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わたしを離さないで
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わたしを離さないでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全544件 241~260 13/28ページ
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物語の舞台はへールシャム。臓器提供のために作られた子供たちの学園である。そこには、普通の学校と同じような日常がある。ただ、普通の人のような人生は送れない。 これは、悲劇の物語ではある。ただ、著者の書きぶりはあまり悲痛さを感じさせない、抑制的な書き方をしている。途中、この悲劇から抜け出せるどんでん返しの展開があるのかと期待させられるが、結局運命は変わることはない。クライマックスも特段ないため、読了後に大きな満足感を得るという作品ではない。ただ、それゆえに却って、読み終えた後に、あれはどういう意味なんだろうか?、どういう気持ちで運命を受け入れたのか?、自分だったらどう思うか?などいろいろと考えてしまう。 分かりやすく痛快な小説も良いが、読了後に一人で物思いに耽ってしまうような小説もたまには良いのではないだろうか。 | ||||
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カズオ・イシグロの作品を読んだのは本作が初めてです。 この作品についてですが、まず、このような臓器牧場を許容する外部社会についての説明がほとんどないこと。 次に提供者達が苦悩を持ちながらも抵抗せず反乱もおこさず従容として臓器摘出を受け死んでゆくこと。このふたつが納得できない。作者の言うように「静かにおのれの運命受け入れることの尊厳」は描写されているけれど、(描写力は素晴らしい)それならばなおさら、説得力を持たせるための設定が必要と思われます。「静かにおのれの運命受け入れる」態度は、本来西洋的美徳ではないでしょう。この作品が欧米で受け入れられたのは「クローン」や「臓器牧場」というガジェットを東洋哲学的に処理した新しさでしょうか。例えば「禅」にしても、きちんと理解してなくても西洋思想と異なると言うだけで礼賛する層がありますからね。 ところで、この作品自体は自分にとってそれほどインパクトは無かったのですが、作者のカズオ・イシグロ自体には俄然興味がわいてきました。この作品はやはり彼の生い立ち無くしては生まれなかったでしょう。日本をルーツに持ち、完全なイギリス的教養と文学スタイルを持ち、そして日本や東洋に憧憬を持つカズオ・イシグロ。2017年現在、ハンチントンが予言したように世界は文明の(価値観や宗教感の)衝突の様相を見せています。彼はこの世界に何を提示することができるのか。独自の世界を拓く救世主(?W)足りうるのか。それともただのめそめそしたインチキリベラル野郎なのか。とりあえず他の作品を読み、また今後も注視していきたいと思います。 再読しました。星1つ増やして4にします。再読でネタバレしてるのにより沁みた。多分この小説の舞台はイギリスそっくりの地名や人名が出て来るけど地球じゃなくてカズオ・イシグロワールドなんだろう。そこではこんなストーリーもなんか納得してしまう。 読後感が少しゴールズワージーの林檎の樹に似ていると感じた。 | ||||
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カズオ・イシグロは初めて読んだのですが、男性の著者になぜこんなにも少女の心の動きがこうも手に取るようにまざまざと分かるのか、そしてそれをなぜこんなにも上手く読者に伝えられるのか、そのことにただただ驚愕しました。 話の内容としてはほとんど予測が出来るような展開の連続で、最後までどんでん返しが来るか来るかと待ち受けていたにもかかわらず、ついにそれは来ませんでした。この物語はそういったドラマ的なカタルシスとは無縁だと思います。彼らの運命は、序盤からある程度提示されています。 それなのにページを繰る手が止まらず、続きが気になって一気に読み進めてしまうのは、最初に触れた著者の異常なまでの心理描写の上手さにあるような気がします。もう、「あ~、分かる分かる」のオンパレード。嫉妬やちょっとした嘘、優しさ、卑怯さ、連帯感、心配、優越感、意地悪などなど、登場人物(主にキャシー)の心情がありありと伝わり、そのゆえに、薄々先の見える悲劇的展開において、すっかり親和感を抱かされてしまった彼らが何を感じる事になるのか、目が離せません。 もしかしたら、だからこそ逆に筋の読めるストーリー展開にしているのかもしれません。シンプルで変えることのできない運命にあって、人は何を思い、何を願うのか。それこそが著者の描き出したかった事なのではないかと、読み終えた本の奥にヘールシャムを感じながら、思いました。 ※ネタバレ注意※ 読後に、タイトル『わたしを離さないで』は、わたし(提供者)を親であるポシブルから(複製化するために細胞を切り)離さないで…という意味にも取れるように感じ、提供者たちの声にならない囁きのようでぞっとしました。 | ||||
