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透明人間の告白



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透明人間の告白の評価: 4.00/5点 レビュー 22件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

残念ながら駄作だと思う

「本の雑誌」が選ぶこの30年間でのベスト1という帯の広告に引かれて買ってしまったが、読むのが苦痛になるくらいの
駄作である。ある日急に核爆発の関係で透明人間になった男の生活ぶりを描くが、なぜこうまでして対して悪役でも
ないのに当局から逃げないといけないのかという根本的な疑問。ある批評家が、「透明人間になった時の考えうるベストガイド誌」
との評価を肯定的にとるか、極めて揶揄された否定的批評ととるか。少なくとも、僕には面白くもなんともない駄作。
透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)より
4102377018
No.4:
(3pt)

Just fun-NYを舞台としたラブ・コメ 

日本では1988年に出版、25年前。
当時のNYの街の雰囲気も良く書けていて
1990年NYに駐在していたので
ちょっとノスタルジックな感じを味わいながら
読みました。著者の実業家からの転身、若さ、
才気あるストーリーテーラーのデビュー作という
出版界の「売り」もあってベストセラーに。

物語の展開は、透明人間となってしまったWStの証券
マンと「当局」との追いかけごっこ。そして逃亡下
の出会いが恋へと展開するラブ・コメ。その語り口、
そして邦訳がうまいのかすらすら楽しく読めます。
Just fun!

追っかけてくる当局に対して、そんなに憎しみを抱く
必要ないでしょ?とか 当局の捕縛の方法が
あまりにお粗末で、、と思うところもありますが
ご愛嬌といったところでしょうか。
透明人間の「告白」という単視点になりがちな物語を
工夫して飽きさせないようにはされていますが 
場面によっては冗長と感じます。ただ 語り口が
切れ味があってユーモアーがあり 最後まで楽しめます。
透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)より
4102377018
No.3:
(3pt)

透明人間の告白というより

今読むと、映画「インビジブル」もあるせいかいろいろつっこみたくなりますね。
まず捕まえるほう、学習しなさすぎ。スプレー式ペンキを持ち歩くとかしろよー。
水ぶっかけるとか、小麦粉ふりかけるとか、いくらでも手はあるだろう。
あと主人公、突発的に己の意思に関わらず透明になったにしてはあまり悩んでないのは
なぜだ?最後の方のある一文でああ、そうかと思ったが。
これって結局透明人間というか、いかにして人に会わず(自分の存在を知られずに)隠れて
生きていけるか、というのがテーマなんですね。
要するに引きこもりの理想の生活を描いているように思えます。
古い作品だけど、けっこう今の時代にマッチしてるかも・・・
透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)より
4102377018
No.2:
(3pt)

夢がほしかった

ウォール街の証券マン、ニックは、偶然巻き込まれた事故で突如"透明"になってしまった。
透明人間になったら、と考えたことは誰にでもあるはず。
その時には良し悪しは別にして、普段できないことしてみたいと、想像をする筈。
この小説では、食事・買物・生活費等々、透明な人生は決して楽では無いことをリアルに教えてくれます。透明人間になってしまった不幸、苦難が前面にあり、もっと楽観的な小説を読みたかった。

透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)より
4102377018
No.1:
(3pt)

ベスト1?

「本の雑誌が選ぶ過去30年間ベスト30の1位」ということなので読んでみたのですが、正直それほどの作品ではないように思えました。期待はずれというか期待しすぎていたのかもしれません。

 「透明人間」という昨今では子供向け番組ですらあまりお目見えしないモチーフによって語られるものに一応は感心はせざるはえません。人と何か一つでも違う。それによって理不尽とも思える扱いを受ける。これは現実世界においてもままあることでしょう。そして、それに順応していくことの難しさは誰にでも分かることでしょう。
 しかし、「透明人間」というモチーフを持ち出して語るには冗長的なところが多く、どうも行き着く深みにまで行ききっていないような気がします。

 そして、作者が悪いのか、訳者が悪いのか、文章的にもそれほどレベルの高いものとは思えませんでした。描写は的確ではありますが、ある程度読者にゆだねるべき状況というものがあり、そのメリハリこそが文章のリズムであるはずです。

 内容についてもラストを考えるとアリスの登場がやや遅く、そのキャラとしての厚みのようなものが欠けていました。ジェンキンズだけがキャラがしっかりしていて、逆に浮いた存在として目立ってしまっていました。
 今まで自分が読んできた作品の中ではベスト30にも入らないと思います。まぁ、それは個人の自由ですけど・・・。

透明人間の告白〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:透明人間の告白〈下〉 (新潮文庫)より
4102377026

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