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麒麟の翼
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麒麟の翼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全237件 161~180 9/12ページ
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やはり面白い。それ以上に懐かしい。 加賀シリーズ最新作とあって、楽しみに頁を開いた。 まず装丁がよい。 今シリーズを大事にしている感があり、嬉しい。 意味深な帯のセリフも想像をかき立てる。 今回も期待を裏切らない。 しかし展開の妙においては、「新参者」のほうが上か。 「赤い指」「新参者」と続き、家族の愛に目覚めてゆく過程が感動を呼ぶ。 今シリーズは、加賀の家族のことも相まって、そういう傾向になっていくのか。 大事なことを気づかせてくれる。 やはり加賀恭一郎は魅力ある主人公だ。 ※追記:金森さんの存在が気になります。 | ||||
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新参者のドラマを見た後は、やはり加賀恭は阿部寛と非常に重なってしまった。 (松宮は溝端淳平とちょっと違うなと思いましたが) 水天宮、日本橋七福神巡り、下町情緒が漂う展開に、複数の怪しい登場人物。 そして最後にどんでん返しが待っている。しかも人情の色が濃く反映され。。。 まさに東野圭吾の本。みなさんにおすすめです。 日本橋には翼のついた麒麟の像があるという話のインパクトが強すぎて (そんなの知らないですよね)謎解きにつながる部分に、あまり「はっと」 させられなかったところが唯一の欠点か。 | ||||
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新参者のドラマを見た後は、やはり加賀恭は阿部寛と非常に重なってしまった。 (松宮は溝端淳平とちょっと違うなと思いましたが) 水天宮、日本橋七福神巡り、下町情緒が漂う展開に、複数の怪しい登場人物。 そして最後にどんでん返しが待っている。しかも人情の色が濃く反映され。。。 まさに東野圭吾の本。みなさんにおすすめです。 日本橋には翼のついた麒麟の像があるという話のインパクトが強すぎて (そんなの知らないですよね)謎解きにつながる部分に、あまり「はっと」 させられなかったところが唯一の欠点か。 | ||||
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最近の東野さんの作品は何か量産されすぎていて、 内容もきちっと作りこまれている感じがしなかったけれど、 「新参者」とこの「麒麟の翼」は東野さんのここ最近の作品の中で 2トップじゃないでしょうか。 内容もリンクしているし(詳しいことは書けませんが)、 両作品とも、加賀さんに重ね合わせた東野さんの思いが 強く伝わってくる良作品です。 今回「特別書き下ろし」とし、帯にわざわざ 「ここの帯に加賀シリーズ最高傑作と書かれていますが、 それに偽りはありません」と本人自ら断わりをいれているのも、 最近の量産傾向に東野さん自身も意見したかったのでは、 と勝手に想像しています。 | ||||
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最近の東野さんの作品は何か量産されすぎていて、 内容もきちっと作りこまれている感じがしなかったけれど、 「新参者」とこの「麒麟の翼」は東野さんのここ最近の作品の中で 2トップじゃないでしょうか。 内容もリンクしているし(詳しいことは書けませんが)、 両作品とも、加賀さんに重ね合わせた東野さんの思いが 強く伝わってくる良作品です。 今回「特別書き下ろし」とし、帯にわざわざ 「ここの帯に加賀シリーズ最高傑作と書かれていますが、 それに偽りはありません」と本人自ら断わりをいれているのも、 最近の量産傾向に東野さん自身も意見したかったのでは、 と勝手に想像しています。 | ||||
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皆さん書かれていますが、「最高傑作ではないが面白い」です。 東野さんは当たり外れがありますので、レビューを見てとりあえず大丈夫だろうと思い購入しました。 加賀シリーズはそんなに思い入れがないので、気が向いたら買おうかなという感じです。 相変わらず、人情味あふれる作品でした。 途中までは展開がゆっくりなので少し苦痛でしたが、最後の畳みかけるような解決までの真相ばらしが面白かったです。 ドラマ化しそうですし、すると思います。だって阿部ちゃんが事件を追求していく所が想像出来ちゃいますから。 加賀シリーズ最高傑作と思わずによんでください。それなら面白いと思います。 とりあえず、「誰もが信じても、自分だけは帯を信じてはいけない」というのが、この本の教訓ですね。 | ||||
