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QED 伊勢の曙光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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このシリーズ、すべては読んではいないがようやく気付いたことがある。 作者自身が自分の説を信じていないんじゃないだろうか。 例えばSF作家が「重力波と光子をこの機械でうんたらかんたらしたらタイムトラベルが可能になる」という説を自作で書いていたとする。でもだからと言って作者がその説を信じているわけではない。あくまで読者に楽しく読んでもらうための設定である。 このQEDシリーズも、作者が創造したあくまで読者に楽しんでもらうための設定なのだと最近思うようになった。 ただSF小説と違って、「この解釈が正しい」と思い込む読者がいるのがあまりよろしくないとも思っている。私は歴史研究者ではないが、歴史の研究とは古文書を発見し、文献を紐解き、遺跡を発掘しては茶碗片を組み立てるような地道な作業の積み重ねであると思っている。それをさらに多くの研究者が検討する。歴史の教科書に載っているのはそんな地道な研究結果の最大公約数であって、将来的に訂正されることはあるだろうが現時点での研究の成果である。 1冊、小説を読んだだけで「目からうろこ」だの「これが真実」だのと思うのは、歴史の研究をしている大勢の歴史学者にとって失礼だろう。 QEDシリーズはあくまでエンターテインメントであって、歴史の真実ではないとわかったうえで楽しむのが基本だと思う。 じゃあどの辺が作者の創造なのかと言えば、今作でいえば「さみだれ」に関するあたりだろうか。文中では「サ」は「恐ろしい神様」と言っているが、少なくとも自分は聞いたことがない。早川孝太郎が「サ神」という言葉を提唱したが、これとて「田・田植え・稲」の神様であって、恐ろしい神様ではない。「サ」は小さい・細かいとか裂けるとかの接頭語という解釈が一般的である。 「サ・苗(早苗:田植え時期の小さな苗)」や「サ・乙女(早乙女:田植えをする女性、神事でもある)」、どちらも「田・田植え神」ととらえることも「早い・細かい」ととらえてもおかしくない。また「皐月」は新暦では5月を指すが、旧暦では6/21(またはその前後)の夏至を含む月であるので、まさに「サ(田・田植え)・月」である。「さみだれ」は「サ・み(水)・たれ(垂れ)」であって、「田植えの時期に降る水(雨)」だろう。「淫雨」についても「淫」の本来の意味は「害をなすほど度を越して続く」という意味で、「女性を求めて妄執にかられるという意味」など聞いたこともない。現代の語意から作者が作った意味だと思う。 このように、小説をエンターテインメントに仕上げるため、作者の「創作」が入っている。それはそれで悪いことではない。小説なんだから面白ければいいのだ。 よろしくないのは、「これが真実」と思ってしまうことだろう。 「どこまでホントなのかな?」と自分で調べてみると、とても楽しいのでおすすめ。 | ||||
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なんか、あまり訳が分からない位、複雑です。 | ||||
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著者の歴史解釈、うんちくの披露を含んだ冒険譚、的内容。これに読者の興味をひくための恋愛譚的内容を加え、これらをまとめるために『犯罪』部分を加えてみました。という印象。 メイン(と期待していた)ミステリー部分は、サスペンスドラマ的内容で、犯人は特に意外なものではなかった。 歴史解釈は、過去作と同様で、特に新味なし。このシリーズは、最初の方が良かった。 卑弥呼解釈まで登場とは。神話と、寺社解釈と、史書記載の人物と、全部入り乱れてます。 | ||||
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いつからか、このシリーズ、すべての神社仏閣や伝奇が、 怨霊や為政者の謀略に結びつけられるようになり、 ちょっとこじつけが過ぎるんじゃないかって気分で、 評価の高めの作品だけ読むようになっていたのですが、 この最後の作品も、結局、第1作の百人一首の話には及ばなかったかな、 という印象です。 百人一首の謎は、編者の隠された想いを、 大胆かつ鮮やかに描き出してくれたところに感動があったのに、 その後の作品では、歴史上で虐げられた人々への思い入れが強すぎて、 ロジックが空回りしてしまっていたのが、残念ですね。 ま、何はともあれ、シリーズとしてはケリがついたので、 別の作品で、また感動を与えてくれることを望みます。 | ||||
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