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隣の家の少女
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隣の家の少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全134件 81~100 5/7ページ
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キング好きな私にとってキングが推奨する初のケッチャム作品。 レビュー見ると辛そうな評価もいっぱいあって これは覚悟せねば、と思って読んだのですが 思っていたよりは、そこまで落ち込まなかったです。 残酷はすごい残酷。ありえない。 子どもとかひっぱられやすい人は見てはいけない作品。 (私もひっぱられやすいんですが…) でも、もっと残酷な話って、いっぱいあると思う。 これは読む前に実際にあった事件として記事を読んだんですけど、 これを含め実在の事件の方がよほど生々しく胸くそ悪い…。 それに比べると、まだマシです。 物語をぐいぐい読ませらるのはやはり力量だと思う。 評価の低い意見もありますが、 一つの権力が、多くの人を狂わせることがあること、 子どもはいつも親や大人の犠牲になりえる存在であることを 描き切っている点で、好評価。 ただ、ラストシーンがサクッとしてた点で☆ひとつ減。。。 実際の犯人はどーなったのやら。 苦しみ抜いてほしい者です。 犠牲となった少女に、黙祷ー。 | ||||
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読了して何日か経ち、この作品についての考えが変った。 なぜキングが絶賛しているのか、わかったような気がしたのだ。 そこで、レビューを書き直すことに決めた。 たくさんの方々がこの作品について投稿している。 手放しで「素晴らしい」などと書いたのは僕ぐらいかもしれない。 しかし、それは僕の感性がキングと同等だから、ではない。 これが読む価値のない駄作であるなら、そもそもレビューなど投稿する必要はない。 途中で捨ててしまえば済むことだ。 好むと好まざるに関わらず、「読ませる力」がこの作品にはあるのだ。 実際、僕は読まされてしまった。 キングはきっと、そのあたりを評価しているのだと思う。 そして僕も、「素晴らしい」というレビューのタイトルを変えるつもりはない。 | ||||
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読了後に私に残ったのは 読み終わった達成感よりも強い罪悪感でした スティーブンキングの解説が後に控えていたお陰で 現実へ立ち返る事が出来ましたが それがなければ当分、この本の世界観と現実の間を 彷徨っていたと思います 私は想像力が豊かと言える人間ではないのですが この著者の書く描写の細やかさのせいで まるで自分までもがそこにいて、美しい少女に降りかかる 残酷な悲劇を傍観しているような気分になりました 一晩で読み切ってしまうほど引き込まれ だからこそ感じる罪悪感なのだと思います 形は違えど、こういった傍観者になる機会は 誰にでもあるのだと思いますが ただ傍観しているという行為は何よりも罪深い そう実感できる本だと思います | ||||
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初めての、ケッチャムでした。レビューを見てから読んでみました。ただただ嫌悪感の募る作品かと思いながら、読ませていただきましたが、そうではなく、作品として興味深く読みました。監禁のシーンなどは、本当に残酷で、嫌な感じでしたが、主人公同様傍観者となり、その中でいろいろと変わっていくそれぞれの心理を感じながら身近にも存在するかも?とか思いながら読ませて頂きました。 確かに残虐で嫌悪感を抱くシーンも多々ありますが、全体的にはとてもスピード感のある作品で、次は次はと止められない衝動に駆られたのは、私だけでしょうか・・・ | ||||
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物語の前半部分は、牧歌的な、平和な家庭を舞台とした、少年たちのようすが描かれています。 最初は、登場人物が代わる代わる出てきて名前が覚えられず、また、出てくるモチーフや会話が欧米風すぎて、感情移入できず乗り気で読めませんでした。 しかし、隣の家の少女ことメグが、チャンドラー家の虐待の罠にはまり、不幸の渦に巻き込まれていく過程では、読む手が止めたくても止められませんでした。 その時点ではもう、外国が舞台であろうが、関係なくなっていました。人間の闇はどこの世界でも一緒ですね。 平気で読めてしまう私の中にも、人間の邪悪な闇が存在しているのだと思いました。 恐怖を感じているのに、少女が痛ぶられる姿や、なぶられる姿に、ただ傍観者たり得てしまう、この、曖昧な信用できない良識。 普通の人が悪人に変わってしまうのは、状況とタイミングさえ合っていれば、意外と簡単なことなのでしょう。 ましてや、常識をまだ叩き込まれる前の、世間の目にがんじがらめになる前の少年たちは、いとも簡単に人間の本性を露呈させるのです。 女性読者にとっては、かなり痛い描写があります。 男性読者がこの小説に何を感じるのかは聞いてみたいです。また違った感じ方があるのかもしれません。 メグは美しく強く善良な少女という設定です。それはこの小説に重要な要素だと思います。 美しくいとしいものが、無残に打ち砕かれていく様子はどこか快楽的で、人間を興奮させるのだと思います。 残酷な仕打ちができる残虐性と性欲は隣り合わせ。人間の一番原始的な部分なのかもしれません。 恐ろしい小説でした。 | ||||
