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博士の愛した数式
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博士の愛した数式の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全704件 161~180 9/36ページ
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博士、家政婦、ルート、それぞれがお互いを想う。 穏やかで深くて純粋で、ほどよい温度で。 真の愛とはそういうものなのかな。 | ||||
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子連れ家政婦と交通事故記憶障害の博士の人情話だろうくらいの思いで読み始めました。 暫くぶりに感動しました。 何だろう、頭の中で映像が溢れるほど出て止まりません。 生活していれば起こる事件は発生しますが、突飛な事は何も起きません。 家政婦さんが離婚した背景も書かれていません。 母子家庭のルートの学校生活も詳細な描かれていません。 でも、そんな細かい事を超越し、物語を昇華させ感動の涙を引き寄せ、ストーリーとは関係なく大切な人を失いたくない気持ちにしてくれました。 | ||||
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博士の不思議な魅力に魅了され一息に読んでしまいました。 すごく切ないのですがそれを補うまでの暖かさがこの作品を包み込んでいると感じました。 | ||||
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設定がすごく面白くて、幻想的な魅力も感じる。 面白かったけど、物足りない。 もっとできたはず。 途中から同じことの繰り返しになって、そのまま上がりもせずゆるやかに下りながら終わったって感じかな。 もっと博士側の心理を掘り下げる必要があったよ。 | ||||
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子供には、勉強させるより、勉強したくなるように工夫しましょう。 この本は、小学校の高学年でちょっと勉強に苦手意識が芽生え始めた子が読んでくれたら本当に嬉しい本です。 数字(数学でもOK)に対する愛情が美しく記述されています。 子供が読んだ時、自分自身の好きなことに誇りを持って生きていいというメッセージが伝わります。 別に数学好きにさせようと思うひつようもありません。 これを読んでくれた子供は、自分の好きなことに打ち込んでいいんだ、というメッセージを受け取ります。 そんな本です。 | ||||
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とても深くていいお話だと思いました。 家政婦として、頑張る主人公が特に素敵だと思います。 また、数学の勉強にもなりました。 | ||||
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数学の美しさと人の温かさに触れ、外出先での読書でしたので、止まらない涙を拭うのに大変でした。 おすすめです! | ||||
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大好きな本です。 他の本も読みましたが、小川洋子さんの誰にも真似出来ない表現が大好きです。 夕ご飯を作っている時のシーンなど、ありふれた日常のひと時がこんなにも幸せなものなのかと、なぜか泣きたくなるのです。 何度も何度も折に触れて読みたくなります。 この本に出会えて本当に良かった。 | ||||
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声優がぴったりです。 作品のもつ味わいをしっかり表現している。 | ||||
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最後まで温かい気持ちでした♪ この本を読んだ後、数学の素晴らしさや美しさを知ることができました! この本は読む価値がありますね! | ||||
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日常に数学が入り込むことは少ないが、博士を通して数字と共に語られる様々な出来事。 一見関係のない野球のデータも面白い。 博士と、家政婦とその息子の心通じる世界が上手く描写されていて、一気に読み終えました。 | ||||
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実に繊細で静かでささやかな作品。 はじめから終わりまで、優しく、柔らかかったです。 とても良かった。 | ||||
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映画を見たあと、小説を読みましたが、どちらも卓越した作品で楽しめます。 小説は、全編優しい文章で一気に読めます。 小説を読み終えた後、再度映画を見てしまいました。 | ||||
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黒澤明の弟子・小泉堯史が映像化していたが(こちらも私は絶賛している)あれはビジュアル重視で、博士は子ども達にノックをするアクティブな紳士であったが、原作では新聞で数字をひたすら追いかけて楽しむマニアである。 他のスポーツ、例えば、サッカーでは選手のプレーが数字で表せない。残るのはスコアだけである。野球は翌日の新聞で試合経過を大まかに把握することが出来る。選手の能力も全てではないにせよ、かなり数字になって表れる。したがって前日のプロ野球中継を観た者と、観てないが新聞で試合をチェックした者とが議論を戦わせることも出来る。そんなスポーツなのである。まず野球ありきのお話だ。 ここのブックレビューを見れば、野球に別に興味がなくても楽しめたという人は多い様だが、この小説の成功要因は博士を阪神と江夏のファンにしたことだろう。仮に巨人ファンで特に長嶋に熱狂という設定ではここまで人を惹きつけまい※。阪神という優勝に縁遠い球団、江夏という孤高の投手を取り上げたことがこの物語のスパイス(Spice:和田監督の渾名でもある)になっている。(舞台が〈恐らくは〉倉敷というのもいい。) 果たして作者がいつ阪神ファンになったのかは不明だが、生まれた年を考えれば、物心ついたときには江夏がマウンドに立っていた筈だ。