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神々の山嶺
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神々の山嶺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全145件 21~40 2/8ページ
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全くのインドア人間でもグイグイと引き込まれ共感してしまう。とにかく凄い熱量を持ってます。 マンガから原作にたどり着いた方からすると谷口ジローのフィルターを通さない夢枕獏さんの文筆力を感じることができるのではないでしょうか。 個人的には最高の山岳小説だと思います。ただ、主人公の女性絡みが少しだけ熱量を削いでしまったように思います。 | ||||
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マイナス30℃の雪と氷の岩肌を、青い炎を噴き上げるように熱い男が攀じてゆく。地上で一番神々に近い場所を目指して。息をするだけで、体力を使い果たすような希薄な空気に幻視や幻聴すら覚えているというのに、死を賭して彼は攀じる。人はなぜ山に登るのか。その問いはつきつめれば、人はなぜ生きるのかと同義だ。 ストーリー展開のおもしろさはもちろんだが、エベレストの情景描写が素晴らしい。 | ||||
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なんかよくわかんねえけど、すげ~面白かったゾ。 | ||||
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登山だけの作品かと思いましたが、サスペンス要素ありで面白い作品でした。 | ||||
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今年デビューしたばかりの山登り新人です。友人から「山を登るのであれば、是非読んで欲しい」と薦められて読みましたが、山の奥深さ、山への想いの強さ、山を通じた人間模様等、感動しながら一気に読むことが出来ました。この本に影響され、毎週末山に登っています。 | ||||
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この本を購入したときに,はじめ 厚さに圧倒されました(私は上下巻の合本を購入しました)が 読み進めるうちに,この本独特のネパールの濃い空気感がひしひしと伝わってくるとともに どんどんと小説の世界に引きずり込まれ 気が付くと,手に汗握りながら数日かからずに読み切ってしまいました。 とても,濃厚で濃密な幸せな時間となりました (映画やテレビドラマなどもありますが,この濃厚さはやはり小説ならではと,改めて感じさせてくれる小説でした) 読んでいて手が疲れたので,上下巻や電子書籍版もありだと思いました 山に関する小説は世界にたくさんあるものの,個人的にこの小説こそ,その中のエヴェレストそのものだと思います | ||||
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男とは何かと言われてる。 最高です。ありがとうございました。 | ||||
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神々の山嶺の後編。 一部母作より手が加えられているらしく、マロリーの遺体が見つかった辻褄を合わせたとのこと。 作品全体の結末としては非常に良かった。 というのも、あくまでこれはあくまで結末の一つでしかなく、もっと他に良い結末はあったのだろうが、これでも十分であるという意味である。 山を題材にした作品はかなり存在するが、この作品は登っているときの描写が見事である。 読んでいて手汗を書いてしまった。 現実になるべく即した感じも評価できる。マロリーの遺体やエヴェレストの歴史などを作品に盛り込み、フィクションなのにフィクションに感じさせないような表現も面白い。 結局深町はオデルになれたのか、それともアーディンになってしまったのか、それはこの結末からは分からなかった。 ここまで引っ張ったのだから、最後の結末はご想像に…ではなくても良かった気がする。 山岳をやっていた人には非常に面白く感じる作品であろう。 私は冬山を登ったことがないので、本当にここまで辛いのかは分からないが、読んでいて「空気感」がひしひしと伝わってくる…。そんな作品です。 | ||||
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エヴェレストにおける幻の登山者マロリーの所持品であるカメラを巡って物語が展開される作品。 中盤からマロリー感は薄れていくが、本質の軸は変わらない。 むしろカメラを追いかける過程で、様々な物語の肉付けの方が面白く感じる。 前編を読んだだけでは、後編がどのような展開を見せていくのか全く想像がつかない。 むしろ展開次第で、この作品全体が面白くなるかどうかが決まってくるだろう。 前編だけでは評価がかなり難しいが、読んでいて悪い印象が無かったので星5つ。 後編も読んでみたくなる作品であった。 | ||||
