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処刑前夜



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【この小説が収録されている参考書籍】
処刑前夜 (講談社文庫)

処刑前夜の評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

重いテーマと忘れがたい主人公

最近は冤罪による再審というケースが日本で増えてきており、このテーマは非常に考えさせられる。
加えて、日本では一般的に知られていない死刑の実態がこと細かに描かれており、いかにもアメリカ的な小説だなと思った。

勝気だけれど、非常に繊細な女性らしい側面を持った主人公の姿がいい。
もっと頑張れと応援したくなるような説得力がある。

ただ事件の様相は意外と単純。
本格物と解説に書いてあった気がするが、ことさら大がかりなトリックがあるわけではなく、推理小説に目端のきく読者であれば真相は最初から推測が可能。

死刑囚の人間像も中途半端で矛盾しているというか、ありえなそうな造形になっている。
ストーリーの展開上こういう風にしか描くことができなかったのか、主人公を際立たせるためにこういう風になってしまったのか、何か釈然としない印象を受けた。

★は正確には3個と4個の中間です。
処刑前夜 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:処刑前夜 (講談社文庫)より
4061857126
No.1:
(3pt)

勝ち気で涙もろいオンナ、大活躍

メアリー・ウォーカーは、女探偵とも刑事とも違うけれど、ジャーナリストして、五感を最大限活用して、物語をぐいぐいひっぱっていく主人公を見事に描いている。独断と偏見、思い込み、情にほだされたり、時には自分のやり方を反省したり。アメリカ女の生意気な部分と、女性のかわいい部分をよく表現している。
ストーリーの構成もよく、主人公に感情移入できればあっというまに読み進めることができる。ただ、受刑者ルイ・ブロンクの設定に不満は残る。作者自身、あまりに主人公に同化して、対象をうまく描ききれていないのかもしれない

処刑前夜 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:処刑前夜 (講談社文庫)より
4061857126

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