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介護人の主人公が,自らの生い立ちを振り返りながら,提供者の過酷な運命を明かしていく. 彼女と,恋人に救いはあるのか? あまりはっきりと明示されないが,臓器提供のクローンたちが 特殊な環境で養育され,互いに介護し,いずれ臓器を提供して死んでいくという 社会システムが構築されていることが断片的にわかる. 通常はこのようなストーリーでは,先の決められた生命を持つ者の苦悩であったり, あるいはシステムに抵抗する姿が描かれるものだと思うが, そういいった場面は少なく(主人公以外の言動としては描かれているが), 細かい日常の描写や,仕事や性の悩みといった卑近的な独白に終始している印象がある. 主人公の生い立ちや教育環境から,社会全体を十分に理解できていない様子は十分に伝わり, このようなシステムに疑問を持ったり,運命に思い悩んだりしない人間形成の成果としての表現だとすれば, なかなかに高度に計算された作品と言える. 倫理観や死生観といった大きなテーマを含んだ設定でありながら, そこにはあえて直接触れることはしないあたりが,SFというよりは文学的な味合いが強い. そのあたりを明確に示したドラマ版も面白かったが, この原作の表現の仕方もうならせるものがある. | ||||
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誰しも自分が生まれた環境に不満を持ち生きている。 それを理解し、生きる辛さ。 この物語は今の私たちにも相通ずるものがあるとおもう。 その中でも確かな幸せを持ち生きる喜びをみつけようと思った。 | ||||
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私は事前にレビューなど読まず、タイトルに惹かれたとか、好きな作家さんだからという感じで読むタイプなので、予備知識なく読めて良かったです。 なので、これから書くレビューは、なるべく言葉を選びはしますが、未読の方は読まないほうがいいかもしれません。 もう、なにもかもが謎のまま終わります。 ある程度のことは作中の人物のセリフなどで「ちらり」と明かされます。でも、元々どうしてこうなったという「なぜ?」はわかりません。 なぜこの制度?は存続しているのか、それだけは少しだけ明かされます。 この話の核は、やはりそんな謎よりも、結局、私たちだって同じようなものだろう。。。ということです。 どんな人生だって、やがて終わりがくるのなら、記憶は必要なものだろうか。 作中人物が「子供のころの思い出があることに感謝しなさい」みたいなセリフを言うのですが、こんな運命に、それは必要か?残酷ではと思い、回りまわって、いつか別れが来るのなら、甘い記憶も苦い記憶も必要なのだろうか?と。 昔、「ブレードランナー」って映画を見て、子ども心に、あのラストのセリフに、「!!そうか、同じじゃないか、いったいなにが人間と違うってことになるのか。。。」と思ったのですが、その時のことを思い出しました。 ひとつだけ、設定についてちょっと明かします。クローンとか、そういった技術の進歩は、私的に人類の進化のために発展していくのだと思っていましたが、作中人物によってそこは否定されます。そしてこの制度だけは存続されていると。 ここは、あまりにもエゴイスティックで、個人的になにか覆され、打ちのめされた感もあります。 かつて味わったことのない、なんともいえない感情に出会いたい方にはおススメしますが、スカッとしたいという方には当然ながらおススメしません、笑。 | ||||
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世界観は好きでした。 近未来的ディストピア観を漂わせている舞台設定。 しかしながら、主題として何を訴えたいのか、今一つよく掴めませんでした。 各登場人物達の在り方・運命との向き合い方なのだろうかなとは愚考しましたが、、世界観描写より重きを置かれている文学的・心理的描写の主張性(必要性)が如何とも不明瞭で、怠惰に文章が続いているような気がしてしまいまして。 古典であれば舞台設定等を加味して☆5評価とするところですが、 成立年代的に古典とも言い難いことから☆3評価としたいところ、 趣味嗜好に因って低評価と受け止めている側面があるため、☆4評価と致しました。 | ||||
