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虚構推理 鋼人七瀬
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虚構推理 鋼人七瀬の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 21~40 2/3ページ
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| この物語の犯人は幽霊である。 普通のミステリといえば幽霊の犯行に見せかけて…なのだが、これは逆で、 犯人は幽霊というのが冒頭であっさり確定してしまう。 しかしその幽霊を倒すためには、幽霊のふりをする現実の犯人、といういもしない存在を、虚構の推理を作り上げて提示しなければならない。 犯人はいない。トリックも存在しない。しかしミステリ、しかも推理ミステリとして成立しているという奇策。 新感覚ミステリといいながら普通のミステリが多い中で、これほどの新感覚はそうそうない。 しかも他のミステリよりも物凄くリアルなのである。妖怪とか怪異が存在するという一点だけ除けば。 そう、本当の現実の事件には、謎もミステリもドラマも存在しない。この作品もそうである。例えばどこか不審な状況で死んだある被害者、しかし現実はぼうっとしていただけであり、ただの事故、警察の結論が正しいのだ。 しかし陳腐で普通な現実に対して虚構の謎を作り上げ、虚構の論理で塗り固め、あまりにも鮮やかな虚構を組み上げていく。 その手並みはまさしく圧巻。この作品でしかまず味わえない、本格新感覚ミステリである。 マイナスの理由は、戦闘シーンの描写の緊迫感の無さ。っていうか昔から思ってましたけど苦手ですよね城平先生? 今回は最低限だったので気になりませんでしたが、なるべく直接戦闘せずに推理と論理で戦って欲しいと願うばかりです。 | ||||
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| また、同じ本を二度買わない為にもどなたか教えて頂けると嬉しいです。 | ||||
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| マンガ版から入ったのだが、やはり原作は世界観の広がりが違う。 他者の世界を描くのと、自身の世界をその言葉で広げるのではこうも違うか、と思わせる作品。 都市伝説をテーマとしている様で、独自の世界観を構築されて行く様は何というか心地よさがある。 怪談としての都市伝説ではなく、都市型フォークロアとしてのアーバンレジェンドの描き方。 他にも原作となる作品が多い様で、本作者の内包する世界が広いのだろうと推察できる。 ただ出来得るならば、その表現力をもって小説家としての腕を振るってほしいと思わないでもない。 原作しか書けない、世界観はあれども、表現力の無い作家も少なくはない。 そんな中、世界を内包しつつ、表現にも魅力のある作者さんなのだから。 | ||||
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| 原作との違いがほぼ無い作品なので 文章であえて読みたい、 原作者に興味が湧いたと言う方以外はお勧めしません。 コミック→原作の順で読みましたが主要人物3人の関係が コミックより色恋関連の描写が少しサバサバした関係に感じる程度です。 テンポが良く、あっという間に読めます。 挿絵はありません。 あやかしや都市伝説、言葉による組み立てロジックが好きな人は楽しめると思います。 | ||||
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| コミックが1巻無料だったので何気にダウンロードして読んだら面白かった。少女漫画の恋愛モノか何かと思ったら異能モノ超展開。これは原作を確認しておかねば,と言うことでこちらへ。文体がなかなかいい感じの乙女チック&達観した淡泊さ。コミックの方もキャラの瞳が意図的に誇張され描かれていたけど、なるほどこの雰囲気を描いたのか、と納得。後半のバトルシーンは完全に引いていて掴みづらい状況だった。九郎のアクションは遠過ぎて雰囲気掴めないし、岩永のやりとりは文字だけの静的なものだしと。これでは欲求不満だ、続刊どこだ。 | ||||
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| 漫画の展開が気になったので購入。 ちゃんとした小説でライトノベルのように軽く読めるためよかったです。 | ||||