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この本を読む読者は皆、メグを取り囲む人間の一人となる。傍観者だ。ただただ目の前で行われているその行為を見ること。私達が助けることはできない。地獄を見せられるだけで助けることはできない、こんな辛いことはない。 しかし、この物語を読むことを途中で止めることが誰にできよう。 辛いと知りつつもめくってしまうページ。 人間の矛盾した意識を再確認した。 まさに一級作品。 | ||||
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昔、エログロ系の鬼畜ものが大好きな知人から同人誌等の小説や漫画のコレクションを見せてもらったことがある。どんなに凄い内容なのだろうかと興味本位で貸してもらったのだが、文学的にも絵的にもあまりにも稚拙でくだらない内容に、こんなもののどこが良いのかと思ったものだ。 私自身はそういう鬼畜系に興味はないのだが、たまたま手に取ったこのケッチャムの小説、あまりの凄さに打ちのめされた。 ケッチャムのこの問題作は、S・キングがあのノーベル賞候補のコーマック・マッカーシーと並ぶ現代アメリカ最高の作家とまで断言するだけあって、上記の同人誌等と比較にならないほどの完成度(もちろんそんなものと比べるのも失礼だが)である。 決して重厚でもなく、簡潔で読みやすいな文章ながら、背景描写が適格なので小説世界へ引き込まれてしまう。 何といっても50年代アメリカのノスタルジックな描写が秀逸だ。そこから一気に地獄絵図へとなだれこんでいく展開にページを捲る手が止まらなくなる。 二度と読みたくはないが、ここまで衝撃度の高い小説はなかなか無いだろう。 しかし日本でもコンクリート殺人、北九州監禁殺人、江東区神隠し事件と、この小説以上の凄惨な事件が現実に起きている。現実は小説よりも奇なりなのだ。 | ||||
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叫べ。 悪の中枢に。 祈れ。 無垢なる少女の魂に。 汝はまだ真の苦痛を知らない。 苦痛を知りたいか? 求めよ。 さらば、与えられん。 | ||||
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メグや彼女の周りの人間が体験している悪夢を終わらせることができる唯一の人間は、あなた、つまり読み手に他なりません。さっさと読み終えて、物語を完結させることこそが登場人物を救うことなのです。もっとも、わざわざこんなことを書かなくても、焦るように、次々とページをめくっていく手を止めることはできないでしょう。 しかし、読み終えた後にきっとあなたは気付くはずです。本当に悪夢を見ていたのは“あなた”であることを。 いつの間にか、あなたも物語の登場人物になっているのです。 本書にはそんな魔術がかけられているのです。恐らく、1回目よりも2回目に読んだときの方がショックを受けると思います。1回目はあなたの夢でしかなかったのです。2回目は登場人物達の悪夢を客観視することになります。何かしたいのに、何もできない。そんな罪悪感と恐怖が入り混じった気持ちになることでしょう。 好き嫌いは分かれると思いますが、少しでも興味を持ったなら、是非とも読んでみて欲しい一冊です。 | ||||
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みなさんのレビューがすごいので試しに読んでみました。痛くて苦しくて読んでいるのが辛かったので全速力で読み終えました。私のように後味の悪い話が好きな方に向いていると思います。 | ||||
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「隣の家の少女」は実際にあった「インディアナ少女虐待事件」 を元に書かれた小説だと言われています。 実際にあった事件の方は「アメリカンクライム」という題名で 映画化にもなりました。(映像では見たくないですね・・・) 日本でも誰もが知っていて誰もが罵りを感じている 「女子高生コンクリート詰め殺人」という少し似た事件が起きました。 この小説で書かれていることは、過去にも今現実も 実際に起こっていることなのです。 作者の方は、読後感が悪いホラー作家として有名ですが この作品に関して言えば、ただ単に読者を怖がらせようという思いだけで 書いたのではないと思います。 その気持ちが最後の方まで読むと分かると思います。 (実際の事件にはない少しだけ救いのある結末です) 実際に起きた事件について詳しく書かれている方がいますので この小説を読んだ後に読んでみて欲しいなと思います。 どれだけ法が甘いかが分かりますので・・・。 色々な方(特に法に携わっている方々)に読んでもらいたい小説ですが、 未成年だけには読ませたくないです。 まだ物事の善悪がはっきりしない子達に この本(だけでなくあらゆるホラー小説・ホラー映画・ホラーゲーム) を読ませてしまうと、真似をする危険性があるからです。 この小説をただの怖いホラー小説と片付けてしまうのは とてもとても悲しいことです。 読んでいて思わず目を背けたくなる場面もたくさん出てきますが どうか最後まで読んでください。 その後、どう感じるかはそれぞれですが 少なくとも私は色々な事を感じました。 | ||||
