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鋼鉄都市
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鋼鉄都市の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 61~78 4/4ページ
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銀河帝国興亡史シリーズを完読した後なので、時代は遡って近未来の地球を舞台で同じロボット・ダニールが登場するのは興味深かった。アシモフのSFはSFでありながら人間心理の葛藤がストーリーの重要な部分を占めるところが面白い。 | ||||
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銀河帝国興亡史シリーズを完読した後なので、時代は遡って近未来の地球を舞台で同じロボット・ダニールが登場するのは興味深かった。アシモフのSFはSFでありながら人間心理の葛藤がストーリーの重要な部分を占めるところが面白い。 | ||||
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最近、ちまたでは子どもに本を読ませようと必死である。「子ども読書週間」とか、うらやましい時代だ。それで本読みがふえるかどうかは別問題だけれど。 で、SFファンでなくとも、いっぱしの読書家を気取るなら最低限読んでおかなければならない本、というものはあって、本書はその1冊であろう。古典だが、面白いことは保証する。書かれた時代を考えると、ちょっと呆然とするよ。これから読む方、絶対に次のアシモフに手が出ることは賭けてもいい(笑)。 | ||||
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最近、ちまたでは子どもに本を読ませようと必死である。「子ども読書週間」とか、うらやましい時代だ。それで本読みがふえるかどうかは別問題だけれど。 で、SFファンでなくとも、いっぱしの読書家を気取るなら最低限読んでおかなければならない本、というものはあって、本書はその1冊であろう。古典だが、面白いことは保証する。書かれた時代を考えると、ちょっと呆然とするよ。これから読む方、絶対に次のアシモフに手が出ることは賭けてもいい(笑)。 | ||||
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未来の地球人はドームに覆われた鋼鉄都市に住んでいた。 ドーム都市に住むことで人々は広所恐怖症になっていた。 普通の人々にとってドームの外に出ることはとてつもない苦痛である。 そして、人類史で初めての「殺宇宙人事件」が発生する。 殺害現場はドームの外! 人間がドームの外に出ることは考えにくい。 犯人はロボットなのか? だが、ロボットに殺人なぞ出来る訳がない! ロボット工学の第一条 「ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない」 は、ロボットのポジトロン脳の中枢に組み込まれており、 人間を助けることが出来なかった場合でさえ、ロボットは機能不全に陥ってしまうのである! ニューヨーク市警C5級私服刑事イライジャ・ベイリが捜査することになるが、 ベイリにはロボット刑事R・ダニール・オリヴォーが相棒として付くことになる。 ロボット刑事の存在に戸惑いながらも、ベイリは事件の真相を見事に暴く! 漫画「究極超人あーる」の田中一郎にRが付いているのはこの作品が元ネタです。 半村良の「亜空間要塞」でも刑事の名前にRが付いているというギャグをやっていたっけな。 ギャグやパスティーシュの元になるぐらい「鋼鉄都市」はスタンダードな名作である。 | ||||
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未来の地球人はドームに覆われた鋼鉄都市に住んでいた。 ドーム都市に住むことで人々は広所恐怖症になっていた。 普通の人々にとってドームの外に出ることはとてつもない苦痛である。 そして、人類史で初めての「殺宇宙人事件」が発生する。 殺害現場はドームの外! 人間がドームの外に出ることは考えにくい。 犯人はロボットなのか? だが、ロボットに殺人なぞ出来る訳がない! ロボット工学の第一条 「ロボットは人間に危害を加えてはならない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない」 は、ロボットのポジトロン脳の中枢に組み込まれており、 人間を助けることが出来なかった場合でさえ、ロボットは機能不全に陥ってしまうのである! ニューヨーク市警C5級私服刑事イライジャ・ベイリが捜査することになるが、 ベイリにはロボット刑事R・ダニール・オリヴォーが相棒として付くことになる。 ロボット刑事の存在に戸惑いながらも、ベイリは事件の真相を見事に暴く! 漫画「究極超人あーる」の田中一郎にRが付いているのはこの作品が元ネタです。 半村良の「亜空間要塞」でも刑事の名前にRが付いているというギャグをやっていたっけな。 ギャグやパスティーシュの元になるぐらい「鋼鉄都市」はスタンダードな名作である。 | ||||
