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麒麟の翼
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麒麟の翼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全240件 61~80 4/12ページ
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『容疑者Xの献身』がエドガー賞の候補になったことは記憶に新しいが、この作品も外国語に翻訳して欲しいと思う。『容疑者Xの献身』のような奇抜なトリックも海外で評価されるが、本作のような、登場人物の心の中と、日常に潜む嘘や秘密から事件が起こるという作品も違った観点から評価されると思う。 それほどの悪意でないことが偶然と結びついて悲劇を生み、それを隠すことで次の悲劇が生まれる。秘密の怖さと、しかし秘密を白昼にさらさねばならないという正義も果たして正義なのか。優れたストーリーを味わいながら、いろんなことを考えた。 日本文化を海外に輸出することを政府は熱心なようだが、日本の文学は純文学だけでなく、ミステリーも一流であるから、予算をつけて翻訳者を捜して欲しい。ファンが多くなれば元はとれるし、日本文化の愛好者が増えることは間違いない。 | ||||
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東野圭吾の小説は「卒業」から何作も読んでいるが、この作品は彼の作品群の中でも極めて凡庸というか、悪い言い方をすると「雑」な内容に感じた。 まず、何人かのレビュアーが指摘しているように本作は厳密には推理小説ではない。 ネタバレになってしまうが、真犯人の登場や行動が唐突だし、加賀たちがその真犯人を突き止めたというわけでもない(私が流し読み程度に読んだからそう解釈しているだけかもしれないが)。さらに言うと、携帯履歴云々の記述があるにも関わらず、被害者は真犯人に電話をしていたという点も、重箱の隅をつつくような捜査をしていた割には肩透かしを食らった感じだ。また、当初容疑者と見られた八島がなぜ被害者の財布を持って新大橋通りに飛び出したのか、という伏線めいた箇所が結末で「気の迷い」と処理された点も正直「それはないだろ・・・」と思ってしまった。 最近の東野圭吾の作品は、社会問題や人間の深部を扱う社会派的な作風が増えているが、本作においてはこの点も中途半端な感が拭えない。労災隠しの責任も結局はわからずじまいだし、雇用格差を扱いたかったとしても、それを作品内で上手く作用させたとも言えない。八島の恋人である中原も、加賀シリーズの重要素である「人情」を演出したいがために無理矢理出したかのような印象で、個人的にはあまり同情できるキャラクターには思えなかった。この無理矢理感は物語の要である「どうして被害者は刺された状態で日本橋の麒麟まで歩いたのか」というネタ明かしにおいても多少なりとも感じてしまう。 要は、細かいことを気にさせないだけの魅力に乏しい作品だと感じた。 以上のことから、私には本作が映画化するほどの作品にはどうしても思えないし、総合評価が意外と高いのも個人的には意外である(私の性格が悪いだけかもしれないけど)。 個人的には映画版の評価が芳しくない「夜明けの街で」のほうが面白かった。 | ||||
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映画を見てから本を読んだのですが、どちらもおもしろかったです。謎ときとテンポが魅力的ですね。 | ||||
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中井貴一、阿部寛出演の映画を見てとても面白かったのですが、友人の勧めで文庫版を読みました。ほとんど事件が解決してしまっているように見えるなか、被害者の男が水天宮参りをする理由を執拗に追い続ける刑事が真相に近づいていくところがこの作品の醍醐味です。 完全犯罪ものではなく、被害者も加害者も亡くなってしまった状況で事件の全貌を暴くという意味での謎解きが楽しめますが、東野作品を読んでいつも感じる若干トリックに無茶がある気はしないではないですが、それを差し引いても一気に読んでしまえるほどストーリーへ没頭してしまいます。 | ||||
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新参者から何年か前の著者のむちゃくちゃ面白い作品がもどって来た、大体SF物は多数の作品群の中でも面白くない。白夜行,、幻夜のような面白い作品をもっと描いて欲しい。 | ||||
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映像を先にみて、あらすじを知っているはずなのに本の世界に引き込まれました。 文章で読むと一層話が味わい深くなる印象で、とても面白かったです。 | ||||
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一気に読みました。 現代の問題点をさり気なく巧みに盛り込み問題提起するあたりは流石の筆力。 さらりと面白く読めますが、実は深いです。 希望が持てるラストも好感が持てます。 テーマは盛りだくさんで、 幅広い読者層がそれぞれの立場で共感を持って実感できることでしょう。 | ||||