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| この物語に登場する人物達の名にも意味がないわけはないのである。 九朗はなんのひねりもなく「苦労」であることは確かである。 琴子に関しては作者自らが物語のなかで語っている通りである。 紗季は漢字に季節の季を当てたように、サクヤビメからであろう(ちょいネタバレごめんなさい)。 では、 六花(りっか)はなんであろうか。 私は数日、この問題で頭を悩ませた。 ある日、ふと、知人の北海道土産を手に取った瞬間、思いついたのである。 りっか(六花)は ろっか とも読む。 つまり、主人公岩永を砕くもの、 ロッカーである。 。。。つまんなくて、ごめんなさい。 | ||||
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| 本作は2011年に発売された同タイトルの文庫版である。 作品はタイトル通り「推理」小説のため、当然ラストの推理が最大の見所。ただし城平京氏の作品を読んだ事がない方には盛り上がりに欠け、そこに至る話の展開はだらだらと遅く感じてしまうかもしれない。 薔薇やスパイラルシリーズ、十字界からの氏のファンである私にとっては贔屓目に見ても「素晴らしい出来栄え」だと思うので、氏の他の作品(漫画やアニメになっているものもある)を見た事がない方はそちらを見て、氏の「味」を知ってから、購入を検討してはと思う。 では2011年版との比較。 基本的に内容に変化はなく、加筆修正、新規のエピソードなどもない。変化と言えば、文庫版は普通に右ページから左ページに読むが、2011年版は右ページを上下、次に左ページを上下と読むタイプである。また挿絵がないのは共通だが、文庫版のカバーにはある登場人物のシルエットのみ、2011年版のカバーには登場人物3人のイラスト(+作者の一言コメント)が描かれている。値段は文庫版の方が若干安い。 素人目にはこんな感じだろうか。 内容的には星5をつけたいが、すでに知っている作品で新しい部分がとくに見られなかったので星−1という感じ。 最後に蛇足ではあるが、漫画版も発売されているので、この作品を気に入った方にはそちらもオススメしたい。 長文失礼致しました。 | ||||
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| タイトルやカバー絵の暗い雰囲気に,重苦しい事件を描くミステリ作品かと思いきや, 妖怪や特殊能力,コミカルな会話を含めたキャラクタなど,エンタメ要素が強めの印象. また,本作のメインであり,『想像力の怪物』として登場する亡霊の殺人鬼について, 誕生や消滅の理屈が,今と昔,それぞれの自体の事情を織り交ぜてうまく語られており, 違和感のないたとえ話も併せて,その不思議な設定や雰囲気をわかりやすく伝えています. そして,殺人鬼が存在するという事実に対し,しないという虚構で立ち向かう発想や, 嘘でも支持されれば勝ちと,人々の関心を煽り,『物語』が生まれ,消えていく様子は, ことの始まりから終わりまで,これまた最近のネット事情を如実に映し出すかのようです. 展開される論理は,嘘だとわかっている分,やや引いた視点から見てしまいますが, 息を吐く間もなく繰り出され,場が沸いては乱れる空気に引き込まれていくのは確か. 何より,最後の大仕掛けは,想像力の怪物が新た怪物に飲み込まれていくようにも見え, 虚構が事実を覆すその瞬間は,間違いなく『推理』が成立した瞬間でもあったと思います. なお,ノベルス版刊行時(11年05月)のコメントでは,続編の予定と構想はあるらしく, 次の『標的』も気になりますが,まだ謎の多い主人公らの掘り下げにも期待をしたいです. | ||||
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| おもしろい。一気に読んでひきこまれました。 いつも自分は小説に没頭して読み込むとき、物語に入り込んでいる気分に浸ります。推理小説であれば探偵の傍らだったり、主人公の近くにいて事件を一緒に追います。自分もその世界に入り込んでる気分になります。 読者の立ち位置は「登場人物の近く。物語の中」 でもこの虚構推理は違った。読みながら没頭し しっかり物語の中に入り込んでるのにも関わらず、私の立ち位置の気分は「作家の側」 どうすれば読者が納得いく'推理'になる?誰を犯人にしたらおもしろい? 事件をつくる つじつまを合わせる 動機を考える 。読者でありながら作者の側にたった気分になったのは初めてでした。 この本が推理小説なのか賛否両論あるようです。でも、そもそも「推理小説」事態が本来虚構でしょう。不可解な謎の解決の糸口を探しても、その事件事態が本来起こってなどいない物語の中のこと。ご都合主義のつじつま合わせなんてざらでしょ? これはどの推理モノよりも「推理小説」であると私は思います。'推理'ではないですが。 切り口がおもしろいです。ファンタジー色が強いのでトンデモ設定でも受け入れが大丈夫で推理小説が好きなかたは是非。 | ||||
