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処刑前夜
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処刑前夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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宮部みゆき氏が大絶賛した事件記者モリー・ケイツを主人公にした本作。 連続婦女暴行殺人事件の犯人ルイ・ブロンクについて書いた本を出版した彼女の周りで次々と不審な出来事が起こります。 しかもルイ自身が最後の事件は自分の犯行ではないと告白。 モリーは真犯人を探そうとするけど死刑の時は刻々と迫ってきます。 死刑制度というのがテーマになってくるけど、読んでるとアメリカの死刑制度についての問題点も伝わってきます。 自分自身かなり考えさせられました。 シリアスなだけではなくユーモアも交えた展開なんで楽しく読むことが出来た1冊です。 | ||||
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本書は、メアリー・ウィリス・ウォーカーの長編第2作であると共に、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」’95年度ベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)受賞作である。 舞台はアメリカ・テキサス州オースチン。ヒロインは42才で離婚歴3回、弁護士の卵である24才の娘を持つ犯罪ライター、モリー・ケイツ。この道22年のキャリアを持つ彼女は、最近、11年前に起こった連続殺人事件を一冊の本にまとめて上梓したばかりである。 物語はその犯人であるルイ・ブロンク死刑囚の死刑執行一週間前というシチュエーションで始まる。モリーの元に脅迫状とも取れる奇妙な詩が送りつけられ、ルイが死刑を宣告された事件である大富豪マクファーランド夫人の殺人の謎がにわかに浮上してくる。そして当のチャーリー・マクファーランド本人からもこの事件をネタにしたものは書くなと言われていた。 そんな時、チャーリーの新しい妻が、ルイとまったく同じ手口で殺される。さらに11年前、ベビーシッターとしてマクファーランド邸に住み込んでいた青年も殺害される。死刑囚監房に収監されているルイには手が出しようもないのに・・・。 もしかしたら、ルイのマクファーランド夫人殺しは冤罪ではないか、その事件と新たな2件の事件の真犯人は・・・、モリーは必死に調査を進めるが、それを何者かが妨害し、彼女の命までも狙う。ルイの死刑執行まで刻々と時間は過ぎてゆく。果たしてモリーは彼を救うことができるのか・・・。 本書は、一種のタイムリミットものだが、女性としての弱みを垣間見せながらもバイタリティーあふれるヒロインの粘り強い奮闘小説といっていいだろう。また本格的な謎解きの興味やサイコ・スリラーの側面もあり、604ページとボリュームも満点で、読み応え充分のエドガー賞受賞作である。 | ||||
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死刑執行が目前に迫った連続殺人犯。彼の犯行を詳細に描いた本を書いた犯罪ライターのモリーのもとに、真犯人が別にいることを示唆するかのような謎の手紙が舞い込む。そして第二、第三の犠牲者が・・・。処刑が迫った殺人犯は真犯人ではないのか?調査に乗り出したモリーにも魔の手が忍び寄る・・・。 最後まで飽きることなく一気に読めました。人が人を裁き、死刑によって一人の人間の命を奪う。だがそこに絶対に間違いはないと言い切れるのか?死刑制度についても、いろいろと考えさせられました。 モリーのロマンス、娘とすごすひとときなど、凄惨な事件の合間にもほっとする場面もあって、ほどよいバランスがよかったです。 | ||||
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