■スポンサードリンク
影武者徳川家康
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
影武者徳川家康の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全144件 41~60 3/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何回も読み返して、その都度何回も感動して、感心して。新しい発見をする。一生モンの一冊です。 この時代の全てのジャンル(政治、経済、戦、奥、忍者、武道、まだまだあります)を網羅した内容で、中途半端な取材では到底書けなかったでしょう。ほんと惜しまれる死です。生きていれば司馬氏を越えたと言っても言い過ぎではありません。 もちろんここのレビューでも高評価なので、これ以上かいても、無意味なので、 あえて、気になるとこをひとつ書かせてもらうと、草津で忠勝が、秀忠や正信に家康が死んだことを伝えたときの、正信の反応があまりにそっけないかと…… 過去のくだりの中でも、二人は親友とまで書いたわりには、あまりにもそっけない。 涙1つ流してないのが、凄くひっかかりました。それどころか、忠勝や秀忠に、カマかけたり、駆引きしたり。親友の衝撃の死の事実を突き付けられた後の行動としては、おかしすぎる。 しかも、感動の伊賀越えの下りの後だったので…。 ほんとそこだけ!ほんとそこだけ!決して文句ではなく、ひっかかるのです。 どなたか同じ思いの方はいませんか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いし、読みやすいです。まだ、上巻のみですが、引き込まれます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現実社会の中では、うまくいく筈がないとか、こんなことをやっている場合ではないとわかっていても、仕事としてやらなければならないという状況はいつでもある。 先が見えない人々の中で、将来このままではダメになるとわかっていながら、自分のできる範囲内で、最大限努力し、事態の変化を待つということはいくらでもある。いや、そういう場合の方が大部分だろう。 本書の主人公である徳川家康の影武者、世良田二郎三郎は、権力の頂点に立っているといえども、その点ではわれわれと同じである。 豊臣家の滅亡と二郎三郎からの権力奪取を狙う二代目秀忠と、豊臣家復興の機をうかがう大坂方の間に立って、ひたすら平和と共存を図ろうとするその努力は、三巻目に入って、時代の勢いに押し流されるかのように次第に後退を余儀なくされていく。 こうした苦さは、この社会の真実である。六十歳を過ぎて作家になったという隆慶一郎が描くその苦さは、作者の大人であるゆえんであり、そこがこの作品に重みを与えている。 そして最後の場面。 そのような人生が直ちに絶望に終わるわけではなく、そこにも人間の夢と幸福があるのだということも、作者の語る通りだと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元々は漫画で花の慶次を読んで隆先生を知り、小説の一夢庵風流記を読んでファン入力なりました。 その中でも一番好きな作品です。何度も読み返している内に綴ってある糸が切れたり表紙が破れたりしたので買い直しです(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み応えあり。下記縄田一男氏の解説にある通り、まさしく史実と虚構のうねりに引き込まれる、文句無しに面白い作品。 「これらの作品には、(中略)作者自身の言葉を借りれば『伝奇的手法及び文章を使いながら、歴史的事実を再構成したい』、すなわち、歴史を虚構化するのではなく、虚構によって歴史を捉え直すのだという視点が如実に息づいていた一品ぞろいだった。こうした姿勢は、当然の如く色分けされていた、歴史小説とは、歴史上の事件や人物を史実に沿って描いたものであり、時代小説(伝奇小説)とは、歴史の衣装を借りて作者の自由奔放な夢を展開するロマンであるとする分類、もしくは歴史の重みの前には伝奇的ロマンの夢等は荒唐無稽な絵空事にすぎないという、斯界に弥漫していた抜き難い偏見の無化、もしくは解消を意味していた。そして両者を完全にアウフヘーベンした時、はじめて至高の歴史・時代小説をものすることが出来る。隆慶一郎はその最も困難な道に挑んだのである。」(解説より抜粋) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み応えあり。下記縄田一男氏の解説にある通り、まさしく史実と虚構のうねりに引き込まれる、文句無しに面白い作品。 「これらの作品には、(中略)作者自身の言葉を借りれば『伝奇的手法及び文章を使いながら、歴史的事実を再構成したい』、すなわち、歴史を虚構化するのではなく、虚構によって歴史を捉え直すのだという視点が如実に息づいていた一品ぞろいだった。こうした姿勢は、当然の如く色分けされていた、歴史小説とは、歴史上の事件や人物を史実に沿って描いたものであり、時代小説(伝奇小説)とは、歴史の衣装を借りて作者の自由奔放な夢を展開するロマンであるとする分類、もしくは歴史の重みの前には伝奇的ロマンの夢等は荒唐無稽な絵空事にすぎないという、斯界に弥漫していた抜き難い偏見の無化、もしくは解消を意味していた。そして両者を完全にアウフヘーベンした時、はじめて至高の歴史・時代小説をものすることが出来る。隆慶一郎はその最も困難な道に挑んだのである。」(解説より抜粋) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み応えあり。下記縄田一男氏の解説にある通り、まさしく史実と虚構のうねりに引き込まれる、文句無しに面白い作品。 