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フリッカー、あるいは映画の魔
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フリッカー、あるいは映画の魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本書は文庫で購入して10年も積本だった。タイトルそのままなんだけど、そう言いたい!この名作になにしやがる!と埋もれてしまった傑作を褒めあげたくて10年経って本書を手にした。(余談だが、僕はそういう事がAMAZONさんにレビューを書いているモチベーションの一つでもあります)で、本作なのだが、確かにしっかり書けている。構成もしっかりしているし、ディテールも緻密だ。しかし、全然スリリングなストーリ・テリングがなされていない。かつ、緻密で重層的な細部も古典的芸術映画や中世のキリスト教神学に興味のない方には衒学的な重たさを感じさせて興ざめなだけだろう。その上-書きませんが-これ、読んで行くうちにオチが見えませんか?僕は上巻から嫌な予感がしていたのだが、下巻になると「もうそこしか落とし所は無いだろう・・・」という確信に近いものに代わってしまい、やっぱりそうだった・・・。ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)より遙かに先を行く着想で著された本書だが、ミステリアスだったりスリリングさをまったく欠いている。大力作なんだけどな〜。残念。 | ||||
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