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皆さん書かれていますが、「最高傑作ではないが面白い」です。 東野さんは当たり外れがありますので、レビューを見てとりあえず大丈夫だろうと思い購入しました。 加賀シリーズはそんなに思い入れがないので、気が向いたら買おうかなという感じです。 相変わらず、人情味あふれる作品でした。 途中までは展開がゆっくりなので少し苦痛でしたが、最後の畳みかけるような解決までの真相ばらしが面白かったです。 ドラマ化しそうですし、すると思います。だって阿部ちゃんが事件を追求していく所が想像出来ちゃいますから。 加賀シリーズ最高傑作と思わずによんでください。それなら面白いと思います。 とりあえず、「誰もが信じても、自分だけは帯を信じてはいけない」というのが、この本の教訓ですね。 | ||||
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あっさりしてた、という印象です。 阿部さんの印象が強いせいか、全ての場面が頭の中で映像になってました。 近いうち特番か映画になりそうです。 「日本橋」やその周辺を知ってたらまた違ったおもしろさなんでしょうね。 散策したくなる本かも。 | ||||
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単純な推理小説ではなく、人間愛、家族愛を描いた作品です。お勧めです。 | ||||
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あっさりしてた、という印象です。 阿部さんの印象が強いせいか、全ての場面が頭の中で映像になってました。 近いうち特番か映画になりそうです。 「日本橋」やその周辺を知ってたらまた違ったおもしろさなんでしょうね。 散策したくなる本かも。 | ||||
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単純な推理小説ではなく、人間愛、家族愛を描いた作品です。お勧めです。 | ||||
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帯に書かれている「最高傑作」かはともかく、加賀シリーズの「集大成」的な内容ではあると思う。 前作「新参者」が東京・日本橋のガイドブックかと思えるくらい色々な店が出てきて、そのせいで少し複雑になっていた。今回も基本は日本橋とはいえ前作ほど「街そのもの」が前面に出されてはいない。いい具合に(適度に)日本橋の魅力が感じることができ(前作は少しくどかった)、そこに「赤い指」の様な家族問題が根底に取り上げられ、深い。 毎回感心するのは「よく核心まで迫れるなぁ」と思わされる加賀の推理力と行動力だ。 ほんの些細なことも見逃さずに事件の真相に迫っていく加賀は今回も読者の想像を超えた結末にたどり着く。 ただ少し話が重すぎるかなぁ、とも感じた。最後は明るい感じですが、「感じ」であってよくよく考えればやはりかなり重いです。 最後の最後で筆者からの「メッセージ」がありますが、確かに折角作った本が買って直ぐに解体されるのって、かなりひどい話じゃないか? | ||||
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帯に書かれている「最高傑作」かはともかく、加賀シリーズの「集大成」的な内容ではあると思う。 前作「新参者」が東京・日本橋のガイドブックかと思えるくらい色々な店が出てきて、そのせいで少し複雑になっていた。今回も基本は日本橋とはいえ前作ほど「街そのもの」が前面に出されてはいない。いい具合に(適度に)日本橋の魅力が感じることができ(前作は少しくどかった)、そこに「赤い指」の様な家族問題が根底に取り上げられ、深い。 毎回感心するのは「よく核心まで迫れるなぁ」と思わされる加賀の推理力と行動力だ。 ほんの些細なことも見逃さずに事件の真相に迫っていく加賀は今回も読者の想像を超えた結末にたどり着く。 ただ少し話が重すぎるかなぁ、とも感じた。最後は明るい感じですが、「感じ」であってよくよく考えればやはりかなり重いです。 最後の最後で筆者からの「メッセージ」がありますが、確かに折角作った本が買って直ぐに解体されるのって、かなりひどい話じゃないか? | ||||
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元々東野圭吾作品は大好きだったのですが、ここ最近は読むたびに期待には届かず、「もう読むのはやめよう」と思っていました。 彼の本を手に取るのは最後のつもりで読みましたが…いい意味で期待を裏切られました! 推理小説に私が求めるものは3つです。 ひとつは、謎の大きさと、その謎が明らかになった時の爽快感。 ふたつめに、登場人物の魅力。 主人公はもちろん、被害者も「こんないい人が殺されてしまうなんて…」と思える人の方が作品にのめり込めます。 最後に、物語としてのうまさ以外の+αがあるかどうか。 推理小説だったら、その+αが「感動」だったらなお読んでよかったと思えます。 私にとっての大事な3つのポイントが『麒麟の翼』には全てありました。 久々に「だからこそ読書はやめられない!」と思わせてくれる東野作品でした。 次作も期待します! | ||||