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この作品に低評価をする人は 1.世界観に乗れない 2.世界観がありえないものだと考えている 3.小説を読んで楽しむ能力に欠けている のどれかでしょう。 1.は仕方のない事です。どんなに面白い小説でも、話に乗れないという事はよくある事です。 2.ですが、これはこの世界設定が読者を感動させるために作り上げられたのではないか、という疑惑からくる考えで、ある意味自然な感想だと思います。この小説の世界観は、1+1だから2になる、と言うよりは、答えは2だから1+2から1を引いて2になるようにした、と言う作者の考えが見える世界観です。主人公たちが提供者として悲しい最後を迎えるためには、この世界観が必要だったということです。なぜ主人公たちは逃げないのか、周りの人たちは主人公たちに同情しないのか、という当たり前の感想がでてきて、こんな世界はあり得ないという思いにたどり着くのだと思います。私も最初はそういう考えが頭に浮かびました。作者が、この小説は限られた時間で生きるという主題の物語であり、それは私達一般人にも当てはまると言うような事を言ってましたが、それは苦しい言い訳でしょう。この小説は、提供者として育てられた人間が、提供者として短い人生を終えるという救いのない暗黒小説です。そして、作者はそれを小説として、エンターテイメントとして書き上げたのですが、その行為にいささか居心地が悪いから、わざと自分の作り上げた生贄としての提供者の運命を、限られた人生を生きる一般人にも当てはまる、と言い訳したのでしょう。はっきり言うと、作者は主人公たちを殺して読者をゾッとさせ、かつ涙を誘うためにこの世界をつくりあげたのです。 ですが、私はこの世界観が、よく考えて見ると歴史上頻繁にあったと言うことに気付きました。 1番簡単な例は、戦争です。 特に日本の戦争ではこの小説の狂った世界とほとんど変わらない世界が繰り広げられました。 私は特攻隊とこの小説のなかの提供者の間に違いがあるとは思えません。また、ひめゆり学徒をはじめとした学徒隊、南方戦線は地獄だと知りながら死地に赴いた日本兵、ガリガリの体で満足な武器もなく万歳突撃した日本兵と提供者ではどっちが悲惨だったでしょうか。 また、ユダヤ人の強制収容、アメリカでの奴隷売買、古くはローマや日本でも行われたキリシタンが虐殺。 それらの事実とこの小説の提供者には、ほとんど違いがないような気がするのです。 むしろ、提供者の方が教育も受けられるし、食事も家もあたえられて、幸せな部類じゃないかと思えるほどです。 提供者はなぜ逃げない、まわりはなぜ止めなかった、これはあり得ない世界だ、と言う感想は、現代の日本やいわゆる民主主義国家といわれる国で喰うものにも困らず読書できる身分の人の感想です。実は、これと似たような世界はそこかしこで出現し、また今も世界のどこかで繰り広げられていることでしょう。 こんな世界はありえないのではなく、あるのです。 3.は当然この本の問題ではなく、その人の問題です。 | ||||
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優しく心をえぐられるような物語 残酷な現実の中に埋もれた希望と 全てが見えた先にすら光のない絶望と虚無感 それゆえ輝く愛に溢れた時間とごくありきたりな日常のお話 読み始めの微笑ましい気持ちから読み終えた後の絶望感へのグラデーション的表現にぞくぞくした | ||||
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綾瀬はるか主演のテレビドラマの原作ということで購入。 臓器提供用のクローン人間が主役の話。 ユアン・マクレガー主演の『アイランド』と、設定は同じであるものの、描き方は全く異なる。 主人公三人の心理描写に重きが置かれ、重厚であるがゆえにとっつきにくい。 村上春樹よりも、カズオ・イシグロのほうがノーベル文学賞を獲る資格があるように思う。 | ||||
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あとがきで、訳者の土屋雅雄が読者に問いかけている。エミリ先生は、もし自身の治療のため必要となった場合、介護人の次の段階に進んだキャッシーを使うだろうか、と。 私の考えでは、エミリ先生は躊躇することなくキャッシーを使うと思う。言葉の上ではキャッシー達を「生徒」(students)と呼び、自分達をキャッシー達の「守護者」(guardian)と位置付ける彼女だが、キャッシー達を待ち受ける過酷な運命に本心から同情しているようには全く見えない。彼女の認識では、本来ならば魂を持つことのないキャッシー達に、自分こそが魂を授けたのであり、いわば彼女はキャッシー達の創造主なのである。キャッシー達は魂をくれた彼女に無限の感謝を捧げるべきであり、彼女が窮地に陥った際に協力するのは、被創造物であるキャッシー達の当然の義務である、とさえ考えるのではないだろうか。彼女がヘールシャムを運営していた動機は、技巧を凝らせばキャッシー達のような者にも魂を「授け得る」ことを世間に証明したいという一種の自己顕示欲であった。キャッシー達の作品を展示会に陳列してみせたのもそのためであり、いかなる意味でもキャッシー達自身のためではない。彼女にとってのキャッシー達は、猿回しの猿に近い存在であったとさえ、言えるだろう。だから彼女は、ヘールシャムが最終的に閉鎖に追い込まれたことを残念には思っても、自分が行ってきたことの意義に疑いを持つことはない。彼女がキャッシー達を待ち受ける運命に対して本質的に無関心であることは、必死の思いで尋ねてきた キャッシー達と向き合うことよりも、キャビネット運搬業者への対応を優先する彼女の態度によく表れている。 こうしたエミリ先生と対照をなすのがマダム・クロードである。