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邪悪
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邪悪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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舞台は1905年のニューヨーク郊外、自身の知識的に空白の時代である点とアメリカ探偵作家クラブ賞受賞という冠から購入しました。主人公のサイモン・ジールは当時証拠として認められていない指紋などの科学捜査に注目している過去に心の傷のある刑事のキャラは書き込まれていますが、その相方となる犯罪心理学教授のシンクレア教授の人物像の描写がやや甘いように思いました。本作はシリーズものとして続編がかかれているようなので徐々に書き込まれていくのでしょう。 事件は「羊たちの沈黙」を思わせる王道のサイコ・サスペンスとなっています。時代をひねりにしている点が新鮮です。また時代考証に力を入れており、当時のアメリカ社会生活がどんなものだったかという点も楽しめる要素だと思いました。 派手さはないものの今後大化けする伸びシロを持った作品だと思います。新し物好きさんであれば先物買いとして手にとってもいいのではと思います。 | ||||
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米国人にとっては、100年前のニューヨーク近郊が舞台ということで、郷愁=ノスタルジーをかき立てられ、物語への 没入度=好感度が上がり、結果評価も上がるという事だと愚考するが、それが無ければプロット自体それ程捻られている訳でもなく、不気味さは 確かに感ぜられるが、緊迫度もそれ程凄い訳でもなく(←ここら辺りが、後書きで”おっとり”と評される所以と思うが...) なにがそんなに”邪悪”なのか... 結果全体としてミステリーとしては普通=☆3との読後感。 それと、肝心なところに、”こじ付け”と”いい加減”な臭いを感じてしまった。 1. 出会って2〜3日なのに、何ゆえ、サイモンはアリステアをそこまで信頼して、絆を感じとるのか? 邪推するまでもなく、サイモンがアリステアの義理の娘を気に入ってしまい、無理やり絆を欲しがっている? 2. 基金からアリステア充てに振り出された小切手を、さらに第三者に譲渡させて、この第三者のサインを偽造する という仕組みの説明があったのだが、アリステアのサインも偽造する必要はないのか? 銀行での換金だと思うが、そんな簡単に銀行騙して横領出来たのか? 公証人役場制度とかは如何活用されていたのか? 3. ボトラーとかいう金貸しだが、名前を確認することも無く、金貸すのか? 100年前とは、そこまでおっとりした時代だったのか? 後からのこじ付けに思えてしょうがないのだが... などなど | ||||
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