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連続殺人鬼 カエル男
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連続殺人鬼 カエル男の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全125件 101~120 6/7ページ
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| 一気に読み込んでしまいました。 連続猟奇殺人事件を警察が追いかけていく物語ですが、結末に収束していくにつれてあきらかになる小説ならではのトリック。 詳細はネタバレになるので書けないのですが、「あ〜、なるほどね」と、感心してしまうような小説ならではのトリックに感動しました。 ただ、途中途中にある主人公役の刑事の戦いシーンがあるのですが、肝心なところほど、そのシーンが冗長に書かれていて、早く先を読みたいのに邪魔をされました。その点だけが気がかりでしたね。その点で星をマイナス1とさせていただきました。 つーか、本の帯に「どんでん返しに次ぐどんでん返し!」って書いてあるのですが、これは書いちゃいかんでしょう・・・・。 | ||||
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| 段々読み進むにつれて少し尻つぼみ?って終わり方かなと、でも面白く読めました。 | ||||
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| 障害者に対する偏見を助長するみたいな 意見もあるかも知れませんがあくまでも B級サイコサスペンスであって、少年法がどうのこうのは この際横に置いて読みましょう。 単純に普通に面白い、あっと言う間に読める、 そういう意味ではこれ以上ない傑作です。 | ||||
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| タイトルと表紙がキャッチー過ぎますが、かなりグロテスクです。とはいえ、内容も軽〜い感じで進んでいくので、重々しさは全くありません。ある程度ストーリーは予測できますが、更にひとひねりありました。時間つぶしや娯楽としては良い本です! | ||||
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| 環境は現実的なのですが、話の内容がかなりフィクションです。 だからおもしろくないという人がいるとすれば、もっと現実味のある話の内容がよかったということなのではないかと思います。 文章は、熟語がたくさん出てきます。厭世観、牽強付会、無辜などなど。 専門用語も出てくるので、いちいち詰まってしまいます。 語彙力のある人だったらすらすら読めるかもしれませんが…。 個人的には、最初は主人公はじめ登場人物に興味が持てず、共感もできなかったのですが、徐々に主人公の人となりがわかってきて、中盤以降は引き込まれ、続きが気になって一気に読めました。 抗争シーンは主軸には関わらないかもしれませんが、とても迫力がありました。 中古で買ったので、帯はありませんでした。 帯がなくてよかったです。 やっぱりミステリーは「そうだったのかー!」という驚きが必要です。 まんまとやられましたよ。 | ||||
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| 思ったよりハードかつヘビーな内容でした。 カエル男に怯えて飯能市民が暴徒と化すシーンや、 物語終盤の主人公のターミネーターばりのタフネスぶりなど、 演出過剰なきらいはありますが刑法や人権問題にも踏み込んだ意欲的な作品だと思います。 伏線を張りすぎて真犯人は早い段階で予想ができますが、 細かいことにこだわらなければ楽しめます。 | ||||
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| 自閉症や発達障害などの知識、それを治療するための知識もありません。ですので専門的な語彙があるとうっかり信じてしまいそうですが、あくまで小説、フィクションと言うつもりで読まないと、そういった人に対する誤解が生じるかもしれませんね。 物語り的にはたいへん面白く、よく練られていると思います。強引なところはありますが、あまり小説を読まない身なのでこのオチはなかなか気に入りました。 多少妄想が飛躍しすぎて、これはあり得ないと言う部分もあり、現実感がぶっ飛ぶシーンもありますが、満足してます。 また、グロテスクな表現があるので苦手な方は読まない方がいいかと思います。 鬱陶しい記者が自然消滅したのが心残りです。 | ||||