キャッシー達を「哀れな生き物」(poor creatures)と呼ぶマダムは、言葉の上ではキャッシー達を自分達と同類の存在と認めることを頑なに拒否する。しかし、キャッシーが一人教室で歌う様子を見て思わず涙を流したマダムの心には、(彼女自身は強引な理屈で否定してみせるものの)やはり、キャッシー達を待ち受ける運命への真の同情があったに違いない。キャッシー達を、自分達と同様に本来的に魂を持った存在だとみなす気持ちがどこかにあればこそ、彼女は涙をこらえることができなかったのだろう。だから彼女は、ヘールシャムの実験が最終的に失敗となった今、自分が行ってきたことの意義を疑っている。自分達は、単にキャッシー達の命を弄んだだけではなかったのだろうか、と。確信はないが、あるいはマダム・クロードであれば、自身の治療のため必要となった場合でも、キャッシー達を使うことを拒むかもしれない。 | ||||
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イシグロカズオさんの小説は独特の不思議な世界観があります。 テレビドラマ化されたので急いで読みました。 | ||||
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時間はあっても、心にゆとりがないと小説に手がいかず、随筆などさらりと読めるものばかり選んでました。 久々の小説…主人公の心情や暮らしが静かな文章で綴られていて、サラサラと読んでいけました。 カセットテープを探し買うシーンの主人公の心情が複雑なのにキラキラもしていて… 哀しくやるせないこの話の中の一粒の星…思い出しても泣いてしまいます。 | ||||
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翻訳文に少し違和感を感じました。主人公たちの会話に若者らしさのリアリティと一貫性がありません。 途中で断念し、苦労しながら英語版を読みましたが、全く違う本のような気がしました。 | ||||
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カズオ・イシグロ一連の作品の中でも異彩を放つ。読み進み徐々に謎が解けていくに従い氷のような恐怖に包まれていく。 この作品には、色々な読み方があると思うが、私は現代科学批判を伏流水にした特殊な青春の愛の物語と思う。 カズオ・イシグロは、『日の名残り』など優れた作品を生み出し続けている。彼にこそノーベル文学賞がふさわしいと思う。 | ||||
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テレビドラマで観て、原作を読みたくて購入しました。あとがきにも書いてありましたが、内容は衝撃的であるのに非常に抑えて淡々と書かれていて、ドラマを観ていなかったら、この本だけでは理解しがたかったのではないかと思います。 | ||||
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感想は人それぞれであり、多様な解釈ができることはこの小説の懐の深さを表しているものと思う。 こうした前提を踏まえたうえで感想を述べると、私はこの小説からオーウェル的な管理社会への恐怖、あるいは村上春樹的なシステムと個人の対立という主題を読み取ることはできなかった。 むしろ、限られた時間の中で友人と関係を結び、人を愛し、そして何かの役目を終えて死んでゆく、ありふれた人生の美しさ、切なさを強く感じた。 臓器移植やクローンのための学校という設定はそうした主題を際立たせるための舞台装置に過ぎない。私たちの人生はこの小説の登場人物より長いが、それは本当に救いなのだろうか。 | ||||
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落ち着いた表現の中にどこか妙な違和感を感じさせる語り口で、幼年期少年期の思い出が描かれてゆき、徐々に違和感が不吉な予感に変わりながらも、登場人物の子供らしさや少しずつ大人びていく成長を見守っているような気持ちになります。 思い出のエピソードの一つ一つに儚さと芯の通った力強さを感じました。全体的に灰色のフィルターを通して過去を振り返るような、しっとりとした印象が強く残っています。 自分の運命を受け入れながらも周囲の人に対する心配りを止めない、そんな人間の強さに心が揺さぶられました。 | ||||
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文学として僕は好き。 途中までなんだか分からない世界が広がり、後半の展開で徐々に明らかに。 ものすごい大胆な構想だと思う。 | ||||
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日本語訳を読んでから原書の英語版も読みましたが、自分のイメージがそう崩れることもありませんでした たまに翻訳だと読みづらいと思うことが一切なく、日本語の文学としても楽しめると思います | ||||
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