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カラマ-ゾフの兄弟
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【この小説が収録されている参考書籍】
カラマ-ゾフの兄弟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全554件 101~120 6/28ページ
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kindle版を購入しました。 内容はもちろん素晴らしいのですが、移動しようとすると、編単位でしか目次がないのが不便でした。改善できないでしょうか? 他の巻は対応できているようなのですが… | ||||
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kindle版を購入しました。 内容はもちろん素晴らしいのですが、目次が編単位でしかなく、若干不便でした。 改善できないものでしょうか? | ||||
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この本には、『カラマーゾフの兄弟』序文と第1部(第1編~第3編)が収録されています。 ドストエフスキーは序文で、『カラマーゾフの兄弟』は「これはもう小説というより、主人公の青春のひとコマを描いたものにすぎない」と語っています。『カラマーゾフの兄弟』は『罪と罰』と同じように、青春の物語みたいですね。 第1編は、ほとんど登場人物の紹介に費やされていました。 第2編では、次男のイワンが「人類から不死に対する信仰がなくなれば生活のための生命力が枯渇するし、あらゆる行為は許される」という思想を開陳します。宗教や不死は、人間の生き甲斐や倫理観を強力に支えているんだなあと思いましたね。 第3編では、長男のミーチャが「美っていうのは、じつに恐ろしいよ!」と言っています。このセリフは、三島由紀夫の『仮面の告白』の冒頭で引用されています。三島は、ミーチャがいう「ソドム(悪行)」としての同性愛を描いたわけですね。 | ||||
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村上 春樹は嫌いだが絶賛しているようなので後学の為に一応読んでみた。 キャラクターがあまりにも典型的なので少しウソ臭く感じたが ドストエフスキーの筆力はさすがに深く人や社会を抉っていた。 登場人物は概ね嫌な人間ばかりだった。 特に、哲学に違いはあるものの、大して実力は無いのに プライドだけ高いイワンやミーチャに嫌悪を覚えた。 彼らを振り回す優柔不断で欲深く狡猾なカーチャやグルーシェニカ等は論外だった。 しかし、それも、父親の名誉の為ならクラス全員を敵に回す事も辞さなかった 少年の純粋さや敬虔な高僧ゾシマの高潔さを際立たせる為だったのかも知れないし 彼らの心の中にもある綺麗な所を表わす狙いがあったのかも知れない。 そして、あまりにも誰でも彼でも優しく許す修道僧アリョーシャに少し苛立ちを覚えたが 人間は悪を退け善人として生きるべきであるという彼の主張は真理としか言いようがない。 | ||||
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"『あのね、コーリャ、それはそうと君はこの人生でとても不幸な人になるでしょうよ』突然どういうわけか、アリョーシャが言った。"1880年発刊の本書は1800ページを越える著者最後の大長編かつ不朽の【小説の王様】として、様々なテーマを内包していて読み応えあります。(続編が読みたかった!) 個人的には村上春樹が『ペットサウンズ』の後書きで『世の中には二種類の人間がいる。カラマーゾフの兄弟を読破したことのある人と読破したことのない人だ』と述べるなど、多くの作家が言及していたり。また文学史的にも有名な【大審問官】『神がいなければ、全てが許される』のシーンの部分は特にちゃんと読んでおきたいと思った事から、学生時代に挫折したトラウマを苦く思い出しつつ手にとりました。 さて『親殺し』を主題とした3(4?)兄弟のそれぞれの人間模様を描いた【よく知られた内容に関しては割愛する】として。本書に限らずロシア文学に挫折してしまう理由として日本人には馴染みが薄く、また呼び名が作中内でコロコロ変わる登場人物の名前、そして本書に関しては前半部分のよく言えばサービス精神豊富、悪く言えば現在の感覚ではやや回りくどい饒舌さにあるのではと思うのですが。 