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上下とも読みました。映画のキャストを知らずに読み終えてキャスト(阿部、岡田)のイメージは分かったが、他のキャストを知らずに読んで誰だろうと思いながら読んでいました。情景もキャストも勝手にイメージして楽しかったです。 | ||||
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私は、ただの一般読者です。映画も見ていません。映画のキャストの情景が浮かびそうな場面もあり、岸さんの役は誰だろうと思いながら読んでいました。面白かった。 | ||||
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迅速にご対応いただき、気持ちよくお取引させていただきました。 | ||||
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この本については全く知らず,映画から入りました. 阿部寛の男臭い演技に圧倒され,原作を読んでみようと思いました. 映画では端折られていることが沢山あり,また,映画を見た後ということでより情景を想像しながら読むことができました. もちろん内容は大満足です. 映画だけ見た方も多いはずです. その後原作を読まれると,何倍も満足できると思いますよ. | ||||
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コミックの方を読んで、これだけ面白いなら小説はさぞ面白かろうと思い……。 期待以上。 いや、想像の範囲を軽く飛び越えてきよった……。 なんというか、小説という情報量の極限まで絞られた媒体だからこそ出てくる緊迫感というべきなのか、羽生の鬼気迫る感じとか、山での孤独感とか、いろいろな空気感がビシビシと心に響いてくる。 文章に攻撃されている感じ、とでも言うべきか。 しかし、夢枕さんの書く男の人は、本当にカッコイイですね……。 下巻も合わせて一気に読んでしまいました。 | ||||
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エヴェレスト。言うまでもなく、世界で一番高い山である。登山家なら誰もが一度は挑戦したい山であろう。 本書はまず、エヴェレストの登山シーンから始まる。この男(深町)は、エヴェレストに挑戦しているのだ。それは、「あいつ」に出会ってしまったからだという。 カメラマン、深町誠。クライマーとしての経験もある。彼は、エヴェレスト遠征に同行したのだが、その遠征は失敗した。しかし、深町はカトマンズであるカメラを発見する。それは、ヒマラヤ登山史上、最大の謎を解くカギである。そこで彼は出会ったのだ。「あいつ」-羽生丈二と。羽生丈二は伝説のクライマーだった。そして、深町は羽生のことを調べ、だんだん羽生に興味を持つようになっていく。 山岳小説を読むと、ある疑問を持たざるを得ない。なぜ人は山に登るのだろうと。有名な登山家、マロリーは「なぜエヴェレストに登りたいと思ったのか?」と聞かれて「それ(エヴェレスト)がそこにあるから」と答えたそうだ。この言葉だけでは理由として納得できないのだが、結局人は未知のもの、まだ達成していないことに挑戦してみたい性(サガ)があるのかもしれない。未達成のものに対するチャレンジ精神。それが人類を進歩させてきたとも言える。登山家にとって山登りは、単なる仕事ではなく、命を賭けた自己実現、ひいては人生そのものだとも言えるだろう。 さて、深町は日本に戻ったのだが、そのカメラを追って再びネパールに行く。そこで、事態は複雑になっていき、誘拐事件まで起こる。そんな中で、羽生が目指していたのはエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂だった。山についてはよく知らないが、どうやら達成すれば登山史に残るものすごいことらしい。 エヴェレストという高山に挑むのは簡単ではない。寒さとの戦い、高山病との戦い、雪との戦い・・・ これらに打ち勝った者のみが登頂という栄冠を勝ち取ることができるのだ。もちろん、運も必要である。 この小説のメインは何といってもエヴェレスト登山の場面である。技術、体力、山での経験は言うまでもなく、高度順応、万全な体調、エヴェレストの地理・天候を熟知し、そして運が味方してくれて、初めて冬のエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂が成功する可能性が出てくる。 羽生丈二は、普通の感覚で考えれば山のせいで道を踏み外したのかもしれないが、その山に救われてもいたのだ。彼には山しかなかった。そして、羽生には山に対する情熱があった。燃えたぎるような情熱が。 そして、羽生の挑戦が始まる-。結果は読んでのお楽しみだが、その過程は実に過酷である。読んでいると、また同じ疑問が出てくる。なぜ人は山に登るのか、と。深町が羽生の後を追いながら、なぜ山に登るのかという疑問は、なぜ生きるのかという質問と同じだと考える。どちらも、容易に答えの出る疑問ではない。それでも、羽生丈二は登り続けていく。彼にしか出せない答えを抱えて・・・ 登山という行為について考えさせられる、読みごたえのある作品である。 | ||||