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| この作家、 ディープな音楽の世界と、 推理小説をミックスさせた作品を読んで、 他の作品に手を出しました。 そして、 大きくその思いは裏切られました。 全く違う傾向の作品でした。 驚くほどの変わりようです。 言ってみれば、 『さよならドビュッシー』と、 『おやすみラフマニノフ』は、 甘い、やわらかい、 それでいて厳しさのある小説でした。 が、 この作品は、 タイトルこそ、 おちゃらけ系かと思いきや、 いやいや、 タイトル通りではあるものの、 もっと暗く、どすグロい。 ホラーというか、 なんというか。 さしずめ、綾辻行人とか、 道尾秀介を思い出した。 推理小説としての攻勢も見事で、 どんどんと、どんでん返ししていくのも、 ある意味気持ち良い。 どれだけ懐深く、 どれだけ引き出しがあるのだろうか。 楽しみな作家である。 | ||||
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| タイトルで買っちゃった。でもおもしろかったからいいか。 | ||||
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| 中山七里さんの長編作品を読むのは3作目です。 これだけの作品を執筆しながら会社員を続けていらっしゃるのは驚きです。 デビュー作「さよならドビュッシー」はこのミス大賞を受賞されましたが、この作品はその回において「さよならドビュッシー」と共に最終候補まで残っていた作品を改稿したものだそうです。 「さよならドビュッシー」にも劣らないといいますか、こちらの方がミステリとして面白いと思います。 「さよならドビュッシー」は大きな衝撃が一発用意されてるといった仕掛けでしたが、この作品は違います。 ミドルパンチが数発といった感じでしょうか。よくできていて、とどめの一発も効きます。 前半から中盤は我慢してでも最後まで読みましょう。 「さよならドビュッシー」とは異なり、黒い雰囲気が漂っており、読後の後味は悪いかもしれませんがおすすめです。 | ||||
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| バイオレンスアクションものですな。途中からダイハード観てるような気分になりました。暴力シーンが長くげんなりさせられる部分もありましたが、一気に読ませる疾走感はさすがです。リアリティーが無いとの批判もありますが、郊外都市を舞台にしながらもエンターテイメント性は抜群!少々の設定の無理はあっても十分ぐいぐい読ませる力作です。ただ、さよならドビュッシーを娘薦めてくれた娘には刺激が強すぎて読ませられないので星一つ減。 | ||||
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| このミス大賞で『さよならドビュッシー』に受賞を許した同作者の作品ということで読んでみた。わたしはサスペンスものは滅多に読まないので、さほど期待せずに読んだが、どういうことか導入部から圧倒された。 動機不明、共通点のない被害者、そして賛否両論分かれている、これ以上ないほど惨い殺され方をする殺人方法はグロテスクではあったものの、犯人の異常性を掻きたてるためには必要な描写だったと思う。 『さよならドビュッシー』のときも思ったが、この作者は作品の終わらせ方が非常に綺麗だ。爽快で痛快な読後感を得られる。 そしてこの小説の帯に「どんでん返しに次ぐどんでん返し!」と書かれていたのにもかかわらず、見事に騙された。しかも非常に心地いいトリックで。 わたしは『さよならドビュッシー』よりも断然、こっちのほうが面白いと思った。 | ||||
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| 読みやすい。 おおよそこうなんだろうなーという展開が、もうひとつひっくり返る楽しさ。 ある程度は予期していたのでビックリしすぎることはなかったけど、 作者の意気込みが伝わって嬉しくなった意欲作。 でも一番の嬉しさは「災厄の季節」という原作名を、 連続殺人鬼カエル男としてしまうタイトルの付け方のあざとさ!だったりもする。 あたしは音楽に、特にクラシックにはまったく興味がなく、 残念ながら他の音楽作品は読むかわからんけど、 この手のシリーズなら、次回も読んでみたいと思う。 | ||||
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| タイトルと表紙に惹かれて読みました。 あまりにもふざけたタイトルとカエルの絵・・・、久々に本の内容と表紙が一致した本だと思います。 ミステリーとして読了感は良くないかもしれませんが、一気に読ませる怖さと謎が満ちていて、私的にツボにはまった感有りです! せっかくだから他の本も読んでみます♪ | ||||
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| 商店でたまたま表紙買いした。最初の陰惨な殺人で辟易して、途中で読むのをやめていたのだが、読む本が亡くなり仕方なく読み始めたらとまらなくなった.伏線の張り方、プロットが非常に巧妙でまんまと勝男犯人説で終わるかと思いきや2転3転し、最後の1行でうなってしまった。本作と「さよらなドビュッシー」の2作を投稿し、後者は大賞を取るという離れ業.何より新人らしからぬ文章のうまさとただのサイコパス・スリラーにおわらない群集心理や32条問題など奥が深い。要注意人物! | ||||
