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不連続殺人事件
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不連続殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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久しぶりに読み返したのですが、もう読まなくてよい作品だと思います。 まず、ミステリとしておもしろくない。やたらと多い登場人物のほとんどを、最初の数ページで覚えなければならない。動機がポイントっていってるくせに、バスの時刻表引っ張り出してきて、どこに行けたか、アリバイはあるか、といった細かいことを延々と書く。推理に向かって収斂していく感じがなくて、推理パートが独立してしまっている。 女性のほとんどが、金持ち爺さんの妾だったか、血を引いているか。因習村っぽさもあるのに、出てくる連中が破廉恥だし、書き方が明るいから、ひたれない。 身体障碍者への差別と女性蔑視のオンパレード。1947年は、こんな価値観の社会だったのか、露悪的に書いているのか。むしろ斬新なくらい。 登場人物のほとんどが性的に奔放。「不連続殺人事件」ではなく「不倫族殺人事件」だ。 連載当時、読者から回答を寄せてもらい、賞金を出した。その流れが書かれているのは、臨場感があっておもしろい。 | ||||
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安吾夫人が、本人が書いてる時はとても楽しそうだったと述懐している。読んでいても、作者自身が面白がって書いてるなあ、と感じた。 裏を返せば読者は眼中にない、ということだろう。 登場人物が多すぎるし、展開がややこしくて、じっくり読もうという気にならない。 最近、スティーブン・キングの「ミスター・メルセデス」を読んだが作品のレベルのあまりの落差に愕然とする。 こういう作品が持て囃されるというのは、一体どうしたことか・・・ 推理を困難にするため、登場人物を量産し、トリックやトラップをあちこち仕掛けるという小細工を弄するだけの作品ではないか。 巨勢博士が、これは綿密に計算された犯罪だと、最終盤で説明してたが、それなら犯行現場を見られたからといって、場当たり的に殺人を犯すなど、どこが綿密に計算かと言いたい。 大体、資産目当てならリスクだらけの大量殺人などせず、もっと簡単で安全な完全犯罪は、いくらでも思いつくと思うが。(精神的に追い込んで、自殺に見せかけ滝壺に落とすとか・・・) 坂口安吾が、大作家であったがため愚作だと思っても、そうは言い出せない忖度が、あの時代に蔓延していた中での評判に過ぎなかったと、思う。 | ||||
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他の方のレビューにもありますが、本当に読みづらいです。やたらとカタカナを混ぜて書いてあるからです。どのページも2割位がカタカナで、然しという言葉が2回は使われています。読んでいてイライラします。しかも登場人物の性格が全員酷すぎる!特にストレスに感じたのが医者!レ○プしようとしたり、看護婦を拷問したり、その事をなじられたり警官に拘束されると逆ギレします。もうトリックなんかどうでもいい、という気持ちになり、飛ばし飛ばし読んで本を閉じました。 | ||||
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読みにくい。 トリックがどうとか登場人物の感情移入がどうとか物語全体のエンタメ性がどうとかもうそれ以前の問題で本作は非常に読みにくいです。 今まで国内小説から海外小説まで色々な小説を手に取り文章が合わず多少読みにくいなと思うことはありましたがそういう意味で本作は別格でした。 わざとやってるんじゃないかと思うほど文章が読みにくく、耐えかねて10ページ目くらいからラストまでざっと読むだけのパラ見。小説でこんな読み方をしたのは初めてです。 なので内容に関しては大雑把に把握している程度ですので、それに関しての突っ込んだレビューはしません。しませんがただ一言、本作は3ページだけでも試し読みをした方がいいです。この読みにくさはかなり人を選ぶと断言します。 まったく頭に入ってこないどころかまともに読むのも苦痛なほど合わない文体というものに初めて出会いました。内容は他の方が絶賛しているのを見ると素晴らしいのかもしれませんが私はもうこの作家の小説を手に取ることはないでしょう。 | ||||
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横溝正史の「八つ墓村」に、不連続殺人事件に触発された、と書いてあったので期待して読みました。とにかく読みにくい。登場人物は全員モラルハザードでゲスばかり。せめて探偵役の巨勢博士がまともな人間だったら良かったけど、人格破綻者で全く共感できない。トリックとかプロット以前の話でがっかりした。 | ||||
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どうも、おかしい。私は角川文庫の[不連続殺人事件]を買ったはずなのだが。 ダウンロードの間違えかと思って、二度ほどダウンロードし直したのだが… 好きな本なので、紙の本も持っているのだが、この本、紙の本には有る 1.目次が無い。 2.高木彬光氏、法月綸太郎氏の解説が無い。 3.三枝康高氏編、安吾の年譜が無い。 これでは、青空文庫で作った安物と何ら変わらないではないか これは角川文庫が、このようにしたのか? あるいはアマゾンの間違えなのか? 大手出版社として面目のある[角川書店]が、こんな本を出すだろうか? これは何かの間違えでは無いだろうか? 大手出版社だから安心して買ったのに、裏切られた気持ちだ。 それとも私の所だけ、おかしくて、他のキンドルユーザーのものはちゃんとしているのだろうか? まさかと思うが電子書籍を軽んじているのだろうか? もしそうなら、皆さんには青表紙の安い本をお勧めします。 | ||||
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最初の十数ページで大量の登場人物の人物関係が説明され、まったく把握できないまま物語が進む。しかもほとんど変人なので、読んでいてクラクラしてくる。しかし、それすらもトリックを支える構造になっていることに驚愕。かなり前の作品なのに、このややこしさと大胆さはすごい。全員、殺人事件がすぐそこで起こっているのにまったくビビらないのが不思議だが、そこはまあ、推理小説のユートピアということで納得した。ミステリマニアによる、ミステリマニアのための作品です。 | ||||
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