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麒麟の翼
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麒麟の翼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全240件 21~40 2/12ページ
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簡易包装の緩衝材入りなパッケージでしたが、乱暴に配送されてRACERS外伝、麒麟の翼、マスカレードホテル、全て角が潰れて外装に皺が入る位に酷い状態です。あり得ない! | ||||
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今まで読んだ小説で一番泣いたかもしれない。 「泣ける」というより「泣かずにはいられない」と表現できるほど、登場人物一人ひとりの切実な思いが僕の心にそのまま伝わってきた。 物語としては、加賀恭一郎シリーズの中でも一転二転する場面が多いという印象。 東野さんの小説にはよくあることだが、はじめに示されていた事件の全貌が、証拠によってつぎつぎと塗り替えられるさまは実に鮮やかだ。 『悪意』と同じようなジェットコースター感覚を楽しみたい人に向いている。 また『赤い指』と同様、タイトルにも意匠が凝らされている。たんなるランドマークとしての『麒麟の翼』でなく、誰かの回復や更生への願いを込めた『キリンノツバサ』。 その伏線が回収されたとき、きっと涙で読み進められなくなってしまうだろう。 始まりからラストまで、隙のない一作。 | ||||
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主人公加賀刑事は『腑に落ちない』と粘り強く捜査をしていく でも、根っからの善人である容疑者 初めから終わりまで容疑者の人物像と行動を不可解に思って捜査をしているのに、最後の最後で『魔が差した』で片付けるとは 読者の方が腑に落ちなくなりますね | ||||
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日本橋の上で、一人のサラリーマンが殺された。刺された場所から、自ら日本橋まで歩いて、死んだ。容疑者は同じ会社の元派遣社員。しかし、日本橋署の刑事・加賀には腑に落ちない点が残る。殺人事件後に、元派遣社員が事故死してしまい、捜査は元派遣社員が犯人と考え終了しかける。が、加賀の丹念な捜査により、元派遣社員がサラリーマンを殺害した可能性が低くなる。では、誰が真犯人か?その解明には、3年前の中学校のプールでおきた水泳部員の事故が関わっているのでは。最後に解明される真犯人はあまりにも意外な人物であった。(2018/3/11) | ||||
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意外な犯人と真相だったが、それらはこの小説の枝葉末節に過ぎない。 殺された被害者の男性と、犯人に間違われた若者とその恋人の生き方こそが、 物語の背骨になっている。 だから、これは純粋な推理小説ではない。 だがそれでいい(笑)。いつも通り、とても読みやすかった。 | ||||
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個人的にはシリーズ初期の方が好みで、だんだんおもしろくなくなってきました。謎解き要素が減ってきたからでしょうか。 | ||||
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加賀恭一郎シリーズの8冊目くらいで安定の面白さですが、この作品における推理小説としての興味の中心は犯人捜しというよりもむしろ、被害者の謎の行動を解明することあり、それによって事件の本質に迫っていきます。 まず被害者の男性は地下道で何者かに刺され瀕死の状態で、日本橋という橋の上まで歩いて移動して息絶えます。しかも途中に交番があって気付いたはずなのに通り過ぎています。 そして被害者が日本橋周辺にいた理由が、信心深くもなかったのに、その辺りで「七福神巡り」をするためであり、特に被害者の周囲には妊娠している女性などいないのに、水天宮にお参りすることが一番の目的だったらしいことがわかってきます。 さらに被害者は事件の数日前に、現在高校生の息子が中学生だった時の部活の担当の教師に電話をしています。しかも息子とは普段ほとんど話もせず、息子のことで心配ごとがあるようには家族にも見えなかったのに。 これらの一見非常に不可解に思える被害者の行動を加賀刑事が追及する過程で、少しずつ行動の動機や事件の背景が解明されていくところが、いつもながら見事で、まるで実際に起きた事件を題材に書いたのではないかと思えるほど、細かい部分が次々にかみ合ってくるさまが心地よいです。 創造でこれだけのストーリーを構築するところは、さすが東野圭吾すごいと思いました。 | ||||
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比較的綺麗な状態だっ | ||||
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ストーリーはおもしろかったけど消化不良です。有耶無耶になったところもあり後半駆け足感が半端なくて本来はもっとボリュームのある話だったのを無理矢理短くしてしまった感じがありました。 | ||||
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加賀恭一郎の日本橋編の第2弾です。 「新参者」で人情と風情が溢れる日本橋を見事に書ききったこのシリーズですが今回の「麒麟の翼」では男女や家族の愛を描いています。信頼し合っていた筈の恋人との突然の別れや避けていた父親が被害者になってしまった事件での被害者側の家族と加害者と疑われる恋人の姿が謎を絡めながら描かれています。 できたら日本橋を散策しながら読みたいと思わせる一冊です。 加賀恭一郎にしか解けない事件は今回も読み応えがあり胸が熱くなりました。 | ||||
