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影武者徳川家康
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【この小説が収録されている参考書籍】
影武者徳川家康の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全144件 61~80 4/8ページ
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大河ドラマ好きですが、それ以上にとても興味深く面白かった!! | ||||
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総合的評価は下巻でまとめたが、この上巻の最大の魅力は3点ある。 1.すぐ死ぬ本当の家康も、二郎三郎とは違う、非常で狡猾ななかにも、息子(信康)への思いとか、なかなか魅力的。 2.島左近が合戦で大活躍し、その主君三成の、ひ弱さと高潔さがよく描かれ、その二者の絆が泣ける。 3.序盤の重要人物で途中から全く出てこなくなる本多忠勝の魅力が満載。ほんと、途中で全く出てこなくなるからなあ。 | ||||
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どのような作家でも、その作品の登場人物には、自己の信条や理想が反映される。隆慶一郎氏はその傾向が強いが、その中でも「影武者徳川家康」は、その最たるものではないだろうか。 自由な生き方を貫く「道々の輩」、果断な「いくさ人」、そして「家康影武者説」…隆氏の小説の至る所で見られる特徴だが、本書ではその集大成として、作家隆慶一郎の主要なテーマがすべて存分に語りつくされ、また相互に有機的に繋がり、スケールの大きい、まさに隆氏畢生の大作となっている。 ところどころ、長すぎる記述があったり、強引なストーリーの展開もあるかも知れない。だがそれは、隆氏がこの小説にかけた思いの丈の強烈さの裏返しでもある。いや、そうした欠点さえも、実はこの圧倒的な小説の魅力の一つであるのではないだろうか。 この小説を読んで思うのは、男たちも女たちも、気高く颯爽として潔い。自由人として生き抜いた二郎三郎、類稀なるいくさ人にして人間的魅力に満ち溢れた島左近、超人的な六郎、美しく誇り高く愛情豊かなお梶の方…こんな人物たちに小説の世界とはいえ、巡り合えて、その世界をしばし堪能できるのは、幸福なことだと思う。 また、今の時代を生きる一人の読者として、島左近に代表されるの「いくさ人」の心構えには心を動かされる。現実から逃げず、しっかり見据えて、その中でできる限りの対応をする。そして余計なことは心配しない。過ぎ去ったことにもくよくよしない。常に前を向いて生きる。実行するのは簡単ではないかも知れないが、左近や二郎三郎の生き方を、これからも心のどこかに留めておきたいと思う。そう思えるのは、この作品と登場人物の素晴らしさがあってこそのことなのだと思う。 | ||||
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これを最初に、ハードカバー上下版で読んだのが高校生の頃。死ぬほど感動して、当時連載されていた「花の慶次」(同作者の原哲夫によるジャンプ連載漫画版)とシンクロして、異様にかっこいいと興奮したものだ。これほどまでにかっこよく魅力的な家康(影武者だけどね)を描ける作家が他にいようか。それと島左近、実はうちの近所の生まれと聞いていてね、昔からファンで近隣では伝説の人だったが、これと司馬遼太郎の「関ヶ原」がもっともかっこいい島左近の姿が描かれている。とにかく絶賛、感涙の嵐だった高校生当時で、その頃は、家康影武者説を、本気にしかけたほどだ。しかしまあ、当時は貧乏な高校生でね、このハードカバー版を自分で買う余力なし、図書館で何度も読んでそれっきり、10数年くらい忘れてた。しかし、今は文庫がアマゾンで中古で安く買える。いい時代だ。 久々にむさぼるように読んだこれ、やはり面白い。面白いが、不思議な感覚に気付いた。当時は感じなかったのに。それは、敵役の秀忠、こいつの嫌な野郎、糞餓鬼っぷりに当時はむかついたのだが、今読むと、彼が終盤に、徐々に成長して・・・といってもゲスがより狡知になるだけなのだが、二郎三郎も言うように、彼との闇闘が、闇の英才教育みたいなものを施して、甘っちょろいゲス小僧が、いっぱしの腹黒ゲスに進化していくという、負の成長記録を、秀忠サイドに立って読むこともできるという、不思議な作品であることに気付いた。 あと、ひとつ気付いた。家康(本物)と影武者(二郎三郎)が、一歳年が違うことを、影武者説の根拠にしていたが、当時の数え年の満年齢の使い分け、特に陰陽道とか神道とかでの取扱いって、どうだったんだろう?単に、それの表記の違いだけで年齢が変化するだけじゃ?って最近気付いた。 | ||||
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秀忠ちゃんが生き地獄で可哀想。 家康さんの息子に生まれたのが運の尽き。 周りの皆もわかってて飼い殺しにしてるし。 特に弥八郎。 実は秀忠じゃなくても徳川は成ったべ? | ||||
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古書なので、ある程度は覚悟してましたが、別途購入した上、中巻に比較すると、状態もよくきれいです。有難うございます: | ||||
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他の方々のすばらしくも熱い説明に付け加えたいので、レビューしますね。 隆先生の作品はどの作品も相互に繋がりがあり、それぞれの作品で登場人物を色んな角度から描いており、本作も隆先生の別の作品の登場人物が別の角度から描かれており、一連の隆先生作品を読んだ方にはなお一層楽しめる構造になっています。 隆先生作品は、先生の書かれた作品数が増えれば増える程にのめり込める巧妙な仕組みになっているので、本作だけではなく一連の作品も是非読んで頂けると一愛読者として、嬉しいです。 | ||||