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| 目をつけて暫く経ったら、2千円前後になってて二の足を踏んでたのですが、 やっとkindle版より下ってきたので、無事買えました。 で、本書を見て思いました。kindleでは読む気にならない。本で買えて良かったと。 ”巨乳アイドル”と”岩永琴子”を結びつけて、私の中で一人の人物が浮かぶのですが、 それ以上は語らないことにします。別に元ネタということでもないようですし。 推理合戦を繰り広げるのが軸となる作品は色々ありますが、 ここでは、どんだけ万人が納得出来る嘘推理が構築出来るかが肝ってのが面白いですね。 ”想像の化物”を相手に、京極堂だったらどう対処するだろうか・・・なんて一瞬思いもしましたが そんな話は出来るわけないか。 斜めから読むと、「2ちゃんでの遊び方」に読めなくもないですね。(ほんとうか?) 欲を言えば、七瀬がどうして「もうどうでも良くなっちゃった」に至ったのか その辺の心(真)理も明かされて欲しかったです。 | ||||
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| 物語りの設定背景に無理がある気もするけど、非日常と思って読めば気にならないかな… 絶園のテンペストよりスケール感は無いけど、続編が出てきてこれから色々なストーリーが展開されていく? | ||||
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| 「名探偵に薔薇を」でも感じましたが、この作者はミステリとファンタジー(SF)要素を絡めるのが上手すぎる。 霊視やら予言やら、本来ミステリ作品にあるはずのない能力や設定がこれでもかと散りばめられながらも、 あろうことかそれらを100%活かしきって、物語が紡がれている。 解決篇は、これまで読んだどの作品とも違う体裁でしたが、 最終的には、「探偵」が「犯人」を指差す構図になっていることに痺れました。 読んでいてここまで気持ちが好い作品はそうそうないでしょう。 ミステリ好きの方はもちろん、妖怪・霊魂など好きな方も一読の価値はあると思います。 | ||||
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| 鮎川賞最終候補作家の城平氏が講談社ノベルスからリリースした初の長編ミステリー作品。 前提として本作は物の怪が実在するという設定になっている。 こういう設定だと言うと、山口雅也氏の死体が蘇る世界での生きる屍の死や西澤保彦氏の超能力が存在する世界でのチョーモンインシリーズなどを連想されるだろうが、これらが、その非現実的な設定が作品内でのトリックやロジックの論理的根拠として組み込まれいくのに対して、本作はトリックやロジックそのものにはこの幽霊が実在するという特殊設定は絡んでこない。 ではこの世界観は単なる奇異を狙っただけかと思いきやそうではない。 本作はいわゆる多重解決の応用パターンと言えるが、本来の多重解決の一つの事件から複数の解決を提示し、最終的に一つの事実に帰着するというのではなく、一つの事件から即事実が提示され、その事実に至らないように複数の解決を提示するという反転した構造になっている。 そしてこの事実が最初から明白であるのに何故多重解決に持ち込まなければならないのかという論拠づけにこの幽霊ありきの世界観が使用されているのである。 発想自体は確かに新機軸であり、同業者のミステリー作家からしたらやられた!と悔しがるのは確実。そういう側面に置いて高く評価されたのであろう。 だが、多重解決ものとして見た場合、前提となる複数推理への事象の制限がかなり緩く、かなり作者側でどうにでもこじつけで複数のストーリーを作り上げられる余地が多く、本格ミステリーの多重解決ものとシンプルに見た場合、やや論理的に弱い部分があり、その点ではやや不満の残るところだ。 酷評意見にはバカミスとか推理じゃないとかという意見があるが、全く本格ミステリーの構造的に読み取れていない。 真の本格ミステリーマニアが読めば、なかなかの意欲作だと評価できるだろう。 | ||||
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| 本作の漫画化(マガジンR)をきっかけに購入。表紙がついていないんですね,残念です。 虚構の構築,いいと思います。 | ||||
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| 私的には鮎川哲也氏選の本格シリーズ?に掲載された、飢えた天使が彼にはまったきっかけでお気に入りですが、それには私的に大変失礼ですがいまいちな作家さん達のが収録されているのが邪魔。出来れば、次回作があれば、再録して頂けると嬉しいですが。 | ||||
