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わくらば追慕抄
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わくらば追慕抄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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先に、わくらば日記を読んでからこの本を読んでください。2冊セットで買っておくと安心すると思います。 | ||||
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お転婆な語り手のワッコちゃんと、 話は進んで行きます。 第1弾では病弱だった、 姉さまの鈴音(りんね)ちゃんも、 ずいぶんとたくましくなって登場します。 新たに加わる登場人物や昭和を思わせる 描写も変わらず楽しませてくれるけれど、 少しばかり盛り込み過ぎたかも…。 もっとゆっくり楽しませてくれても 良かったかな。 秦野さんと、神楽さんにはぜひ 結婚してもらいたかった。 順番的には神楽さんだけど…。 キャラがそうじゃないのが またいいと思う。 第3弾も楽しめそうです。 | ||||
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わくらばシリーズ第2弾。昭和34年から37年の5編を収録。 「日記」のほうは事件簿的であるが、こちらは少しミステリを はらんでいる。 鈴音と同じ能力を持った「薔薇姫」こと御堂吹雪が登場するが、 その関係性が分からないのだ。 どうも鈴音を赤ん坊のころから知っている―――そんな素振りなのだが。 しかも能力は鈴音よりも強く、なぜか鈴音を強く憎んでいる。 「薔薇姫」の正体は、最後まで分からない。 これは次作に期待するしかないだろう。 ただ「日記」の最初の章で語られた鈴音の命は27だ。 大体1篇が1年だとしても、続編が出て話が進むということは、 それだけ鈴音の最期に近づいていくことと同義なのである。 題名がただの「日記」から「追慕抄」となったのも、和歌子が より強く鈴音を思い出しているから? どちらにしても続編を読まずにはいられない。 | ||||
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私は大事な一人息子を守りきれず一昨年に自殺させてしまいました。ギリギリまで息子は我慢して我慢して頑張って着けてしまったのです。責められるはずがありません。世間は簡単に自殺はずるいと言いますが何がわかるのですか。簡単に言わないで欲しい、絶望の日々を主川さんの本でどれだけ癒されていることでしょう。ありがとうございます | ||||
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「かたみ歌」がとても好きだったので、ほかの作品をと思い読んでみました。 わくらばシリーズ?の2巻目。 ノスタルジックでやさしくて、でもほんのり暗い感じの雰囲気が好きです。 「かたみ歌」のイメージより読み口もキャラクターもライトな感じ。 昭和のこの時代のころはさっぱりわからなくて、出てくる流行りものも「?」となるのですが、 それでも郷愁を誘われるので不思議。 話の続きがとっっっても気になるのですが、 まだ続刊は出てない?ようでものすごーくもどかしいです。 3巻、待っております。 | ||||
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わくらば日記がとてもよかったので読みました。期待通りでしたが、それ以上でもありませんでした。 50代以上ならば必ず、背景が容易に察せられるので読みやすいと思います。 | ||||
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朱川 湊人のわくらばシリーズ第二弾。 ファンタジーの要素もありますが、昭和ノスタルジック小説、と言う感じが強いです。 なんだか懐かしい雰囲気に引き込まれます。 朱川 湊人はホラーもいいですが、ノスタルジックもいいですな。 このシリーズは続きそうです。 星五つ。 | ||||
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ほとんど昭和の時代に生きたことがない私でも、なぜか懐かしいと感じてしまいます。古きよき日本の姿と心優しい人々と、その影と。心に影を抱えた人たちのひとつひとつの物語に悲しくて切ない思いがするのだけれど、明るくて元気な語り手のワッコちゃんと周り心優しい大人たちとの掛け合いにクスっと笑えたりします。まだ話は続くのでしょうか。鈴音さんと秦野さんのその後も気になるし、ぜひ続きがでますように。。 ところで、“冬は冬の花”でレンコさんにぶつかった男の子とそのお兄さん、『かたみ歌』の一篇、“夏の落とし文”に出ていた兄弟ですよね。だとすると、あれはあの商店街だったんですね。それを発見した時は朱川ファンの私としては、とっても嬉しかったです。 | ||||
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わくらば日記の続編ですね。心暖まるかと思いましたが、なんだか切ない気持ちになりました。内容は凄く良かったですね。切なくなりたい時に読むといいかもしれませんね(笑) | ||||