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エヴェレスト。言うまでもなく、世界で一番高い山である。登山家なら誰もが一度は挑戦したい山であろう。 本書はまず、エヴェレストの登山シーンから始まる。この男(深町)は、エヴェレストに挑戦しているのだ。それは、「あいつ」に出会ってしまったからだという。 カメラマン、深町誠。クライマーとしての経験もある。彼は、エヴェレスト遠征に同行したのだが、その遠征は失敗した。しかし、深町はカトマンズであるカメラを発見する。それは、ヒマラヤ登山史上、最大の謎を解くカギである。そこで彼は出会ったのだ。「あいつ」-羽生丈二と。羽生丈二は伝説のクライマーだった。そして、深町は羽生のことを調べ、だんだん羽生に興味を持つようになっていく。 山岳小説を読むと、ある疑問を持たざるを得ない。なぜ人は山に登るのだろうと。有名な登山家、マロリーは「なぜエヴェレストに登りたいと思ったのか?」と聞かれて「それ(エヴェレスト)がそこにあるから」と答えたそうだ。この言葉だけでは理由として納得できないのだが、結局人は未知のもの、まだ達成していないことに挑戦してみたい性(サガ)があるのかもしれない。未達成のものに対するチャレンジ精神。それが人類を進歩させてきたとも言える。登山家にとって山登りは、単なる仕事ではなく、命を賭けた自己実現、ひいては人生そのものだとも言えるだろう。 さて、深町は日本に戻ったのだが、そのカメラを追って再びネパールに行く。そこで、事態は複雑になっていき、誘拐事件まで起こる。そんな中で、羽生が目指していたのはエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂だった。山についてはよく知らないが、どうやら達成すれば登山史に残るものすごいことらしい。 エヴェレストという高山に挑むのは簡単ではない。寒さとの戦い、高山病との戦い、雪との戦い・・・ これらに打ち勝った者のみが登頂という栄冠を勝ち取ることができるのだ。もちろん、運も必要である。 この小説のメインは何といってもエヴェレスト登山の場面である。技術、体力、山での経験は言うまでもなく、高度順応、万全な体調、エヴェレストの地理・天候を熟知し、そして運が味方してくれて、初めて冬のエヴェレスト南西壁冬期無酸素単独登頂が成功する可能性が出てくる。 羽生丈二は、普通の感覚で考えれば山のせいで道を踏み外したのかもしれないが、その山に救われてもいたのだ。彼には山しかなかった。そして、羽生には山に対する情熱があった。燃えたぎるような情熱が。 そして、羽生の挑戦が始まる-。結果は読んでのお楽しみだが、その過程は実に過酷である。読んでいると、また同じ疑問が出てくる。なぜ人は山に登るのか、と。深町が羽生の後を追いながら、なぜ山に登るのかという疑問は、なぜ生きるのかという質問と同じだと考える。どちらも、容易に答えの出る疑問ではない。それでも、羽生丈二は登り続けていく。彼にしか出せない答えを抱えて・・・ 登山という行為について考えさせられる、読みごたえのある作品である。 | ||||
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「ネタバレあり」 下巻の最後に羽生は世界で最も難しい登山を成功させていたことがわかる(最悪の形で)。 その時、深町が「やったのだな、羽生よ。」というセリフがあるのだが、 読んでいて思わず涙をこぼしてしまった。 屈指のスキルと情熱をもっていながら最後まで報われなかった羽生がどのような気持ちで力尽きたのかを考えると胸が熱くなる。 とてもいい作品だと思う。 | ||||
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山岳小説としては面白くて思わず、夜更かしして読んでしまいまいした。 モデルと、映画の阿部さんがおもわずはまり役なので映画が楽しみです。 | ||||
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山岳小説としては面白くて思わず、夜更かしして読んでしまいまいした。 モデルと、映画の阿部さんがおもわずはまり役なので映画が楽しみです。 | ||||
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後出しの角川版はタイトルを変えてしまってる。 当初からの愛読者達に対する冒涜です。 「神々の山嶺」は既に作者の獏さんや出版社だけのものではないのだから。 改題するなら映画だけにしといてほしいよ。 表紙カバー装丁もこちらの方が無骨で良い。 確か最初の単行本と同じ写真のような・・・(単行本、人に貸して無くなってしまった( ; ; )) それにしても実在したマロリー氏とこの作品の相関は凄すぎます。 1997年に「神々の山嶺」が世に出て、その2年後に何があったか。 獏さんはまさに本作で「永遠に解けぬロマン」を描ききった。 「マロリーはヒラリー卿の29年前にエベレストに世界初登頂してたのか否か」という永遠のロマンを。 | ||||
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