そんな今回は、あえて【ネットで入手した人物関係図】を手元に、そして【ロシア文学や本書に関する様々な解説書】を事前に読み込んだ上で万全の準備で再挑戦した事もあり、親殺しが起きてから、爆発的に加速していくかの様に丁寧に張り巡らせた伏線を見事に回収した上で【最後の法廷でのやり取りに結実する】圧巻の展開が見事に尽きる本書に集中することが出来て、読後の満足感はもちろん、予告されていたとされる続編を読みたかった!という叶わぬ気持ちを読後に抑える事が出来ませんでした。 また。本書を課題図書にした読書会も別に主宰したのですが。参加者全員から【読後の満足度の高さ】に関しては全員が意見が一致した上で、約140年前に書かれたにも関わらず、それぞれの登場人物の鮮明かつ魅力溢れる描写もあり『こんな人、現在の職場に似た人いてる』などの人物に対する声がそれぞれにあがったのも興味深かった。(私的には長男のドミートリイ"ミーチャ"推しです) 夏目漱石も絶賛する著者の挑みがいのある長編を探している誰かに。また様々なテーマを包括しつつシンプルに展開する本書の【小説としての完成度の高さ】を実感したい誰かにもオススメ。 | ||||
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"『あのね、コーリャ、それはそうと君はこの人生でとても不幸な人になるでしょうよ』突然どういうわけか、アリョーシャが言った。"1880年発刊の本書は1800ページを越える著者最後の大長編かつ不朽の【小説の王様】として、様々なテーマを内包していて読み応えあります。(続編が読みたかった!) 個人的には村上春樹が『ペットサウンズ』の後書きで『世の中には二種類の人間がいる。カラマーゾフの兄弟を読破したことのある人と読破したことのない人だ』と述べるなど、多くの作家が言及していたり。また文学史的にも有名な【大審問官】『神がいなければ、全てが許される』のシーンの部分は特にちゃんと読んでおきたいと思った事から、学生時代に挫折したトラウマを苦く思い出しつつ手にとりました。 さて『親殺し』を主題とした3(4?)兄弟のそれぞれの人間模様を描いた【よく知られた内容に関しては割愛する】として。本書に限らずロシア文学に挫折してしまう理由として日本人には馴染みが薄く、また呼び名が作中内でコロコロ変わる登場人物の名前、そして本書に関しては前半部分のよく言えばサービス精神豊富、悪く言えば現在の感覚ではやや回りくどい饒舌さにあるのではと思うのですが。 そんな今回は、あえて【ネットで入手した人物関係図】を手元に、そして【ロシア文学や本書に関する様々な解説書】を事前に読み込んだ上で万全の準備で再挑戦した事もあり、親殺しが起きてから、爆発的に加速していくかの様に丁寧に張り巡らせた伏線を見事に回収した上で【最後の法廷でのやり取りに結実する】圧巻の展開が見事に尽きる本書に集中することが出来て、読後の満足感はもちろん、予告されていたとされる続編を読みたかった!という叶わぬ気持ちを読後に抑える事が出来ませんでした。 また。本書を課題図書にした読書会も別に主宰したのですが。参加者全員から【読後の満足度の高さ】に関しては全員が意見が一致した上で、約140年前に書かれたにも関わらず、それぞれの登場人物の鮮明かつ魅力溢れる描写もあり『こんな人、現在の職場に似た人いてる』などの人物に対する声がそれぞれにあがったのも興味深かった。(私的には長男のドミートリイ"ミーチャ"推しです) 夏目漱石も絶賛する著者の挑みがいのある長編を探している誰かに。また様々なテーマを包括しつつシンプルに展開する本書の【小説としての完成度の高さ】を実感したい誰かにもオススメ。 | ||||
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"『あのね、コーリャ、それはそうと君はこの人生でとても不幸な人になるでしょうよ』突然どういうわけか、アリョーシャが言った。"1880年発刊の本書は1800ページを越える著者最後の大長編かつ不朽の【小説の王様】として、様々なテーマを内包していて読み応えあります。(続編が読みたかった!) 個人的には村上春樹が『ペットサウンズ』の後書きで『世の中には二種類の人間がいる。カラマーゾフの兄弟を読破したことのある人と読破したことのない人だ』と述べるなど、多くの作家が言及していたり。また文学史的にも有名な【大審問官】『神がいなければ、全てが許される』のシーンの部分は特にちゃんと読んでおきたいと思った事から、学生時代に挫折したトラウマを苦く思い出しつつ手にとりました。 さて『親殺し』を主題とした3(4?)兄弟のそれぞれの人間模様を描いた【よく知られた内容に関しては割愛する】として。