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影武者徳川家康
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【この小説が収録されている参考書籍】
影武者徳川家康の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全144件 101~120 6/8ページ
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同名のジャンプ漫画が面白かったので購入しました。 もしも、関が原の戦いで徳川家康が討死し 影武者が徳川家康の代わりを演じる事になったら・・・ といったストーリーです。 影武者自身の葛藤、揺れ動く時代への立ち振る舞い、秀忠との確執。 全ての要素が面白く3巻を一気に読み、読後には感情移入して涙してしまいました。 歴史小説を読んだ事の無い方へもおススメ出来る1冊です。 | ||||
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同名のジャンプ漫画が面白かったので購入しました。 もしも、関が原の戦いで徳川家康が討死し 影武者が徳川家康の代わりを演じる事になったら・・・ といったストーリーです。 影武者自身の葛藤、揺れ動く時代への立ち振る舞い、秀忠との確執。 全ての要素が面白く3巻を一気に読み、読後には感情移入して涙してしまいました。 歴史小説を読んだ事の無い方へもおススメ出来る1冊です。 | ||||
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同名のジャンプ漫画が面白かったので購入しました。 もしも、関が原の戦いで徳川家康が討死し 影武者が徳川家康の代わりを演じる事になったら・・・ といったストーリーです。 影武者自身の葛藤、揺れ動く時代への立ち振る舞い、秀忠との確執。 全ての要素が面白く3巻を一気に読み、読後には感情移入して涙してしまいました。 歴史小説を読んだ事の無い方へもおススメ出来る1冊です。 | ||||
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これは、歴史のアナザワールド的な所を、関係資料などから不思議な所を物語的に解釈してかあなり面白くリアルに描いてます。 | ||||
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家康が、関ケ原の戦い直後に刺客に暗殺されていた。 それでも、幕府を開いたという歴史になぞった。話をより、困難にしているところも読みごたえありですね。 | ||||
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この小説は、漫画の原作になっていて。知ってる人も多いと思います。 でも、漫画では描ききれない内容や、最後の話など、漫画では物足りない人には、お勧めの一冊です | ||||
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徳川家康はなんとも不可思議な武将である。その家康の不可思議を、影武者説として展開していく歴史の巨編である。この徳川家康の影武者説というのは、いくつかの説があり、人生のどの段階で入れ替わったものか?そして、それも、複数回入れ替わった可能性があるという説まである。 この隆慶一郎の「影武者徳川家康」では、関ヶ原の合戦時に殺され、影武者と入れ替わるという説を取り、その後の歴史事象に照らし合わせ、その整合性をひとつひとつ組み立ていくことにより、一大歴史巨編を作り上げているのである。まず、圧巻なのは、この物語が関ヶ原の合戦前夜から始まり、いきなり、家康が死ぬのである。物語の展開の早さと、その後の戦後処理と2代将軍、秀忠との確執。歴史の定説の真逆のこととなる豊臣家、秀頼を生かせるために、秀...忠と柳生を相手に戦い続ける15年間は、面白すぎます。 著者:隆慶一郎は、基本的には脚本家として名を鳴らしてきた方ですが、晩年の5年ほどを歴史小説家として活躍し緻密な仕事をされた方です。長年の脚本家としての実力と経験をもっての、満を侍しての創作活動であり、この「影武者徳川家康」は彼の歴史小説として、最大でありとともに、代表作としての雅趣詰まる作品である。上下巻(単行本)あわせて1,600ページにわたる巨編であるが、息をつかせない迫力と面白さがあり上下巻通じて飽きる隙がまったくありませんでした。 