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序盤はなんとありきたりな外人のニュアンスで描写が読むのがちょっとめんどくさいかな〜 なんて読んでました。 とんでもない!!!何時の間にかあまりの残酷な世界が。 どうか助けて!どうか気がついて!!!!!!!! あまりにも 綺麗で万能な女の子。 魅力があるはずの女。が なぜにコンナニ残酷で卑屈な女に変わってしまったのか。 沢山居る、子供たちの残酷連鎖。稚拙な世界。意思がなく命令に弱く洗脳の世界。 ずいぶん前の作品だとは思いますが、今の時代でももしかしたらありえる世界。 残酷すぎて。悲しくて。 でも、こんな女の子が本の中で生きてきた証は このレビューを見たなら読んでいただきたいです。 | ||||
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人それぞれの捉え方だと思うが、救いはあったと思う。誰かが書いていたが、少し本題以外の描写が長い気がした。 全体的にはよく仕上がっていて、程よく強弱を付け一気に読ませてしまうのは皆様の評価通り。 | ||||
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この本を読んで。 日本のとある3つの事件を思い出しました。 綾瀬女子高生殺人事件、北九州一家監禁殺人事件、栃木リンチ殺人事件。 対岸の火事ではない。 物語でもない。 現実に起こりうるということを こころして読まずにはいられなかった。 | ||||
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絶対に読むな! 読んだら一週間は立ち直れないぞ? (読んだ正直な感想です | ||||
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夜布団に入って読み出したらとまらなくなり、朝の4時まで読んでしまった。 その後もずっと暗い気持ちでなかなか寝付かれなかった。 昔起きた女子高生コンクリート事件を思い出させるような描写が数多くあった。 子供が加わった虐待って本当に怖いと思った。助けたくても助けられず、 逃げたくても逃げられず、本当に残酷な内容だったけど、ここまで 読者にいやな気持ちを残すことができるのも、書き手の才能だと思う。 | ||||
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ジャック・ケッチャムをご存知だろうか?「アメリカで今最も不愉快な小説を書く作家」だそうです。 これしか読んでいないけど。 なにかとスティーヴン・キングが絶賛しているみたいですけど。 正式な題は「The Girl Next Door」、執筆したのは1989年らしい。 読後感が最悪で、「泣けた、よかった」ではなく、「吐きそうになった、もう二度と読みたくない」、読者に人間の負の面をこれでもかと味わわせる陰惨・凄絶な小説とのことです。 主人公はデイヴィッド、男の子。 隣の家にはルース・チャンドラーという女性とその3人の息子たちが住んでいる。 その隣の家に、孤児となった姉妹の女の子(メグとスーザン)が引き取られる。 内容を読んでみて「アメリカで今最も不愉快な小説を書く作家」というのは,否定できない。 | ||||
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隣の家にいる虐待されている少女の運命は恐ろしく、読後はそんなではなくとも、中々忘れられない物語である。 映画「フライ」は作品の評価はいまいちだが、いつまでも忘れられない映画と言われる。 同じような意味でこの本も、忘れられない本であり、残酷な描写を想像すると頭に焼き付いて離れない。 | ||||
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内容は陰湿で嫌〜な本ですが、とにかく読ませます。 本を読んでいるだけなのに、何故かこちらまで罪悪感が溢れてきます。 これを読んだ後には姉妹作(?)の「地下室の箱」をどうぞ! | ||||
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怖い怖すぎる・・・ 読み終わった後なんとも言えない気持ちになりました・・・ 一章は普通の青春小説だったじゃないか・・・ なんというか“子供に読ませたくない本”ダントツNo1ですね。 こういう話は多感な少年期に読むべきではないと私は思います。 ただ“一生に一度は読んでほしい本”でもありますね。 愛情とは、勇気とは、そして家族とは何なのかを考えさせられました。 一章で期待外れと早とちりしないでくださいね。中盤からは目が釘付けです。 | ||||
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