本書に限らずロシア文学に挫折してしまう理由として日本人には馴染みが薄く、また呼び名が作中内でコロコロ変わる登場人物の名前、そして本書に関しては前半部分のよく言えばサービス精神豊富、悪く言えば現在の感覚ではやや回りくどい饒舌さにあるのではと思うのですが。 そんな今回は、あえて【ネットで入手した人物関係図】を手元に、そして【ロシア文学や本書に関する様々な解説書】を事前に読み込んだ上で万全の準備で再挑戦した事もあり、親殺しが起きてから、爆発的に加速していくかの様に丁寧に張り巡らせた伏線を見事に回収した上で【最後の法廷でのやり取りに結実する】圧巻の展開が見事に尽きる本書に集中することが出来て、読後の満足感はもちろん、予告されていたとされる続編を読みたかった!という叶わぬ気持ちを読後に抑える事が出来ませんでした。 また。本書を課題図書にした読書会も別に主宰したのですが。参加者全員から【読後の満足度の高さ】に関しては全員が意見が一致した上で、約140年前に書かれたにも関わらず、それぞれの登場人物の鮮明かつ魅力溢れる描写もあり『こんな人、現在の職場に似た人いてる』などの人物に対する声がそれぞれにあがったのも興味深かった。(私的には長男のドミートリイ"ミーチャ"推しです) 夏目漱石も絶賛する著者の挑みがいのある長編を探している誰かに。また様々なテーマを包括しつつシンプルに展開する本書の【小説としての完成度の高さ】を実感したい誰かにもオススメ。 | ||||
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"『あのね、コーリャ、それはそうと君はこの人生でとても不幸な人になるでしょうよ』突然どういうわけか、アリョーシャが言った。"1880年発刊の本書は1800ページを越える著者最後の大長編かつ不朽の【小説の王様】として、様々なテーマを内包していて読み応えあります。(続編が読みたかった!) 個人的には村上春樹が『ペットサウンズ』の後書きで『世の中には二種類の人間がいる。カラマーゾフの兄弟を読破したことのある人と読破したことのない人だ』と述べるなど、多くの作家が言及していたり。また文学史的にも有名な【大審問官】『神がいなければ、全てが許される』のシーンの部分は特にちゃんと読んでおきたいと思った事から、学生時代に挫折したトラウマを苦く思い出しつつ手にとりました。 さて『親殺し』を主題とした3(4?)兄弟のそれぞれの人間模様を描いた【よく知られた内容に関しては割愛する】として。本書に限らずロシア文学に挫折してしまう理由として日本人には馴染みが薄く、また呼び名が作中内でコロコロ変わる登場人物の名前、そして本書に関しては前半部分のよく言えばサービス精神豊富、悪く言えば現在の感覚ではやや回りくどい饒舌さにあるのではと思うのですが。 そんな今回は、あえて【ネットで入手した人物関係図】を手元に、そして【ロシア文学や本書に関する様々な解説書】を事前に読み込んだ上で万全の準備で再挑戦した事もあり、親殺しが起きてから、爆発的に加速していくかの様に丁寧に張り巡らせた伏線を見事に回収した上で【最後の法廷でのやり取りに結実する】圧巻の展開が見事に尽きる本書に集中することが出来て、読後の満足感はもちろん、予告されていたとされる続編を読みたかった!という叶わぬ気持ちを読後に抑える事が出来ませんでした。 また。本書を課題図書にした読書会も別に主宰したのですが。参加者全員から【読後の満足度の高さ】に関しては全員が意見が一致した上で、約140年前に書かれたにも関わらず、それぞれの登場人物の鮮明かつ魅力溢れる描写もあり『こんな人、現在の職場に似た人いてる』などの人物に対する声がそれぞれにあがったのも興味深かった。(私的には長男のドミートリイ"ミーチャ"推しです) 夏目漱石も絶賛する著者の挑みがいのある長編を探している誰かに。また様々なテーマを包括しつつシンプルに展開する本書の【小説としての完成度の高さ】を実感したい誰かにもオススメ。 | ||||
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フョードルは何者かによって、殺されてしまった。犯人は、誰なのだろうか?この長大な、文庫で600ページを優に上回る、この5冊の「兄弟」の中で最長の部分である。 だがここにあるのは、たったの3つの編だけである。「少年たち」「兄イワン」そして、「誤審」の3つである。いずれも重要なのだろうが、特に「兄イワン」では、次男のイワンがスメルジャコフを幾度も訪ねる、そしてスメルジャコフから 「……『何もかも、あなたと二人だけで、あなたといっしょに、殺したんでございます。ドミートリーさまは、まったくの無実でございます。』……」 と言う証言を得る。これで事件は解決か、と思ってしまうのだが、イワンたちを待っていたのは………。 この父親殺し、と言う古くからの神話にも登場する主題を取り上げるだけではなく、哲学史上、最も深遠な疑問である神の存在についても、ニーチェまがいに、『神がいなかったら、神を考え出さなくちゃいけない』と登場人物に語らせてしまう。 まったく深遠な小説なのか、それとも単なる分裂した人格者が作り上げた小説なのか、読者は戸惑ってしまう。 検事の論告、そして、弁護士の弁論、とても長い。内容は、豊かなのかもしれないけれども……。 | ||||