徳川家康のことが、嫌いな方も多くいると思いますが、家康の善人さと律義さ、その裏の計算された狡猾さ、この武将の振幅の大きな幅がそうさせている...それら、特に関ヶ原以降の歴史事案は、徳川家の政権確立と、豊臣家の滅亡に力が注がれている。それらには、たいへん汚い政治手法が多く使われており、家康嫌いを作り上げた理由だと思う。その家康がやったと思われている政治が、実は2代将軍の秀忠であったとすれば...そして、関ヶ原以降の家康の子供たち、義直、頼宣、頼房。なぜ末子の3人が、御三家という格式を得たのかという謎につながるわけである。その理由を影武者説にとり、徳川家の正史である「徳川実紀」にある事例をひとつひとつ紹介し、影武者説を検証していくことにより、真実さをもつに至っている。 この本は私の書架にて10年眠っていたのだが、ここまで楽しませてもらえると分かっていれば、もっと前に読んでいただろう。なぜいままで、手に取らなかったのか不思議である。理由は家康嫌いという感情であったことは、私も薄々感じているところである。ぜひ、家康嫌いの関西の方でもこの本は楽しめます。そして、現在は単行本は廃刊となっておりますので、文庫を探し求め下さい。 | ||||
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徳川家康影武者説って結構有名なところですね。どの小説を見ても記載が あります。漫画家の小山ゆうの「あずみ」にすら、秀忠に殺害される影武者が 描かれています。表に立っていたのはすべて影武者だったと言う人すら 拝見したことがありますね。その死因が天ぷらではないというのは、少し 歴史小説、他の関連を読めば分かるくらいで、どれを信じればいいのか 分からない。それが戦国時代だと思います。 あまりにも大胆。あまりにも勇敢。その影武者が仕切っていた時代を最も 早く設定、話をスタートさせる。隆慶一郎ならでは、と言ったところだと 思います。 これも有名なお話ですが、実際に政治的手腕を発揮していたのは天海で、 その人自体が明智光秀なんではないかと言う、もはや訳の分からないお話 すらあります。 影武者の真のBrainは天海。本当の軍隊は道々の輩。影の大奥。すべての 要因が作り出す壮大な冗談が、現実のものになっていく。 歴史とは、解釈であって、他の物理、化学、数学なんかと異なり、証明の 手段を持たない。それが基本的な主張であり、こんな冗談があっても いいだろうと言うくらいのスケールです。一行一行に驚きが隠されていて、 上中下とかなりの長編ですが、これもあっという間でした。 大奥と初めて見える二郎三郎。秀忠を徐々に翻弄していく二郎三郎。 読みどころは満載です。徐々に魅力的になっていく二郎三郎に、魅せられて いく隆慶一郎の去りがたしと言った終わり方がまた読者の共感を 呼ぶのでしょう。 隆慶一郎自身は、影武者説に実は半信半疑なのではないかと思える節が 他の作品でありますが、それも良しでしょう。 最高の作品の一つとしてお勧めします。 | ||||
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時の権力者が影武者であった、という設定は古今東西よくある小説手法。 その意味で特に新しさはないが、こと関ヶ原から江戸初期までにこの手法を用いることで、通説の歴史概念にちがった視点を見出しているのが新しい。 また文章力が高く、物語として引き込まれる部分も多く、長編ながら最後まで読み通しても飽きはこなかった。 | ||||
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隆慶一郎の作品は、Byカスタマーさんのレビュー《作中では、身震いするほど魅力的で人間味あふれる漢(おとこ)達とともに苦悩し、歓喜し、何度も涙しました。》のように大きな感動があります。命知らずの、死ぬことを屁とも思っていないようなみごとな男の生き様があります。 私は、小学4年生のとき、国語の教科書で、ひとつだけ解らないことがありました。それは、宮澤賢治の最期の様子でした。 * 病気で寝ていたときに、ひとりの農夫が肥料のことについて たずねに来ました。賢治の病気がたいへん重くなっていることを知っている うちの人たちはことわろうとしました。しかし賢治はせっかくたずねてこられたのだから、と言って、ねどこから起き上がると、一時間にもわたって、ていねいに教えてあげました。 次の日の昼すぎ、賢治は、安らかに息を引きとりました。 * 小学校の担任の先生は、ここは無理して応対せず、ゆっくり休んで病気が良くなってから教えればもっと沢山の人に教えられるのだから断るべきだった、と言ってました。