リアルタイムで観ていれば、「身体が大きく、無愛想でおっかない」という私の持っていたイメージと重なるかも知れぬ。誰にでも好かれそうなONとは趣が異なった。 1+2+4+7+14=28 28は(自身を除く)約数を足せば成る完全数だと博士は説く。それが阪神時代の江夏の背番号である。それを発見したことが著者のスタートなのか、物語を書く上での推進力になったのかは知らないが、ともかく江夏の残した数字は凄まじい。入団6年目までセリーグ奪三振王、2年目の401という数字はプロ野球記録である。が阪神という個人技はあっても(くどいが、能力の優れた選手が居ても)組織力のない球団に属しているために、優勝には縁が無かった。悲哀に満ちた男でもある。それは抜群の能力がありながら、事故で脳の記憶装置が壊れてしまった博士の姿と重なる。 ひっそりと暮らす博士、家政婦の「私」とその息子のルート少年が野球と数字を以て距離を縮めていく。80分しか持たない博士は、翌日、また同じ質問、同じ話をする。悲劇である。それどころかその保存時間も怪しくなる。が、家政婦と息子は博士を愛し、雇用被雇用の関係を超えて、死ぬまで見届ける。読後になんとも言えない温かさが残る。 想像なのだが、小川洋子自身が物語を書き上げて驚いたのではないだろうか。出来過ぎと言えば作家に対して失礼至極なのだが。書くことが好きで野球とタイガースが好きで、そのハンパない傾倒がこの見事な世界を作ったと思うのだ。 ※ねじめ正一が直木賞『高円寺純情商店街』の続編で、商店街の焼き肉屋に長嶋をはじめ巨人の選手たちが食べに来る、という設定をしていたが、いかにも作り物っぽい感じがして鼻白む思いだった。たまたま東京に来ていた西鉄の稲尾が高円寺に来るというのなら、まだ救いがあったのに。 | ||||
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久々に下ネタや恋愛に頼らず人を惹きつける本に会いました。 中学生の子どもにせがまれて買ったのですが、親の私も眠くなることは全く無く、本の世界に入っていきました。 題にもなっている博士の愛した数式の意味は、読者に考えさせる余地を与え、それに気付いたとき、登場人物の気持ちに共感しました。 難しい病気を抱えた人への接し方もとても勉強になりました。 非常によく心情や情景が描写され、数字や数式については数学者への取材も行い、きわめて練られた構成になっています。 数字や数学が苦手な人にも、数字や数学の楽しさを感じさせてくれます。 数字や数学で気持ちを表現するという新たな切り口に脱帽しました。 | ||||
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2003年の小説。博士(数学者)と私(家政婦)とルート(私の息子)の3人がメインで展開する物語。一人も固有名詞が登場しない小説である。 博士は亡き兄の嫁と二人で暮らしている独身初老の数学者。とはいえ、博士は離れで一人暮らししている。兄が財産を残しているので生活費には困らない。博士は17年前(47歳のとき)の事故のため80分しか記憶がもたない。17年前より以前のことはちゃんと覚えている。だから、数学はできる。きっかり80分しか記憶がもたないので、大事なこと(たとえば、家政婦が来ることや自分の記憶が80分しかもたないこと)などはメモにして服にぺたぺたと貼り付けている。「私」は、家政婦の派遣会社から博士のところに派遣される。 ある日、私に息子がいることを知って、博士は息子(10)をひとりぼっちにするのはいかんと強硬に主張。こうして、ルート(息子)も博士の家に帰っていっしょに食事をするようになる。「私」は、18歳でルートを産んで以来、ずっと母子家庭。「私」自身も母子家庭育ちで、その母もすでに死んでいる。ルートは、頭の形がルート記号に似ていることから博士がつけたあだ名。 博士は、阪神ファンで、特に、完全数28を背負う江夏のファン。ただし、野球を見たことはない。スポーツ欄の数値で試合の流れを読めるという。ルートも熱烈な阪神ファン。 ある日、私とルートは博士を阪神戦に連れ出すのだがその夜に博士発熱。泊まり込みで看病したことが義姉の機嫌を損ねて、私はクビになってしまう。それでもルートが博士宅に上がり込んだことで再度クレームが付けられ、義姉と私は衝突するのだが、ここで博士は一つの数式(オイラーの公式)を示す。義姉は思うところがあったのかその後、「私」は博士の家政婦に復帰している。この数式がなにを意味するのかは物語では結局明かされないのだが。 やがて、博士と義姉はお互いに親愛の情をもっていたことを私は古い写真で知る。博士はやがて記憶が80分もたなくなり、施設に入ることになる。 天才とその能力崩壊という設定は「アルジャーノンに花束を」を思い出させる。 | ||||
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登場人物は心優しい人が多くだし、ストーリーも最高です! 最後は、感動しました(涙) 読んで、損無しで('▽`)♪ | ||||
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交通事故で記憶障害が残る博士と家政婦・子供の触れ合い、なんとも微笑ましい物語り。家政婦の主人公も、その子供も訳があり、父親が居ないせいか、その父性を博士に求めたのだろう。交通事故以前の記憶は鮮明に憶えているものの、事故以降は、過去80分しか記憶を留めておくことができない博士との楽しい会話は、次の日には博士の記憶からリセットされてしまう、その繰り返しの日々。父性をダブらせ、可愛がってもらったルートも得心し、立派な大人への階段を登っていく。途中、博士の家政婦を解任された時は、思わず感情移入して意気消沈したが、最後の終わり方は、芳醇な赤ワインを飲んだ後のような、心地よい読後感がいつまでも心に沁みわたっていた。 | ||||
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家政婦である主人公と、博士、ルートとの交流を描いたきれいなイメージでした。 | ||||
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中学生から老人まですべての人に勧められる珠玉の1冊。 「フェルマーの最終定理」の話が途中に出てきます。私はフェルマーを先に読みましたが、どちらを先に読むにせよあわせて読むことを絶対オススメします。滅多に出会えない文句ナシの5つ星です。 | ||||
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