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「カラマーゾフの兄弟」と言う、文学史上に屹立する作品を読み終えて、とても安心している。ドストエフスキーの作品を読んでいて多くの場合思うのが、この作品をどういう観点から捉えればいいのか、と言うことである。それは、この最後にして最長の長編を読んでも変わることはなかった。 亀山市の翻訳は、とても分かりやすくて、読みやすかった。 | ||||
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この第3巻では、重要なことが次々に起こる。そしてドストエフスキーの信仰に対する姿勢も、微妙だと言うことが想像できる。 まず最初に起こったのは、亡くなったゾシマ長老の遺骸が、死後1日もたたないうちから腐臭を放ったことである。これについて、長老をこころよく思っていなかった同僚から悪口が飛び出してくる。またアリョーシャは、ついグルーシェニカ、そして友人を交えて酒を飲んでしまうほど混乱してしまう。驚くのは、アリョーシャが「俗世で生きるがよい」と長老から言われたことから、修道院を去ってしまう、と書かれていることである。 そして語られるのは、芥川龍之介による「蜘蛛の糸」そっくりなお伽話である。ここでは、蜘蛛の糸の代わりに葱、また主役は犍陀多ではなく“意地の悪い女”である。亀山氏の解説によれば、ロシアの話の方が古くから伝わった話らしい。 アリョーシャの話に次いで、この長編の最大の事件が、主人公ドミートリーで、長く語られる。ドミートリーとフョードルは、21歳のグルーシェニカを奪い合うのだが、ついにドミートリーは実家を訪れ、グルーシェニカの振りをして、フョードルを呼び出す。ところが、作家は、ドミートリーがグリゴーリーに大けが負わせる場面は描写するのだが、フョードル殺しについてはまったく具体的に描写していないのだ。 それでもドミートリーは、逮捕され、裁判にかけられてしまう。ようやく、この大長編が最大のヤマ場を迎える。 | ||||
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20代と30代に1度ずつ途中で挫折しました。20年振りに読み始め、最後まで読めました。こんなに面白かったとは。村上春樹が影響を受けた3冊の本にあげているだけあります。死ぬまでにもう一回読みたい本です。 | ||||
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幾度となく挑戦したのだが、何しろ長いし、内容も難しくて幾度か挫折してきた。けれどもひょっとするとこの本を読まないままになってしまうかもしれない、と言う気持ちが潜在的にはあった。そしてMaughamが10大小説の一つに選んでいて、そのうちの幾編かを読み進むうちに、この勢いを生かしてドストエフスキーの最後の長編を読んでおいた方が良いのではないか、と言う気になってきた。誰もが題名だけは知っているけれども、多くの人が読んでいないであろう子の長編を、最後まで読めるか分からないけれども、とりあえず1巻を読んでみた。 この長編は、アレクセイ・カラマーゾフの伝記だそうである。そんなことも、忘れてしまっていた。「大審問官」は少し憶えていたつもりだったけれども……。アレクセイは、フョードル・カラマーゾフと後妻の間の息子で、彼にとって三男である。「すらりとして、紅い頬、すんだ目」と言う主人公にふさわしい人物である。この矛盾に満ちた父子の間にあって、キリスト教に帰依し、最もまっとうな性格の持ち主である、と言うことは記憶していた。 フョードルは、「ろくでもない女たらしであるばかりか分別のないタイプ、といって財産上のこまごました問題だけはじつに手際よく処理する能力に長け、それ以外に能がなさそうな男……」として描かれる。また平気で嘘をつく人物として、描かれている。冒頭から、彼は13年前に悲劇的な謎の死を遂げた、とされている。 長男ドミートリーは、先妻との間に生まれた男として描かれる。次男であるイワンは、アレクセイと同じく後妻との間に生まれたとされる。次男のイワンは、宗教や国家に関心を持ち、僧院の人たちと悶着を起こしている。