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舞台は未来の地球。当時の地球は宇宙人(地球から宇宙へ移民した人々の子孫)たちの支配下にあった。また地球は極度の都市化・食糧生産の合理化・配給制度によって急激な人口増加に対応していたが、それも限界に達しようとしていた。宇宙人たちは地球を改善すべく、ロボット積極的導入政策を進めたが、かつての地球の栄光を懐かしむ<懐古主義者>たちの宇宙人やロボットへの反発は日増しに強くなっていた。 そんな中、ニューヨーク・シティに隣接する宇宙市(宇宙人居住区)で1人の宇宙人が殺された! 宇宙市に住む宇宙人の中には犯人はいなかった。しかし、地球人は原則的に宇宙市に入れないし、たとえ許可を得て入ったとしても<回廊>で武装解除されてしまう。 <回廊>を通らず荒野を横切って宇宙市に入る方法もあるが、地球人は長い<シティ>生活の結果、極度に自然を恐れるために不可能である。そしてもちろん、ロボットには人間を殺せない・・・ ニューヨーク・シティの警視総監・エンダービイはこの怪事件を重く見て、大学以来の親友で優秀な刑事・イライジャ=ベイリに捜査を命じる。一方、宇宙市側は初のアンドロイド(人間そっくりのロボット)・ダニール=オリヴォーを派遣。ここに人間とロボットの刑事コンビが誕生した…… 人気のベイリ・ダニールコンビ初登場の作品。SF的道具立てをミステリのトリックに利用したSFミステリ(SFとミステリの融合)の傑作として名高いが、そういったアイディアとプロットの巧みさだけでなく、SFロマンに満ちあふれた世界観も魅力的である。 | ||||
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舞台は未来の地球。当時の地球は宇宙人(地球から宇宙へ移民した人々の子孫)たちの支配下にあった。また地球は極度の都市化・食糧生産の合理化・配給制度によって急激な人口増加に対応していたが、それも限界に達しようとしていた。宇宙人たちは地球を改善すべく、ロボット積極的導入政策を進めたが、かつての地球の栄光を懐かしむ<懐古主義者>たちの宇宙人やロボットへの反発は日増しに強くなっていた。 そんな中、ニューヨーク・シティに隣接する宇宙市(宇宙人居住区)で1人の宇宙人が殺された! 宇宙市に住む宇宙人の中には犯人はいなかった。しかし、地球人は原則的に宇宙市に入れないし、たとえ許可を得て入ったとしても<回廊>で武装解除されてしまう。 <回廊>を通らず荒野を横切って宇宙市に入る方法もあるが、地球人は長い<シティ>生活の結果、極度に自然を恐れるために不可能である。そしてもちろん、ロボットには人間を殺せない・・・ ニューヨーク・シティの警視総監・エンダービイはこの怪事件を重く見て、大学以来の親友で優秀な刑事・イライジャ=ベイリに捜査を命じる。一方、宇宙市側は初のアンドロイド(人間そっくりのロボット)・ダニール=オリヴォーを派遣。ここに人間とロボットの刑事コンビが誕生した…… 人気のベイリ・ダニールコンビ初登場の作品。SF的道具立てをミステリのトリックに利用したSFミステリ(SFとミステリの融合)の傑作として名高いが、そういったアイディアとプロットの巧みさだけでなく、SFロマンに満ちあふれた世界観も魅力的である。 | ||||
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鋼鉄都市はSFの世界を舞台にしたミステリーです。殺人事件は土壇場で真相が明らかにされますが、前半での登場人物の行動の矛盾や状況証拠、一見必要がないと思われるエピソードにかなりのヒントが隠されていますので、推理しながら読むと面白いと思います。 | ||||
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鋼鉄都市はSFの世界を舞台にしたミステリーです。殺人事件は土壇場で真相が明らかにされますが、前半での登場人物の行動の矛盾や状況証拠、一見必要がないと思われるエピソードにかなりのヒントが隠されていますので、推理しながら読むと面白いと思います。 | ||||
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もの凄く面白い理由としては、ロボットとの交流・世界観・物語の書き方でしょう。とくに書き方の部分では、章が終わる毎に新しい展開を入れていくので、中々目が離せなくなる、読者への引き込みがもの凄く魅力的に作られています。SFが好き、ミステリが好き、そんな人も読んで欲しいけど、作家になりたい人が読んで欲しい1冊です。 | ||||
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もの凄く面白い理由としては、ロボットとの交流・世界観・物語の書き方でしょう。とくに書き方の部分では、章が終わる毎に新しい展開を入れていくので、中々目が離せなくなる、読者への引き込みがもの凄く魅力的に作られています。SFが好き、ミステリが好き、そんな人も読んで欲しいけど、作家になりたい人が読んで欲しい1冊です。 | ||||
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これがSFミステリーだ、と言ったら今の若い人たちはどんな顔をするのだろうか。どう考えても京極夏彦に勝てるとは思えない、ロボット刑事ダニィ・シリーズだ。とは言っても、別にパトカーが空を飛ぶわけでもないし、ストーリー自体は地味、というか普通。ただ、未来世界背景の描写とかはさすがです。 確認しとくが、ニ十年以上前に見かけた「意外な犯人!」とかいうオビは、まさか二度とつけないだろうね。 | ||||
