、のたまいます――、 「肉体のつながりを持てば、かならずや心や魂も交わることになる。 後者を拒絶するなら、前者を求めるべきではない」(p340) 誤解なきよう、マジな場面です。しかし…いいえ、やはりです。 火遊びが燃え盛っても、類焼はさせずにちゃんと消火し(笑)、 ミッションも、みごと解決。めでたしめでたし。 2500円(≒本体+税)はやや高いかと思いますが、2段組440頁超。 年末年始の休みをたっぷり愉しませてくれたので、まあ、適価かと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ゴミをめぐる話というアイディアは斬新なのですが,フレミングの007を読んで来た人にはスケールが小さく,駄作と感じられるかも知れません.仮想敵が作りづらいのでしょうか. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
残念な出来だ。 一番の問題はサスペンスがないことだ。 たしかに、「これからどうなる?!」「ここをどう切り抜けるのか、007!」という場面は確かにある。 だが、たいていは次の章で「こんなこともあろうかと」事前に仕込んでいたガジェットのおかげで ボンドは楽々とピンチを脱する。こんな繰り返しばかりで、途中からハラハラドキドキが全くなくなった。 つまり、ハラハラしているのは読者ばかりで、ボンドは涼しい顔なのだから。 なお、私は原書で読んだが、フレミングと比べて文章が拙く、比喩が幼稚だ。 オリジナルと比べてはいけないが、フレミングの、荒唐無稽であほらしい話を、教養のある巧みな話芸で語る あの魅力は、ほかの作家にはないね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フレミング財団依頼の、ディーヴァーの007。 登場人物とか、お約束が多いので、 ディーヴァーらしさに欠けた部分も。 それでも、死体を眺めるのが趣味っという不気味な人物とか、 007らしからぬ緻密な分析がでてくるところとか、 ディーヴァー味もしっかり。 こういうのも有りでしょうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
電車の中で切れ切れに読んだのも一因ではあると思いますが、冴えがありませんでした。ソウルコレクターも今ひとつと感じ、キャサリンダンスで復活と思った矢先、007、期待もしたのですが何とも言いようのない結果。007としては悪くは無いのですが、ディーバーの作品としては残念。完璧なプランを建てる機械好き、屍体好きな経営者、その黒幕、悪役はユニーク。イギリス国内の協力者、対抗者、上司、同盟国の曲者、イアンフレミングからの継承したキャラクター。問題はボンド、オリジナルを脱却できない宿命。キャラクターとして出来上がりすぎている(万人が知っている)ので面白みが無い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の1ページまで展開が気になる作品でした。断片ばかりの手がかりから、解決策を見出していく幾つものスリルある行動や、ロジックには巧妙さを感じさせられます。描写はとても鮮明です。ジェームスボンドというファクターからものを見ると、こうゆう風に見えるんだ!という感覚と、あたかも自分自身がミッションを遂行しているような気持にさせられます。事件のリミットが1週間であることから作品自体が1週間モノになっています。1日ごとに読み進めたのですが、常に巧妙なトリックが仕掛けられており、読者の予想をはるかに超えるストーリーでした。作者のこだわりとして、美食家、知的なボンドを的確に描いています。そういったボンドの趣味も楽しくリアルに表現されているので意識してみるとまた違った楽しみが見えてきます。そして、なんと言っても次回作が見たい!という気持ちにさせてくれます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
007は、映画の近作3〜4作しか観ていません。その点を前提で。 ディーヴァーのボンドは、映画のフェロモンたっぷりのボンドと違って、知的で理性的です。セクシーさはほとんど感じられません。007のファンにしてみれば物足りないかもしれませんが、ディーヴァーのファンならすんなり受け入れることが出来るでしょう。 ディーヴァーの007には、映画のような荒唐無稽な小道具は出てきません。アクションシーンも派手さはありません。そこにあるのは、実際のスパイを見ているようなリアリティです。映画的けれん味には欠けますが、ディーヴァーファンならしっくりとくるでしょう。 まとめて言うと、 原作ものはいいや、というディーヴァーのファンにこそ読んでもらいたいです。ディーヴァーの持ち味である緻密な構成とどんでん返しが、今作でも待っていますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1)キングレー・エイミス 2)ジョン・ガードナー3)レイモンド・ベンスン4)セバスチャン・フォークス、(他にムーン・レイカーのノベライズ作家) と来て、いきなりあの”ディーヴァー"が007ボンドを書くなんて、驚愕しかないわ... (今年はドン・ウインズロウの「サトリ」にも驚いたが、こっちの方が衝撃度は大きい!なにしろ動けないライムに 代わって、動き回るボンドとは) 物語は9.11以降の "VS テロ"物を、いかにもディーヴァーらしい、どんでん返しストーリーとして展開しており、 ライム・シリーズ同様、安心して物語に身を委ねられる。実際面白くて、どこで読み止めていいか分からなかった... これで主人公がボンドでなければ、満足の五つ星だったのだが、ボンドが主人公となると、これが微妙... 推測だが「フレミング財団」がボンドの造詣をこれまで通りの「ダンディズムの権化」としているなら、 本作は、財団には気に入らなかったのでは無いかと推測。 一例をあげると、ボンドが敵より先に目的地に到達する為にプライベートジェットを徴用する場面、 本来なら政府にどんなに金を使わせても、手段を確保=世界はそれくらいボンドにお世話になってきている はずなのだが、此れがままならず、ボンドは自分個人の<恩の貸し借り>帖をめくって、自分で手配せねば ならない羽目に陥るのだが、その過程で判明したのが、ボンドはこの<貸し借り>帖を貸越しにしておくべく、 普段からこまめな<恩>作りをしていることが判明、この場合にもプライベイト・ジェットを何台も保有している 友人の息子の”いじめ”問題に自ら乗り出して、息子の同級生を自らボコにしているんだが、<殺しのライセンス>を 持つ男がこんな...ネエ、微妙でしょう?私はこの場面を境に、本書への期待感が大分低下するのを感じた。 それからボンドの容姿が微妙に不明。身長・体重・傷などは明記あるのだが「もてそうな顔か、否か」不明。 これまでであれば、出会った女性は例外なく、魅了出来たはずだが、今回は<友人>どまりも多く、 9.11以降を生き抜くスパイは、やはり目立ちすぎる容姿は禁物ということか...これも財団は気にいらんのでは? ディーヴァーによる続編はないと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなりの遅読家に属する私が2日ベッドを共にするだけで読み切りました。 英米のアマゾンを見ると、海外の読者から厳しい批判が寄せられていたので、 若干身構えて読み出したのですが、そんな批判を忘れて十分に楽しみました。 さすがはベストセラー作家。 最後までハラハラさせてくれるし、アクションシーンも満載だし、ボンド作家としては合格じゃないですか。 ガードナー、ベンソン、フォークスと続けて読んできましたが、それぞれ持ち味がありますね。 ディーヴァーは映画より原作小説に近いイメージ。 ただ、フォークス作品同様、ボンドがおとなしめに感じるのは時代の要請? ガジェットも地味ですかね。 まずは読んでのお楽しみという類の小説なので多くを語れませんが、 次回作も読んでみたいという気にさせられました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!