そのときは担任の話に一応納得していたのですが、心に引っかかるものがあり、二十才の頃、ともかく、そういう生き方をした人がいたことを、心に留めておこうと思いました。でも、宮澤賢治の行動の意味はわかりませんでした。 そして、小学四年生のときから数えて四十数年後、隆慶一郎のメモに、これから書く予定の小説があって、その中に宮澤賢治の名があったのです。 このとき初めて宮澤賢治の最期の行動の意味がわかったのでした。賢治は隆慶一郎の描く小説の命知らずの主人公たちと全く同じだったのです。自分が死ぬことを勘定にいれずに、今、どうすべきかを即やっていたのです。 みごとな生き方だったんだなと思いました。 隆慶一郎の作品に感動した方々に是非とも紹介したい本があります。「般若心経物語」です。この本の作者は、好きな小説家として、隆慶一郎と中島敦をあげています。この本は宮澤賢治の「眼にて云ふ」の詩の中の《きれいな青ぞらとすきとほつた風》を中心として、様々な先達の生き方や物語が書かれています。隆慶一郎がシナリオをかいた、映画「にあんちゃん」の原作、小学生の日記「にあんちゃん」のお話も出てきたりして慟哭します。隆慶一郎の書いてきたことと共通する大切な何ものかがあります。 影武者徳川家康のことを具体的に書かないでしまいましたが、隆慶一郎の作品に大きな感動を頂いた私としては、なんだか書いたも同然な気分になってしまいました。 | ||||
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面白い。これまで『吉原御免状』のシリーズ、『一夢庵風流記』、『捨て童子松平忠輝』など読んできたが、間違いなくこれが作者の最高傑作だろうと思う。 作者は時代小説のかつての大御所の一人。時代小説といえば、どちらかというとニヒルなハードボイルドが主流かという気もするが(最近はまた違う感じだが)、この作家には一種大らかなロマン主義があって、読者によってはそれが魅力だろう。ここでも、他の作品に共通して登場する「道々の者」と呼ばれる自由人たちや、その自由な独立国のモチーフなどにそうした面は現われていて、作者の嗜好がよくわかる。個人的にはハードボイルド趣味なのか、これまでは、それなりに楽しみながらも、やや物足りなくもあった。が、この作品ではそうした好みの問題以上に、プロットのスケールの大きさと厳しさとが際立っていて、それが読ませる。 そのプロットとはいうまでもなく家康が途中から影武者だったという着想である。題からしてすぐわかるわけだが、どういうわけか、この点にはあまり興味を覚えてこなかった。奇想天外すぎて面白さの質まで思いが至らなかったせいか。だが影武者が入れ替わるとすると、そこには困難の大きさと、それを乗り越えていくことのとんでもない冒険性がある。それはたとえばル・カレなどの上質のスパイ小説にも似ているように思うが、国の命運を左右するスケールと、政治的駆け引き、陰謀策謀渦巻く知的なバトル、そして直接の暴力的なアクション、秘密に絡む複雑な人間感情と心理、などが複雑に錯綜してくるわけで、これが面白くないはずはない。 多少歴史解説めいた中盤がやや刺激を欠くものの、特に最初のほうは面白い。人物の言動とその描写からにじみ出る人間自体をこれほど楽しめる小説を読むのは久しぶりだ。いわば人物の一挙手一投足が、人間というもののの様々な味わいを描き出すためにある感じ。 なお、家康を影武者とするのは、作者の単なるアイデア上の離れ業ではなく、どうやら史実に照らして本気で信じているらしいのもわかった。この種の歴史秘話としては、宮本武蔵複数説や、チンギスハン=義経説が有名だが、ここではそうした仮説自体が、謎解きや材料としてよりも、そのまま小説の核として具現しているのがすばらしいと思う。 | ||||
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以前映画で、関河原の戦の最中、家康の首が切られて飛ぶシーンを観ました。題名を忘れてしまったので、本で読みたくなりました。これは素晴らしい力作です。なるほどと思います。上中下と長いですがおすすめです。 | ||||
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(上巻)の前半から完全なるフィクションが展開される。だが史実と整合性が取れている場面があるから、あり得るかもしれないと何度も思わせるほど説得力ある。 | ||||