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| なかなか面白かったです。 最後のどんでん返し、 中盤の連続殺人のテンポ等は、 アメリカのミステリータッチで、 レベルが高かったと思います。 またテンポのよさは特筆もの。 どんどんストーリーが進み、 中だるみがありません。 くだらない会話もなく、 無駄のない物語です。 一方、描写が稚拙な部分もあり、残念です。 主人公古手川と保護司有動とのやり取り等、 女性の絡む描写は期待はずれ。 一方、暴力の描写はものすごく優れています。 後半の盛り上がりは、 暴力描写による部分が大きいと思います。 精神疾患に関する、 世間の偏見を題材にしながらも、 最終的には偏見をもつ立場から、 物語を紡いでいる印象もあります。 そこはおそらく読者によって、 受け取り方が違う気がします。 そういう点では、 読者に考えさせるチカラをもった作品とも言えます。 お勧めです。 | ||||
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| ある意味、ほのぼのとしたカバー絵に惹かれ、本書を手にとって観た。 カバー絵とは裏腹に内容はかなり硬派。しかし、これがなかなかどうして、面白いじゃないですか。あっという間に読み終えてしまいました。 惨殺に継ぐ惨殺の中、手がかりひとつ掴めない焦りやその恐怖が産む狂気。本書はそのあたりに少なからず主眼を置いていると察するが、その点は良く描けていると思う。確かにアクションパートは何人かの方が指摘するように冗長感が否めないが、先の展開が気になって一気に読ませる筆力も充分に備えている。まぁ、最終行のオチも「アリ」でしょう! 牽強付会な展開もあるにはあるが、そういう細かいところをあまり気にせず読む性質なので、個人的には合格点あげられると思います。(また、本書はそういう読み方をオススメします) 難点としては、「帯の宣伝文句」ですね。「どんでん返しにつぐどんでん返し」って……、いらぬ先入観を与えすぎでしょ。最初から身構えさせるようなこの言葉がなければ、さらに評価は高かったのに…(涙) | ||||
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| 何より主人公の、更に彼の上司の設定が素晴らしい。これ一作で彼らに会えないような事態は考えたくない。著者に続編を切に望む。 猟奇的な描写は、意外にも(程よく?)抑えられており、謎の部分に、より惹きつけられた。主人公の振る舞いも、どんでん返しも人間性そのものを踏まえている、と言ったら言い過ぎかもしれない。しかし、心の状態が事件の謎に深く結び付けられていることは間違いない。主人公の心と、他の人物の心の状態が絡み合う。それが主人公の屈折した魅力を形づくっている。アクションの場面にも事欠かないが、文字通り心の形が行為となって表れており、怒り、恨み、焦慮がじりじりと伝わってくる。 それにしても、あらゆる要素を含みつつ、高い形式性を感じさせるエンタティメントに纏めあげた著者の手腕は並ではない。 | ||||
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| 「さよなら〜」「おやすみ〜」両作品読んでいますが、これはまた違うテイストで面白かった!一気読みでした! 他の方のレビューにもありましたが、自閉症の人に対する認識が浅かったり、中盤の警官と市民との攻防のくだりがやや退屈かな…という難点もありますが、新人にしてこの出来栄えは素晴らしい!いっぱいに詰めこまれた作者の思いに圧倒されました。これから先も気になる作家さんです。 | ||||
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| このミス受賞作の方は未読です。 何かしらの賞を受賞されたばかりの作家さんの本には、普段はあまり食指が動かない性質なのですが、「連続殺人鬼 カエル男」というタイトルと、カバーのカエルの妙な可愛らしさに心惹かれ発売日に購入しました。 完全にカバー買いだったので中身はあまり期待せずに読んだのですが、なるほど、面白い。 煽り文句の「どんでん返し」も確かにある。 けれども個人的に面白いと思ったのは、トリックやどんでん返しではなく、主な視点となる人物の心の動きでした。 成長、というと少し違うかもしれませんが、読み始めた当初はあまり好きではないキャラクターだと感じていたのが、ラストの夕焼けのシーンでは感情移入して思わず涙が滲んでしまいました。 更にラストの結びのシーンも、決して良いシーンではないはずですが、小気味良いというか…、「上手いこと締めたなあ」と思いました。 中盤から終盤に掛けてのアクションシーンは確かに若干冗長に感じられなくもなかったですが、緊迫感があり、ドキドキしながら読まされました。 何より文章が非常に丁寧で読みやすかった。この点は大きいと思います。 ただ「名作か」と訊かれれば、そこまで言うにはまだもう一つ何か足りない、というのが正直な感想。 とても良い小説でした。だがまだまだ伸びしろはあるでしょう、中山さん。 次にどんな作品を書かれるかとても楽しみです。希望としては、今回のような面白い小説をまた読ませてほしいな、と思います。 | ||||
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