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QED 伊勢の曙光



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【この小説が収録されている参考書籍】
QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)
QED 伊勢の曙光 (講談社文庫)

QED 伊勢の曙光の評価: 3.89/5点 レビュー 19件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全19件 1~19 1/1ページ
No.19:
(2pt)

作者自身が自分の説を信じていないんじゃないだろうか

このシリーズ、すべては読んではいないがようやく気付いたことがある。

作者自身が自分の説を信じていないんじゃないだろうか。

例えばSF作家が「重力波と光子をこの機械でうんたらかんたらしたらタイムトラベルが可能になる」という説を自作で書いていたとする。でもだからと言って作者がその説を信じているわけではない。あくまで読者に楽しく読んでもらうための設定である。

このQEDシリーズも、作者が創造したあくまで読者に楽しんでもらうための設定なのだと最近思うようになった。

ただSF小説と違って、「この解釈が正しい」と思い込む読者がいるのがあまりよろしくないとも思っている。私は歴史研究者ではないが、歴史の研究とは古文書を発見し、文献を紐解き、遺跡を発掘しては茶碗片を組み立てるような地道な作業の積み重ねであると思っている。それをさらに多くの研究者が検討する。歴史の教科書に載っているのはそんな地道な研究結果の最大公約数であって、将来的に訂正されることはあるだろうが現時点での研究の成果である。

1冊、小説を読んだだけで「目からうろこ」だの「これが真実」だのと思うのは、歴史の研究をしている大勢の歴史学者にとって失礼だろう。
QEDシリーズはあくまでエンターテインメントであって、歴史の真実ではないとわかったうえで楽しむのが基本だと思う。

じゃあどの辺が作者の創造なのかと言えば、今作でいえば「さみだれ」に関するあたりだろうか。文中では「サ」は「恐ろしい神様」と言っているが、少なくとも自分は聞いたことがない。早川孝太郎が「サ神」という言葉を提唱したが、これとて「田・田植え・稲」の神様であって、恐ろしい神様ではない。「サ」は小さい・細かいとか裂けるとかの接頭語という解釈が一般的である。

「サ・苗(早苗:田植え時期の小さな苗)」や「サ・乙女(早乙女:田植えをする女性、神事でもある)」、どちらも「田・田植え神」ととらえることも「早い・細かい」ととらえてもおかしくない。また「皐月」は新暦では5月を指すが、旧暦では6/21(またはその前後)の夏至を含む月であるので、まさに「サ(田・田植え)・月」である。「さみだれ」は「サ・み(水)・たれ(垂れ)」であって、「田植えの時期に降る水(雨)」だろう。「淫雨」についても「淫」の本来の意味は「害をなすほど度を越して続く」という意味で、「女性を求めて妄執にかられるという意味」など聞いたこともない。現代の語意から作者が作った意味だと思う。

このように、小説をエンターテインメントに仕上げるため、作者の「創作」が入っている。それはそれで悪いことではない。小説なんだから面白ければいいのだ。
よろしくないのは、「これが真実」と思ってしまうことだろう。
「どこまでホントなのかな?」と自分で調べてみると、とても楽しいのでおすすめ。
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No.18:
(5pt)

満足!

対応早く、説明どおりの商品でした。
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No.17:
(2pt)

訳分からなくなっている!

なんか、あまり訳が分からない位、複雑です。
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No.16:
(5pt)

歴史の謎とき。

大ファンのシリーズです。歴史は真実はわかりませんが、だからこそ高田先生の小説はファンタジーがあって大好きです。
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No.15:
(3pt)

書字額の観点からは最後の結論は違うのでは?