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これがSFミステリーだ、と言ったら今の若い人たちはどんな顔をするのだろうか。どう考えても京極夏彦に勝てるとは思えない、ロボット刑事ダニィ・シリーズだ。とは言っても、別にパトカーが空を飛ぶわけでもないし、ストーリー自体は地味、というか普通。ただ、未来世界背景の描写とかはさすがです。 確認しとくが、ニ十年以上前に見かけた「意外な犯人!」とかいうオビは、まさか二度とつけないだろうね。 | ||||
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SFミステリというとまぁこの本が挙がる、アシモフのSFは主に三つの流れがある。ファウンデーション・シリーズが社会を基盤としていて、ロボット・シリーズがロボット研究者を主軸とする。最後のシリーズの最初の一冊がこれ、このシリーズに確定した名前はなくて、まぁ名付けるとすれば≪ベイリ&ダニール≫あたりが妥当か。イライジャ・ベイリは刑事、ダニール・オリヴォーは人の型をした──ロボット。多分人間が造った中で結果的に最高のものだ。 地球人は各々が狭いドームに暮らし、外界を嫌悪し怖れる。宇宙に飛び出していった宇宙人≪スペーサー≫らは細菌に免疫がない、別れていた時間の内に生理機能まで変化(進化?)してしまった結果だ。そんな状況の中で地球にやってきていた宇宙人が殺される、だが場所はドームの外、わずかにしかいない宇宙人は皆シロ。 どんな“異常な”地球人がドームの外に出たのか、それを調べるために使わされたのがR(ロボット)・ダニール。彼と組まされた刑事がイライジャ・ベイリ。恵まれた宇宙人に対する嫌悪を押えてベイリは駆けずり回る。起動したてのダニールはなんか変だし。 アシモフがこの話を書いた時、このシリーズの行く末を想定していなかっただろう。ベイリは地球の大英雄になってしまうし……、ダニールは(これは言っちゃあかんか。)。個人的には、このふたりの友情譚とか聞くとなんか半眼になって眺めてしまいそうな心持ちになる(笑)、幾つかの意味で。 | ||||
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SFミステリというとまぁこの本が挙がる、アシモフのSFは主に三つの流れがある。ファウンデーション・シリーズが社会を基盤としていて、ロボット・シリーズがロボット研究者を主軸とする。最後のシリーズの最初の一冊がこれ、このシリーズに確定した名前はなくて、まぁ名付けるとすれば≪ベイリ&ダニール≫あたりが妥当か。イライジャ・ベイリは刑事、ダニール・オリヴォーは人の型をした──ロボット。多分人間が造った中で結果的に最高のものだ。 地球人は各々が狭いドームに暮らし、外界を嫌悪し怖れる。宇宙に飛び出していった宇宙人≪スペーサー≫らは細菌に免疫がない、別れていた時間の内に生理機能まで変化(進化?)してしまった結果だ。そんな状況の中で地球にやってきていた宇宙人が殺される、だが場所はドームの外、わずかにしかいない宇宙人は皆シロ。 どんな“異常な”地球人がドームの外に出たのか、それを調べるために使わされたのがR(ロボット)・ダニール。彼と組まされた刑事がイライジャ・ベイリ。恵まれた宇宙人に対する嫌悪を押えてベイリは駆けずり回る。起動したてのダニールはなんか変だし。 アシモフがこの話を書いた時、このシリーズの行く末を想定していなかっただろう。ベイリは地球の大英雄になってしまうし……、ダニールは(これは言っちゃあかんか。)。個人的には、このふたりの友情譚とか聞くとなんか半眼になって眺めてしまいそうな心持ちになる(笑)、幾つかの意味で。 | ||||
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SFというと、奇想天外な出来事がばんばん起こるような自由奔放さが持味。対して推理小説は、不自由さというか規制された状況をいかにして克服するか、というのが醍醐味。この本が執筆されるまで、SFと推理小説は相反するもので、SF推理小説は存在し得ないと言われてました。 それをアシモフは成し遂げてくれました。とある殺人事件を巡る謎。ロボットに人は殺せない。しかし、犯行の機会があったのはロボットだけ。逆に人間は人を殺すことができるが、犯行の機会がなかった。 この矛盾をどうやって解決するのか?興味が湧いた方は是非ご一読を。 唐突な新発明とか超常現象とかの犯則技は一切ありません。読めばなるほどと納得できます。 | ||||
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SFというと、奇想天外な出来事がばんばん起こるような自由奔放さが持味。対して推理小説は、不自由さというか規制された状況をいかにして克服するか、というのが醍醐味。この本が執筆されるまで、SFと推理小説は相反するもので、SF推理小説は存在し得ないと言われてました。 それをアシモフは成し遂げてくれました。 とある殺人事件を巡る謎。 ロボットに人は殺せない。しかし、犯行の機会があったのはロボットだけ。逆に人間は人を殺すことができるが、犯行の機会がなかった。 この矛盾をどうやって解決するのか? 興味が湧いた方は是非ご一読を。 唐突な新発明とか超常現象とかの犯則技は一切ありません。読めばなるほどと納得できます。 | ||||
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