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家族中から薦められて、昨日から読み始めてますがおもしろすぎます!今まで読んだ歴史小説のどれよりもお気に入り!!まず、着眼点がすごい!しかもものすごく説得力あります!登場人物も個性的で魅力的ですし、生き生きしてます。あたし的には忍びの六郎が1番好きです。強くてかっこいいんですが、かなり天然ボケなところがツボにハマった。忍びなのに喜怒哀楽がはっきりしてて、びっくりしやすいところがカワイイです!漫画版とか出てるらしいですが不要じゃないかな。 | ||||
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小説はもちろんうそっぱちだ。だけど、こんな嘘をついてほしい。こういう胸がわくわくする嘘を。この先の展開が非常に楽しみである。この人の小説って、本当に面白い。まさに作家っていう感じがする。急逝が惜しまれる。 | ||||
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同名の週刊少年ジャンプ掲載の漫画から、この作品にたどり着きました。しかし、原作のほうがはるかに奥深く、もっと大勢の人に読まれるべき存在だと思います。人間の持つ知恵の凄みというものが実感できる作品です。数奇な運命というものが、人をいかに成長させ変化させていくのか。もっといえば、立場という物が人に与える影響の大きさを知ることが出来ました。漫画の方は、「花の慶次」にくらべて、今ひとつの感がありましたが、原作はこちらのほうが重厚です。痛快さよりも、したたかさ、しぶとさがメインになっているところが、なかなか味わい深いです。ただ、男が男に惚れてしまうような良い男ぶりや、敵役の女々しいまでの卑劣さ、そして女たちの妖艶さは健在です。人間を描く天才、隆慶一郎氏の世界を堪能してみて下さい。 | ||||
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題材といいキャラの立ち方といい話の引っ張り方といい、文句なしに面白いのですが、惜しいところもありました。男性キャラはみんなイキイキしているのですが、せっかく家康の側妾をどうだまくらかすのかといった見所なのに、女性たちが何も抵抗なく二郎三郎を受け入れてしまうところとか、気が強いと何度も書かれているお梶の方の気の強さが逸話として書かれていないので薄っぺらな感じがしました。女性作家の方がその辺は得意そうですね。一向一揆について小説にしては詳しくて、私には面白かったです。小説なのに作者の意気込みが強すぎて話が脱線していくというのは、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』にも顕著です。偽家康を亡き者にしようとする秀忠・宗矩ペアの飽くなき挑戦と、二郎三郎・風魔衆側との攻防は面白くて途中でやめられません。 | ||||
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故・隆慶一郎の代表作。エンターテイメントとしての完成度を歴史書の衣裳で包んだかのような仕上がり。読み終えたときの、熱く静かな充実感は、傑作ならでは生まれ得ぬものでしょう。一つ一つの言葉の選び方・遣い方、特に台詞は秀逸。ラストのお梶と二郎三郎の台詞は、脚本家・池田一朗の面目躍如といったところです。 | ||||
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時代小説なんてほとんど読まない私でも、怒涛のごとく読み切ってしまいました。上・中・下巻の大作ながら、そのボリュームがまったく気になりませんでした。実はこれが影の史実なのでは?、と思い込んでしまうほどの描写。主人公・二郎三郎と、それを取り巻く数々の魅力的な脇役たち。特に二郎三郎は影武者ながら、自分を含む“道々の輩”のためのユートピアを作り上げることに心血を注ぎ、今時の施政者ではまずありえないよなぁ、と思わず考えてしまいます。作者が、すでに鬼籍に入ってしまったのが悔やまれます。 | ||||
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これこそ歴史の真実では、と思えるくらい、すばらしいストーリー展開。キャラクターも秀逸で、私の中の秀忠像と三成像が変わってしまいました。群馬県の太田市には、東照宮のあるところに世良田、徳川という地名があります。興味のある方、行ってみては? | ||||
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