長年大変興味深く拝読したが・・・
「宮」という字の上下の口がつながっていない字は、初唐の楷書では正格な字体であり(九成宮醴泉銘などをみればわかる)、最近まで社寺等で筆で楷書を書く際には正格な字体として使用されていたもの。「宮」だけではなく、「営」など同様の部首を持つ字は上下の口がつながらないのが正格とされてきた。
この字をもって彼岸と此岸を分けているというのは書字学の観点からは違和感を禁じ得ない。
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No.14:
(3pt)

シリーズを読んでみようかなという気になりました

講談社文庫・高田崇史著『QED 伊勢の曙光』のレビュー。
2014年2月読了。

初めて読んだQEDシリーズが、その完結編たる本作だった。
なぜこの最終巻を手に取ったのかというと、「伊勢神宮の謎」に興味を持っていたからだ。
俺は、伊勢神宮の謎に関する本が好きなのだ(^_^)

謎が多い伊勢神宮については、いろんな作者の様々な解釈がある。
“高田崇史はこういう解釈をしている”ということを知りたかったわけなので、シリーズの主人公である祟(たかし)と奈々の行く末などというものには興味なく読み進んだ。
一方、シリーズファンならよく知っているであろう他の登場人物について、初読の俺にはその関係性やキャラクターがよく分からず、「他の作品でちょっと予習しておくべきだったか・・」と思う事もあった。

殺人事件の謎解きについては、ちょっと俗人的過ぎて好みではなかった。
しかし伊勢神宮の謎解きについては、初めて知る点もあり興味深かった。
同シリーズの他の作品を読んでみようかな、という気にはさせられた。
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No.13:
(5pt)

しろう

購入してよかった。また同じような物が出ればかいたい。よろしくおねがいします。
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No.12:
(5pt)

ハッピーエンド

タタルの言葉が気になるけど…。
出雲神伝説、伊勢の曙光、ホームズの真実の3冊で、あの4人が幸せになったことが分かって良かった!!
日本史についても、また知りたくなりました。
有り難う『QED』!!
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No.11:
(5pt)

やはり伊勢神宮はあやしい

そもそも私が、日本の古代に興味を持ったのが、伊勢神宮がなんだか、ピンとこないといううことでした。
それは伊勢神宮が、歴史ものの小説や物語にほとんど登場しないことでした。
皇室の御先祖のアマテラスをお祀りしているにしては、歴史の重要な場面がほとんどない。そんな疑問に
真っ向から挑戦してくれた気がします。
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No.10:
(5pt)

読み応え有り。

流石最終話だけあり、読み応え十分です。ほんとに終わりなのが残念。ついつい続編を期待してしまいます。できれば、主人公たちのその後のドラマを題材にした物語を書いてほしい。
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No.9:
(1pt)

(サスペンス+著者の歴史解釈+恋愛ものの要素)×犯罪

著者の歴史解釈、うんちくの披露を含んだ冒険譚、的内容。これに読者の興味をひくための恋愛譚的内容を加え、これらをまとめるために『犯罪』部分を加えてみました。という印象。
メイン(と期待していた)ミステリー部分は、サスペンスドラマ的内容で、犯人は特に意外なものではなかった。
歴史解釈は、過去作と同様で、特に新味なし。このシリーズは、最初の方が良かった。
卑弥呼解釈まで登場とは。神話と、寺社解釈と、史書記載の人物と、全部入り乱れてます。
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No.8:
(3pt)

シリーズ物は引き際が大事

QEDシリーズの完結編であります。
いろんな関係者が顔を出してきて、まさに大団円といった感じなのですが、最後を飾る事件、そして伊勢神宮の謎解きが、いつも通りといいましょうか、華がないといいましょうか……。
本シリーズ、最初の頃は歴史の裏側を覗き見る驚きに本当にわくわくしたものですが、シリーズを重ねるに連れ、謎解きのための謎解き、ウンチクのためのウンチクに終始してしまい、祟の解釈を披露されても、だから何なの?という感想しか湧かなくなってしまったのがたいへん残念です。
シリーズ物は引き際が大事。
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No.7:
(5pt)

満足だけど、その後が知りたいな〜

シリーズをずっと読んできた長年のファンです。

毎回、自分の知らなかった歴史の裏側を勉強できて
読み応えがありました。

でも、本編以上にタタルさんと奈々ちゃんの
二人の関係の進み具合が気になって気になって!
だってのんびりしていて素敵なんだけど
本当にちっとも進まないんだもん・・・
弥生さんのいうとおりです!
タタルさん、大事なことに気がついてないですよ!!

で、やっとハッピーエンドで大満足です。

でも、二人のその後がちらっとでも知りたいので
短編集を出してほしいな〜。
しかも、まだまだ深まる歴史の謎があるので
それとからめてもらえると嬉しいです。
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No.6:
(2pt)

やはり百人一首は越えられなかった?