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東野圭吾という作家には、とにかくハズレがない。どの作品を読んでも、水準以上の楽しみを提供してくれる。映画化された本作も、加賀恭一郎を主人公にしたシリーズの1冊だが、シリーズものにありがちなマンネリ感はまったくない。一流の推理小説の条件は、謎解きの面白さと良質の人間ドラマが両立することだと思っているが、本作はその条件を十分満たしている。 買って全く損はない作品なのだが、☆5つをつけなかったのは、本作は人間ドラマとしては申し分ないものの、若干謎解きが弱いからである。本作では読者は作中で与えられている情報を元に犯人を割り出すことはまず不可能であり、主人公の加賀が犯人に辿り着く過程には唐突感が否めない。東野圭吾ほどの手練れであれば、もう少しうまくできるのではという気がするのである。 もっとも、東野圭吾に対しては期待値が高い分、少しでも粗があるとそれが目立ってしまうのかもしれない。謎解きとして論理的な破綻やこじつけは全くないし、読後不自然さを感じることもない。まして、親子の絆という人間ドラマの部分の出来は申し分なく、ハッピーエンドとは言い難いが、どこか救いが感じられるので読後感もよい。東野圭吾の最高傑作とまでは言えないが、この作品は非常に良質なエンターテイメントである。 | ||||
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東野圭吾は天才だわ!じゃんじゃん書いてほしいだす。次はどんなかなあ。幻夜の続編はまだかいな。 | ||||
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わずかな不審点を地道に追求していく刑事の姿勢から目が離せず、 一気に読まらざるを得ないストーリー展開でした。 また加賀刑事がいですね。 | ||||
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加賀シリーズ・・・いや、最近の作品の中でもダントツに素晴らしいと思います。 スノボの作品は爽やか路線のまるで2時間映画のような良さ(言い換えれば軽さ)がありましたが、こちらは最も得意とする 人間の心の深い部分を描いた作品。 まさに「これぞ!」とうなる作品です。 | ||||
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映画を見た後で気になって手にとりました。 映画の方では納得がいかなかったことが小説を読んですっきりしました。 昔住んでいた場所の近くが舞台なこともあり親近感もわきました。 原作の方が好きです。 理系ミステリーというより家族の物語という気がしました。 | ||||
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親と子の互いを思う心の隙間は、どんな時代にあっても広大なものである。 年齢差はたった20~30年なのだが、世代間でこの世を見つめる意識差は莫大となる。 そんな普遍性を背負った親子が互いを慈しみ合い生きる姿に人間の美しさと悲しさを見た。 | ||||
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すらすら読めるので時間つぶしにはもってこいですね。映像化したらかなり面白くなるのでは。全体のプロットがいい。意表を衝く言葉遣いがないのがちょっとものたりない。 | ||||
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映画を見た後、この原作を読んでいます。 映画を見た後のせいか、読み進めて行くと映画での場面が思い浮かび、映画での感動がまたよみがえってきました。 親と子の絆を強く感じる一冊でした。 | ||||
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初めて加賀版読みました。一気に読みました。最初なかなか感情が入り込まなくてしんどかったです。この直前に長々しいソロモンの偽証を読み終えたばかりだったからかもしれません。 加賀恭一郎と同じ情報を私達も共有して物語が進んでいくので、あっそうかと膝を打つことが多かったです。面白かったです、だって新参者の予約をしてしまいましたから。 | ||||
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いつもの日本橋の風景が読んだ後は違ったものに思えた。 今回のテーマは親子愛で、どっしりと思い気分になった。 | ||||
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映画版は良かったけれど、原作も当然のことながら素晴らしかったと思う。 読んでいて印象に残ったのは、映画を見たときにも感じた、話し合うことの大切さだったり、加賀が糸川に言った「正しい公式を教えてください」という言葉もある。 それに加えて今回感じたのは、正しく生きるための大切さだったり、そうなることの難しさ、だ。 悠斗や冬樹などをはじめとした事件関係者すべての人間に、もう少し正しくあろうとする心が強ければ、すべての悲劇は起こらなかったと思う。 本作を読んだ人に求められるのは、その心を少し強くすることにあるのではないかと思う。 | ||||
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小説としての出来もあまり良くないと思う。 とにかく犯人像の設定が良くない。何故他人の父が追い込まないといけないんだ?と感じた。 父を殺してしまった犯人も被害者じゃないのか?と感じた。 父が問い詰め正すべき相手はまず息子だろう。親子の不仲を理由に他人を追い詰める父がしっ くり来ない。 また父の行動も解せない。いい大人がそれは違うだろうと感じる現実逃避に近い行動。それは 息子にも父にも言えることだがあくまでも自己愛の表出であり端から見るとむしろ醜悪である。 それと、登場人物の多くが(父とその家族・学校の先生・父の会社の部下)欺瞞に満ち溢れており 読んでて辛かった。 私は麒麟の翼に秘められたメッセージに何も感じなかった。 私はただただ、少年とその母が気の毒でならなかった。 | ||||
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とうちゃくもはやくて、ほうそうもよくて、きれいなほんでした。 | ||||
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