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ジャンプで連載された「花の慶次」で隆氏の存在を知り、その後に始まった漫画でこの本の存在を知った。 いつか読もうと思いつつ20年以上過ぎ、やっとこれを読んだ。 何でこんなに時間がかかったのか理由ははっきりしており、それは" 作り話 "だからである。 少なくともこれを読むまではそう思っていた。 歴史小説には多少の嘘や作家の脚色があることは承知しているし、別にそれを否定するつもりはない。 それでも明らかなフィクションを受け入れるほどの包容力は持ち合わせていない。 後悔している。 何でもっと早く読まなかったのかと。 とにかく面白い。 様々な資料を元に話を展開させる隆氏の手腕は恐ろしいほどの説得力があり、 また疑問を感じていた関ヶ原後の不可解な出来事を冷静に振り返ると、むしろこちらのほうが事実に近いのではないかとすら感じ始めた。 話の終盤になると、もはやすっかり家康影武者説に取り込まれ、 家康対秀忠、柳生対風魔に夢中になって貪り読む自分に気がついた。 以前の私のようにまさかと思っている方がいたら、是非これを読んでみてほしい。 これまでの通説が信じられなくなるかもしれない。 でもこれこそが、歴史小説を読む醍醐味でもあるような気がする。 | ||||
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影武者徳川家康、捨て童子松平忠輝、花と火の帝(未完、残念)と読めば、隆慶一郎による安土桃山から江戸初期までの歴史がわかる。 その周囲を描いた一夢庵風流記、吉原御免状も楽しい。 宮本昌孝の「風魔」も併せて読んで欲しい。 | ||||
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家康の見方にこんな視点があったとは。 中・下巻も楽しみです。 | ||||
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徳川家康が実は関ヶ原で死んでいて、その後の政治は影武者が演じていたというお話。フィクションであろうが、真実であるかのように見せる作者の筆力に脱帽。少々ボリュームがあるが、読後の満足感は高い。 | ||||
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嘘と思いながら読んでいたが、だんだん本当のような気がしてきた。 関ヶ原に勝ったから徳川家康が歴史の表舞台にたてた、といっていいのに それが影武者? いきなり家康が死んで物語が続くのか心配した。 | ||||
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秀忠・宗矩がこんな悪いやつとは思わなかった。 隠密剣士の相手が確か風魔だった。それで名前だけは知っていた。 年がばれるか? | ||||
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影武者が秀忠に勝っていれば大阪冬の陣・夏の陣は起きないはず、 どうゆう経過起きるのが読んでて心が急いだ。 長い小説だがあっという間に終わった感じ。 | ||||
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これで2度目である。 一度読んで、忘れなくてもう一度と買ったが、2度読んでも面白い。 この本は私の永久保存版になる。 | ||||
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ストーリーに意外性があり、変化に富んでいた。 ストーリーに意外性があり、変化に富んでいた。 | ||||
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ストーリーに意外性があり、変化に富んでいた。 ストーリーに意外性があり、変化に富んでいた。 | ||||
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この歴史小説が面白いのは、影武者に過ぎなかった世良田二郎三郎がある日突然、本物の徳川家康を演じ続けねばならなったにも関わらず、徳川家康以上の活躍を果たすという点に尽きる。それをなし得たのは二郎三郎に『道々の輩』としてのバックグランドがあったからである。 史実と虚構を上手く融合し、二郎三郎を陰日向となりサポートし続ける甲斐の六郎、島左近といった登場人物の魅力も物語の面白さを増している。 2014年正月にドラマ化されるようだ。 | ||||
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覇権を狙う秀忠に数々の奇策で対抗する影武者・二郎三郎。裏では柳生と風魔忍の闘いが… 数奇な運命により本物を演じ続けなければならなくなった影武者・世良田二郎三郎とその片腕・甲斐の六郎の活躍が面白い。 | ||||
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関ヶ原の闘いの序盤、徳川家康が武田の忍びに暗殺される。家康に代わり采配を揮った影武者・世良田二郎三郎は闘いに勝利を収めるが… 家康は影武者だったという奇抜な発想を上手く史実の中で生かしながら、数奇な運命に翻弄されつつ逞しく生きる世良田二郎三郎が非常に魅力的に映る。武田忍、柳生、風魔忍の闘いも面白い。 | ||||
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