3人の間の年齢差は、それぞれ4歳と設定され、この時点で、ドミートリーはおよそ28歳、イワンは24歳、アレクセイは20歳、またフョードルは55歳、と言うことだ。フョードルの2人の妻はいずれも、死別している。 そして重要な登場人物であり、アレクセイの師であるゾシマは、第1巻でも既にかなり健康が衰えた状態で現われる。この他に使用人で、もしかするとフョードルの子かもしれないスメルジャコフ、ドストエフスキー同様に癲癇の持病を持っている、も登場する。ドストエフスキーの小説に登場するのは、スタヴローギン、ムイシュキン、ラスコリニコフと言い、すべて特徴的な人物ばかりだが、今回は最後の小説だけあって、数も性格も多様である。 第1巻は、おおよそ各登場人物の紹介、と言った感じだが、とりあえず読み終えた。 | ||||
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イワンの大審問官のくだりなど、周りから難解だと言われてついつい身構えてしまったが何のことはない。 キリストの示した「高み」、あまりに高尚すぎる理想は、大部分の人間にとって非現実的である。との訴えに過ぎない。 弱き人々のために地上に築き上げられた秩序を、天の神秘で乱してくれるなと。 ドストエフスキーを読む際、知識だ読解力だを盾にとって複雑化、高尚化する「読書家」には耳を貸さなくていい。亀山さんの真にわかりやすく、楽しげな解説で充分である。 | ||||
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読み始めから、上巻終わるのに2週間以上かかり、最初はよくわからず辛かったが、上巻の後半から面白くなり、のめり込んで行きました。中巻、下巻と3日で読了しました。 ロシアの人の風習、民族性、考え方もよくわかり、非常に面白かったです。 | ||||
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光文社古典新訳文庫さんありがとう。2巻からは無料で読めないけど、喜んで課金します。 とにかく読みやすい。「へっ、へっ、へっ」の笑い方も、やっぱり直してくれたんですね。 | ||||
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何かの本で一生に一度は読むべき大作と紹介されていた。 試しに買ってみたが・・・。 冊数の多さでひいてしまい、しばらく本棚で眠っていた。 数か月後、気になっていたのでトライ。 数十ページで挫折。登場人物の多さ、場合によって名前の変化等。 しかし、2年後再びトライ。今度はしおりにある登場人物をある程度暗記した状態での挑戦。 何年かかってもよし、1日5分でもよし、内容があまり理解できなくてもよし、としての挑戦。 すると、何故か分からないが前回よりスルスルと読める。 カラマーゾフの3兄弟たちが父親とともに妖艶な美人をめぐって繰り広げられる葛藤、登場人物の独特の個性。 面白くなって2週間で読了。 自分にとっては、今までで一番長いページであり、買ってからは3年が経過してましたが、1度読む価値はあると思います。 自分には無理と思っている人に是非トライしてもらいたいです。 | ||||
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私は亀山訳を読んでいないので (ロシア語も分かりませんし) たいそうなことを言えた身分ではないですが、 訳がひどいということなら もう一度訳し直せばいいと思う。 19世紀のドストエフスキーは この21世紀を生きる我々にまで憑依する 「亡霊」を文学上で表現した恐るべき作家。 明らかに間違いである翻訳ならば 1つずつ訂正していけばいい。 1度出版したからもう直せないということは 断じて無い。 この天才作家に恥じない翻訳を どうか日本語で。我々の前に。 ★5にしたのは亀山氏への応援を込めて | ||||
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ある人は「ドフトエフスキーを読んだことがあるかないかで人間を分ける」とまで言った。 罪と罰、カラマーゾフの兄弟を読んだ今ならそれが痛いほどわかる。 ドフトエフスキーの人間的考察や哲学的問いすべてに圧倒された。 カラマーゾフの兄弟が実は未完の書というのには驚かされた。 翻訳も読みやすく、とても楽しめた。 20代で読めて本当に良かった。 | ||||
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これ置いとくだけで部屋の偏差値が50上がります | ||||
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