いつからか、このシリーズ、すべての神社仏閣や伝奇が、
怨霊や為政者の謀略に結びつけられるようになり、
ちょっとこじつけが過ぎるんじゃないかって気分で、
評価の高めの作品だけ読むようになっていたのですが、
この最後の作品も、結局、第1作の百人一首の話には及ばなかったかな、
という印象です。

百人一首の謎は、編者の隠された想いを、
大胆かつ鮮やかに描き出してくれたところに感動があったのに、
その後の作品では、歴史上で虐げられた人々への思い入れが強すぎて、
ロジックが空回りしてしまっていたのが、残念ですね。

ま、何はともあれ、シリーズとしてはケリがついたので、
別の作品で、また感動を与えてくれることを望みます。
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No.5:
(5pt)

御伊勢参り

QEDシリーズ完結は、やはり伊勢!
「天皇家の始祖天照大伸とは?」、「天皇家とは?」、「日本人とは?」この謎に、学校の歴史教育では教えてくれない大事な歴史をふまえて、現代に起こった殺人事件の真相・キャスト同士の不思議な縁、自分は歴史の一部なのだという大河の中へ私を誘ってくれた。ラストまで一気に読破させてくれる一品です。
伊勢に行って確かめたくなりました。
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No.4:
(5pt)

せかいじゅうのだれより

巻末の暗号文、半日、考えていましたが、分からず。

このシリーズ、 歴史認識や神社の存在が、全く変わってしまった感じです。
出会ってよかった!
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No.3:
(5pt)

いつかまたどこかで

日本史にこんなにも騙りが多いことを教えてくれたQEDシリーズ。
過去の歴史について、自分なりに考え、学ぶ機会を、堅苦しくない形で与えてくれたと思っています。
いつもはある程度読み込んでアタマに入れるとすぐに忘れてしまうのですが、今回はストーリーも緻密で、シリーズ完結とあっていろんなサプライズもあり、久しぶりに心に永く残っています。

毎回いろんなお酒やカクテルが登場するのも楽しみでした。

奈々とタタルの関係が進みそうで進まないのがもどかしかったけれど、今回はシリーズ完結の最後の最後にして、タタルがやっと!?
よーく気をつけていると、あちこちにタタルの心境の変化?というか態度が柔らかくなっているのが読み取れました。
最後は奈々に何といったのかはっきりとは書かれていないので想像するしかないのがちょっと心残り。
でも今さら「好き」なんて言わなくても伝わっていると思うし、となるとやっぱり・・??

作者の高田氏はQEDの完結をきっぱり宣言していらっしゃいますが、まだ『カンナ』シリーズが続いていますので、そちらで二人のその後がすこーしでも分かればいいな、と淡い期待をしています。


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No.2:
(4pt)

あの二組のその後

『出雲大遷宮』でタタルが触れていた「大地くん」のおかげで、あの二人のその後が分かるのが個人的にツボでした。
タタルが最後に奈々ちゃんに何と言ったのか書かれていません。読者の想像に任せるのもありだと思いますが、私としてははっきり書いて欲しかったです。でも二人の関係に決着がついているので良いですね。
伊勢や天照大神についてのウンチクは、まあこれがQEDのメインテーマということで「なるほど」と読んでおきました。
昔から大切に継承されてきた風習のために犠牲になってしまう人々という事件についてですが、犠牲になった経験を持つ神山禮子ちゃんの胸中についても知りたかったです。
これで完結、お疲れさまでした。
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No.1:
(4pt)

タタルさんと奈々さんの行く末は…

歴史うんぬんより タタルさんと奈々ちゃんのエピソードが大好きで読んでいました。
今回完結ということで、どんな結末が待っているのかドキドキして読み進めました。
他のシリーズのキャラがちょいちょい出てきたり、今までのエピソードを振り返ったりと、最終巻らしい作品でした。

でも全部がすっきりってわけでもなく、いくつかのエピソードは謎のまま。続編とかあるのかしら??または他シリーズでおいおい明らかになっていくのかなといった感じです。
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