「これらの作品には、(中略)作者自身の言葉を借りれば『伝奇的手法及び文章を使いながら、歴史的事実を再構成したい』、すなわち、歴史を虚構化するのではなく、虚構によって歴史を捉え直すのだという視点が如実に息づいていた一品ぞろいだった。こうした姿勢は、当然の如く色分けされていた、歴史小説とは、歴史上の事件や人物を史実に沿って描いたものであり、時代小説(伝奇小説)とは、歴史の衣装を借りて作者の自由奔放な夢を展開するロマンであるとする分類、もしくは歴史の重みの前には伝奇的ロマンの夢等は荒唐無稽な絵空事にすぎないという、斯界に弥漫していた抜き難い偏見の無化、もしくは解消を意味していた。そして両者を完全にアウフヘーベンした時、はじめて至高の歴史・時代小説をものすることが出来る。隆慶一郎はその最も困難な道に挑んだのである。」(解説より抜粋) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
史実と仮説をうまく組み合わせて一流のエンターテインメント性を持たせながら、学問的興味も喚起する作品。小説の作り方、という点でも興味深い。多くの知識に裏打ちされているからこそでもあろう。著者自身によるあとがきや縄田一男氏の解説も読み応えある。シナリオライターを長年やっていたとしても60歳を過ぎてからの作家活動でこれだけの作品を生み出したことは驚異的でもある。 関ヶ原の戦いの時、家康は59歳だったということも、改めて感慨深いものであった。50代後半の自分が人生に倦んだようなことを考えているのが恥ずかしい。家康にせよ小説のごとく影武者であったにせよ、そこから15年、現役として様々な活躍をし、三人の子まで作っている。自分の安逸な人生設計を恥ずかしいと感じるくらいである。 60歳過ぎての作家人生で家康(影武者ではあるが)の60代以降の頑張りを描く。定年前のサラリーマンにとって、この先の人生ももっとアクティブであるべきであるとの励ましの書でもありえる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
既に諸兄多数が”傑作”と投稿されていますが、異論ありません。独自の発想で物語が展開されていきますが、裏づけに文献・資料を引用されると、そうだったのか・・・と納得させられてしまいます。どこまでがフィクションでどこがノンフィクションか、渾然とした面白さがあります。長編なので読むのにも時間を要しますが、裏切られることは少ないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白く読みました (「上巻」に投稿させていただきましたので、ご参照ください)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くて止まらず読み進めました。 他の作品も読んてみたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くてどんどん読み進めてしまいます。 中も楽しみっ。 オススメです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三部作の最終巻。もう一つの歴史といってもいいくらい。ドラマもよかったけど、活字は迫力ありますね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
傑作です。 歴史ものは数多く読みましたが。 人に勧める一冊は?と聞かれたらこの本を選びます。 作品の構成上、歴史IFものに分類されるのかも知れませんが。 そんな枠では収まりません。 とにかく説得力がすごい。もう、これが史実でいいんじゃないか?って気になります。 歴史に詳しい人も詳しくない人も 徳川秀忠と柳生宗矩だけが好き!って人以外は間違いなく面白く読めると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人物描写自体は深くて読み応えはある。が、しつこいぐらい一方的に秀忠を駄目人間にしたてるのには、もういいよと食傷気味にはなった。主人公を際立たせる為とはいえ、その点に違和感を感じた。皮肉れてるのか、むしろ調子に乗ってる主人公にいらっとした。(まあ、だからこそ漫画化できたともいえなくも無いが。)ただ、ストーリーの肝は単純な小競り合いではなく主人公の数奇な生き方と思想にあるから、まー我慢して読み進める価値はあるかと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進めていくうちに止まらなくなり、一気に読んでしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変良いもので、期待意通りでした。これからも宜しくお願い致します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
古本屋で上巻を買って読んで面白かったの続きを読みたいと色々探していたがなかなか見つからずamazonでやっと見つけて購入した下巻とも併せて購入して読んでいる | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
史実に基づいているので面白い!量は多いですが、サラサラと読めてしまいました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく、中編の特徴(全編だが)を一つ挙げると、ここまでしつこく冷酷で懲りずに嫌らしい秀忠を描いた作品があったろうかと。よく飽きもせず暗殺や嫌がらせを仕掛けてくるよと呆れ、それをあっさり懲らしめる二郎三郎の処置にすかっとするが・・・。これはちょっとマゾな快感があるなあ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!