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最後まで読むと、ハラハラしながら、結局、感動しました。 | ||||
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文句なく、おもしろかった。仮に、容疑者Xの献身、で直木賞を逃したとしても、この作品で受賞したのではと思うほど。東野圭吾氏の底力を見たような、そんな小説。 | ||||
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【少しネタバレです。ごめんなさい】「日本橋の刑事」第二弾。加賀恭一郎の謎解きはさすがでした。小さな矛盾、疑問から、真実をたぐり寄せていく刑事の目は流石。それだけでなく、事件の関係者への想いも深く、彼の人間性に感動しました。 ただ、被害者である父の想いを知り、息子は新たな一歩を踏み出せたと思うのですが…。その妹である娘の方は、どうなったかについての描写がないのが気になりました。娘も、ある行為をしてしまうほどに追い詰められていたはずなのですが。また、子供たちの母親、つまり被害者の妻についても同じく心配です。 この前の物語「新参者」では、事件に関わった人々のほぼ全員が、ある意味、救われた描写がきちんとあり、それにとても感動したので、その続編のこちらがそうでなかったのが、私的には少し残念でした。あと、容疑者の恋人が最後に取った行動なのですが、この作品が書かれた頃のことを思うと、大丈夫だったのかな? と心配になりました。その後の彼女の描写があればいいな、と思います。…というわけで、星は四つで。 | ||||
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面白かったです。 ただ真相にたどり着くまでの話が少々長すぎたのと、真相も突然降って湧いたような感じを受けました。 労災隠しの話を長々と読んでいたらこれと言った伏線もなく突然プール事故の話が出てきて···なんだか別の話を読んでるような感覚になりました。 一番気になったのが、お父さんが過去の事故の真相を突き止めようとしたところです。 いくら息子と不仲だからって、息子を問い詰めずにその友達に聞くなんてことありますかね?? | ||||
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正しい行いをすることの『難しさと尊さ』を描いた素晴らしい傑作だと思います。 テンポの良いストーリー展開 練られた謎解き 人物像や日本橋付近の風景描写 読書の胸に熱く響くメッセージ性 …等、どれをとっても面白く、特に善と悪、正しい行いをすることの難しさと尊さ、そして、子を想う父母の深い愛情…等、読み応え満点! 読んでいて胸に熱く切なく響き、読後は熱い余韻に浸れる傑作だと思います。 | ||||
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いつもながらの加賀恭一郎シリーズの真骨頂だ。登場人物の丁寧な人間描写。 さすが!である。推理小説の域を超えた人間描写が特徴の加賀シリーズだが、 本作でもそうしたところが余すところなく表出している。加賀恭一郎が、殺 人事件を単に犯人を捕まえることが仕事なのではなく、殺人事件という特異 な状況に置かれて、心の傷を持った人々の傷をも解決しなければ、事件の解 決につながらないという強い気持ちを持つからこそ、こうした人間描写を可 能としているのだろう。『新参者』でも、こうした加賀の姿勢に助けられ、 「あなたの警察での役職は?警部補??警部にしてもらった方がいい」「あ なたはいったい何者?」といった感嘆の声を挙げるわけであるが、加賀恭一 郎という登場人物がいればこそ、単なる推理小説の枠を超え、映画にするに 十二分な人間描写が可能なのだろう。 | ||||
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東野圭吾の加賀恭一路シリーズなので安定した何時もの様な面白さであった。 | ||||
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日本橋にある麒麟像。翼がある姿を見慣れていたのだが、改めていろいろな絵をネットで探してみて、他の麒麟に翼がないことを確認した。そもそも他の麒麟とは全体のビジュアルも異なっており、かなり龍寄りだ。って、どちらも実物など見たことがないので、何とも言えないけれどね。Wikipediaによると、日本橋の麒麟の作者は渡辺長男氏。獅子像も彼の作品だそうだ。 日本橋をうろうろと歩いてみたが、どれがトンネルなのか、いまいち分からず。方向音痴はこういう時に困る。浜町公園から日本橋は、結構距離があることだけが分かった。本に出てくる場所を実際に歩くのは、私にとってかなり珍しい。ハリーポッターに出てくる秘密のホームを探して、ロンドンを歩いた時以来だ。どちらも本を手に持っての話ではないので、うろ覚えの状態で。 自分の場合はダメだが、きっと方向感覚の優れた人なら、本の描写でだいたいの方向性が分かるのではないか。日本橋も、裏通りにいろいろな店のある楽しい場所なので、休みの日、本を片手に歩いてみるのはおススメだ。 | ||||
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ネタバレ >被害者が殺害される場に、たまたま因縁を持つ人物が通りかかり、被疑者が入れ替わる…。ストーリー的にも特筆すべきものは、ありません。 | ||||
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文章のリズムや場面の展開、練られたストーリーなどどれをとっても傑作と呼ぶにふさわしい作品。映画を見て阿部寛が加賀恭一郎役に実にはまっていて、本書を読みながらも阿部の声をイメージしながら読んでしまった。親子の絆を考えさせられると同時に、物語の後の登場人物たちの将来についても思いを馳せた。繰り返す、まさに傑作だ! | ||||
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