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| タイトルと筆者のファンであった為購入。 探偵役と犯人(?)役は相変わらず好感が持てました。 内容は超常現象が出てくるので全体的に軽い雰囲気に…(私は嫌いじゃないですが) この巻はシリーズの1巻の位置付けなので登場人物の描写が多くなること、この本の探偵、岩永琴子は隠された真実を暴くのではなく、真実は最初からわかっています笑 その上で虚構を混ぜ込み、論理を展開するという破天荒(いい意味です笑)なミステリという感覚で読んでもらえれば楽しめると思います。 私はシリーズ次回作が出たら購入します。 筆者は読者を文章に引き込む力はすごく持ってる方だと思います。刊行数が少ないのが個人的にもったいないと感じて止まない。 城平先生の書く本をもっと読みたいという期待を加味して☆5です。 | ||||
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| 城平さん●ねんぶりの小説-! 楽しかったです。 読み手は選ぶと思います。 私は好きでした。 スパイラルの鋼鉄番長の密室と少し似ていたかも。 名探偵にバラをと比べるとかなり、ライトノベルよりです。 むしろ、主人公の設定が小日向くるみよりラノベ。 本格推理の文字も無いので、そういうこだわりはないようです。 (本格推理が曖昧で、世間一般に言われているそれからは外れると思います) キャラが立っていて?キャラ萌えの要素すらありそう。 本筋とは関係のない人物設定もかなりあったのでシリーズかを目論んでいるのかも?? 途中まではおもしろいんだけど、 ミステリーになるのかな?って思っていましたが 最後にはちゃんとミステリーしていました。 城平さんらしいやり方で。 ちょっと盛り上がりに欠けたかな? 前置き的なもの(舞台ができあがるまで)が長かったかな?と思いましたが ミステリー部分はきちんと出来ていると思います。 (といっても、この分野はほとんど読みませんが。) タイトルの「虚構推理」 現実は味気ないのだけど、そこにいかにロマンを見いだすか ある意味で虚構(小説)のなかで(虚構)を作る。 流石です。 早く次を。マンガでなく小説で。 | ||||
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| 2011年発表、2012年には、本格ミステリ大賞を受賞しながらも、最近までその存在を知らなかった本作品。 ネット上で、賛否両論状態で、レビューが掲載されているのを発見し、興味を持ち読んでみました。 私は、個人的には、「これまでにない斬新な発想のミステリ」として、評価したいと考えています。 この作品、どんな事件が起こるかというと、元アイドルが、鉄骨に潰されて死ぬという、ある種非業の死を遂げ、以後、顔を潰されたアイドルの衣裳を着た亡霊が、夜、鉄骨で人を襲っているという「都市伝説」が日本中を席巻し、本当に、亡霊が起こしたとしか思えない事件が勃発するというもの。 この手の作品の多くは、「亡霊」という超常現象と見せかけて、じつは、普通の人間が犯人だった── という真相のパターンが多く見受けられますが、本作品の作品世界内は、「亡霊などの超常現象」が「現実」なのです。 このため、この作品世界内での「真相」は最初から明らかで、本当に「亡霊」が事件を起こしている。 実際、探偵役の女性は、霊視の能力を持ち、異界と人間界の橋渡し的役割を担っているという設定です。 では、本作品、どこが斬新かというと、この作品世界のルールは、「みんなが都市伝説を信じると実際にそのとおりになる」というもの。 そこで、「亡霊が出没しなくなる」ようにするためには、「亡霊の存在以上に合理的な説明」=「虚構推理」を人々に信じこませることで、達成できるというのです。 そこで、探偵役の女性が繰り出す推理は、普通のミステリでは、最も合理的として、「真相」として落ち着くような内容。 ところが、その華麗な推理が本作品世界内では、「虚構」なのですから、この捻りの設定そのものが何とも面白い。 もともと、本格ミステリは、名探偵の推理が、犯人が死亡していたり、逃亡していたりで、作品内の「真相」なのかどうか、検証されないものも珍しくありません。 そういう点からすると、「どんなに合理的でもこの推理は虚構だ」と宣言している本作品は、逆説的に「フェア」な小説として、もっと評価されてよいでのではないかと感じています。 | ||||
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| 本格ミステリー大賞受賞作。 こういう形でミステリーを成立させるやりかたもあるんだなと感心。 虚構で虚構を倒すという論理以外に、 噂が自然増殖して行く恐ろしさを描いた現代批判的な側面も面白かった。 マンガの原作なんかやめて、もっと小説を書いて欲しい。 | ||||
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