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この作品は「わくらば日記」の続編短編集だ。主人公の和歌子の姉には人や物を見ると、その人や物の周りで過去に起こった出来事の情景をみることができる不思議な能力を持っている。この能力を頼って知り合いの刑事などが依頼を持ち込んでくるため、二人は様々な事件に巻き込まれることになる。 本書には5つの短篇が収められており、各々で二人は風変わりな事件に遭遇する。人間は誰しもあまり思い出したくない辛い記憶を有していると思うが、特に戦後間もないこの時代には貧困や戦争体験により今以上にそのような記憶を秘めている人が多いようで、それにまつわるようなエピソードが展開される。 従ってエピソード自体はどちらかというと暗い内容が多いが、主人公の明るいキャラクタにもよるのか読後感は少し切ないが救われる気分もあり、決して悪いものではない。このシリーズはまだ続きそうであるが、和歌子も高校生になり大人になってきたし、姉と同じ能力を有するがこれを金儲けに悪用する薔薇姫という悪役の登場もあり、今後どのような展開をたどるのか楽しみである。 | ||||
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「わくらば日記」に続くシリーズ2作目です。 話が進むにつれて徐々に姉妹も、他の登場人物も成長し、深みが出てきます。 登場人物の意外な面。心の葛藤が読めて面白いです。 派手さは無いけれど、だからこそ心に響くものがあります。 たしかに新に登場した"彼女"の話が少ないけど。だからこそ 「次もありそう」と思うと嬉しくなります。 そう遠くない時、終わりが来てしまいそうな話なのですが・・・それはまだ先でいい。 なるべく無理の無い程度に続けて欲しい。 読むとこの辺の言い回しの意味が解かると思います。絶対お勧めの一冊です。 | ||||
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「わくらば日記」の続編です。「わくらば日記」を読んだ時から絶対に続編が出ると信じてましたヽ(^o^)丿 姉さまと二人で多くの謎を解明した子ども時代からおよそ50年・・・ ワッコちゃんが当時を回想する形で展開し、ノスタルジーあふれる前作の良さはそのまま、古い時代の良さが味わい深く描かれています。 今回のポイントは新しい重要キャラクター・『薔薇姫』こと御堂吹雪の存在。 姉さまと同じような力(しかも姉さまよりも能力は高い)を持つ薔薇姫はその力を姉さまのように人のために使うのではなく、人の弱みを握ることに利用し悪事を働いています。 姉さまとは子供の頃に対面したことがあったらしく、姉さまとワッコちゃんに対して怒りを燃やしている。 でも、二人はその理由に思い当たらない・・・。 今作は姉さまと薔薇姫の戦いが作品のメインになるのかと思いきや、彼女の出番は思ったほどは多くなく、なんだかせっかく持ち出された問題を放置されたような感じ(-_-;) 彼女の謎はまだまだ多く、何にも解決していません。 どうやらこれは3作目への布石。シリーズ3作目は絶対にあると思います! 過去に何があったとしても、これからはまっすぐに生きて行こうする人々の真摯な思いが胸に響き、人の優しさがまぶしい作品。 その中に黒く咲き乱れる薔薇姫の存在が、今後を大きく左右しそうです。 | ||||
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昭和30年代というと、日本がまだ戦後を引き摺っていた時代で、 5つの物語はいずれも戦争の影が色濃く残っている。 人々が戦後の復興において、どこかに救いを求め、必死に立ち直ろ うとしている生き様が目に浮かんでくる。東京大空襲や洞爺丸の 惨事等が物語にさり気無く散りばめられているのも切なく、興味 深かった。 インターネットや携帯がない時代、ストーリーはあくまでスローテ ンポで進むが、「過去を透視できる能力」を持つ鈴音が鮮やかに解 決する瞬間は快感でもある。 死や犯罪を扱った作品が多いのに、どこか、レトロで郷愁を感じて しまうのはやはり、ゆったりしたこの時代がそう思わせるのだろうか。 結局この時代の人は誰しも皆、心に戦争という傷跡を負って懸命に 生きていた時代。犯罪の中に癒される場面をも感じてしまった。 御堂吹雪の突然の登場はセンセーショナルだが、確かに尻切れ蜻蛉 の印象、鈴音との曰くありげな因縁はきっと続編があるのでしょう。 それに期待しましょう。 | ||||
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不思議な能力を持つ鈴音が、つぎつぎと事件を解決していく様子を、 妹の和歌子が回想するという形のお話です。 昭和という静かに流れる時間の中で、誠実に生きる人たちが、 とてもいとおしく感じられました。 すべてのキャラクターが個性的で魅力的。 キラキラと光っていました。 難点を言えば、冒頭で出てきた謎の女性の正体が最後まで分からなかったこと。 次巻へ続くんだと思うのですが、 彼女の存在を放置した感じで、ちょっと疑問が残りました。 そこがマイナス要素です。 | ||||
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