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元々東野圭吾作品は大好きだったのですが、ここ最近は読むたびに期待には届かず、「もう読むのはやめよう」と思っていました。 彼の本を手に取るのは最後のつもりで読みましたが…いい意味で期待を裏切られました! 推理小説に私が求めるものは3つです。 ひとつは、謎の大きさと、その謎が明らかになった時の爽快感。 ふたつめに、登場人物の魅力。 主人公はもちろん、被害者も「こんないい人が殺されてしまうなんて…」と思える人の方が作品にのめり込めます。 最後に、物語としてのうまさ以外の+αがあるかどうか。 推理小説だったら、その+αが「感動」だったらなお読んでよかったと思えます。 私にとっての大事な3つのポイントが『麒麟の翼』には全てありました。 久々に「だからこそ読書はやめられない!」と思わせてくれる東野作品でした。 次作も期待します! | ||||
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東野圭吾は「さまよう刃」あたりから、被害者の視点を強く意識しており、本作もその流れの上にあります。加賀恭一郎というキャラクターは、「どちらかが彼女を殺した」「嘘をもうひとつだけ」など東野作品の中でもロジック重視の作品に起用されてきた印象があります。加賀の特徴は、何気ない会話にひそむ意味を拾いあげながら真相へと詰め寄っていくスタイルにありますが、それはそのままに、新たな東野作品で活躍しているのは、年輪を重ねた俳優が新境地を開拓したようで愉しめます。 本作「麒麟の翼」には、どんでん返しはありません。加賀の捜査によって、初期の印象とはまったく異なった方向へと事件が収束していきますが、いわゆる謎解きの快感や意外性に満ちた物語ではありません。この物語には、理解不能なサイコパス的な登場人物はひとりも登場しません。被害者は死亡し、加害者は逃走中の事故で意識不明の重体、という状況で、被害者の家族、加害者の家族、その周囲の人々が描かれます。マスコミなど「部外者」を自認する者たちの振る舞いが、もっとも下劣で暴力的なものとして描かれているのが印象的です。 加賀は、被害者、加害者それぞれの足取りを追いながら、周辺の人物から丹念に聞き取りをおこない、その言葉の端々から矛盾を拾いあげ、誤解を破り、真相へと近づいていきます。一見なんでもなさそうなできごとや会話の中にささやかな不整合=謎を見出し、解きほぐしていく。その「気づき」のひとつひとつが、とても丁寧に考えられており「名工の技」のようにも感じられます。幕切れ近くにドカンと炸裂する大仕掛けに期待するのではなく、全編に散りばめられたきめ細かい技巧の数々を堪能するのが、本作のミステリとしての楽しみ方のように思います。 終盤、この作品中で、加賀が一度だけ激昂し、ある人物に強い言葉を投げかけます。この社会にありふれている振る舞いが、やがて大きな歪みへと育ち、多くの人々を不幸に陥れることすらあるのだという思いが、その言葉には込められています。 かつて東野圭吾は、ミステリを逸脱するのではなく、拡張したい、自分の書くものはミステリである、のように述べていました。「麒麟の翼」もミステリの構造をとりながら、普遍的な物語へと昇華した小説になっています。 | ||||
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少しだれる所があるものの複線の絡み方は見事だと思いますが、格差社会や(核家族の)家族・親子の問題といった現代日本が抱える重要なテーマに加賀親子の関係も絡めて切り込んだものの直木賞作家としては中途半端な描き方だと正直感じました。 原子力と家族の問題を扱った「天空の蜂」、性同一性障害と家族の問題を扱った「片想い」、それら優れた過去作品と比べると星三つが妥当だと思います。 加賀シリーズならやはり初期の「眠りの森」を薦めます。 | ||||
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少しだれる所があるものの複線の絡み方は見事だと思いますが、格差社会や(核家族の)家族・親子の問題といった現代日本が抱える重要なテーマに加賀親子の関係も絡めて切り込んだものの直木賞作家としては中途半端な描き方だと正直感じました。 原子力と家族の問題を扱った「天空の蜂」、性同一性障害と家族の問題を扱った「片想い」、それら優れた過去作品と比べると星三つが妥当だと思います。 加賀シリーズならやはり初期の「眠りの森」を薦めます。 | ||||
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別につまらなかったとは思わないけれど、 最高傑作というほどでもないし、 加賀シリーズ内に限定しても、 「悪意」や「どちらかが彼女を殺した」などの方が 面白かったと思う。 (特に「悪意」はいろんな意味で衝撃的だった) この人の本は有名になる前から読んでいたけれど、 はっきり言って、有名になる前の方が 面白い作品が多かったと思う。 | ||||
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この加賀恭一郎シリーズは、本当、事件の発生と犯人探しといった警察探偵小説の展開の背景に、登場人物の心理、事件の真相の背景にある人間の性が、本当に絶妙なタッチで描かれている。今回は、人を信じることの大切さ、そして子供を思う親の優しさが描かれている。数々の伏線の連続から、意外な犯人、事件の真相に迫る部分のプロットは、久々にさすが東野圭吾と唸らされました。絶妙ですね。でも、最後に香織が冬樹を思う言葉、本当にはかないし、おもわずホロッとなってしまった。 | ||||
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