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始祖鳥記
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始祖鳥記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 1~20 1/3ページ
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描写と時代考証が緻密で情緒溢れる。 | ||||
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冒頭からまったく引き込まれなく、最後まで読破したが苦痛極まりなかった。 説明長いし登場人物にも魅力を感じることが全くできなかった。 | ||||
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世界最初の飛行機を飛ばした日本人がいたなんてびっくり。またそれを実行する強い支持とIntegrityを持ち合わせていた幸吉に乾杯。 筆者の史実の積みかさねとダイナミックは発想による本書の展開と記述などワクワクできた。 | ||||
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行徳の塩の製造等が詳しく描写され、寝る間も惜しんで読んだ。 久しぶりに面白い小説に巡り会えた。 | ||||
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商品も梱包も大変満足しています | ||||
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物語りそのものの面白さは勿論なのですが、なんか硬派な感じの文体がたまらなく良いですね。まさに、ロマンを感じるような・・読んでいて気持ちが高揚してきます。 本格的な時代小説なので聞き慣れない言葉も多く、一言一言確認しながら読んでいたこともあり読み終えるまで時間はかかりましたが、それがまた楽しく、加えてページが少なくなるにつれて、まだまだ物語りが続けばいいのになぁ!なんて思う所もありました。(笑) とてもどっしりした良い作品です。 | ||||
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実在した主人公らしいが、ほんのわずかな記録から虚構の大花火を打ち上げる著者の力量はすごい。 ただ、雷電と続けて読むと、一筋に道を究めようとするものに勝手に民衆が反権力の意味を与えようとするところ、反骨心のある商売人が主人公に絡むところ、両者が協力し合って権力に挑むところ、といった構図が重なって、次の作品を読むのは少し間を開けてからにしようと思いました。 | ||||
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登場人物の生活環境、服装、情景の表現が細かく記述されていてたいへんよかった。 | ||||
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大飢饉に始まり災いが続いた暗黒の江戸・天明期、大空を飛ぶことにおのれのすべてを賭けた男がいた。その〃鳥人〃備前屋幸吉の生きざまに人々は奮い立ち、腐りきった公儀幕府の悪政に敢然と立ち向かった。 | ||||
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2日で一気に読み、その後何度も読み返して飽きない。「神無き月十番目の夜」とは真逆のストーリーだった。「神無き月…」はほんの僅かなすれ違いや誤解によって、事態はひたすら最悪の方向へと突き進んでいくが、こちらは心ある人々の強い信念により、心すくような展開へと導かれる。ちょっとうまく行きすぎでは?と思わないでもないが、物事が決するときというのは案外こんな感じなのかもしれないなとも思う。明るい話はもちろん、悲劇であっても読ませる 文章力はさすがである。時々似たような表現やエピソードが関係ない場面でだぶることがあり、それで星4つにしました。 | ||||
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初めて空を飛んだのはライト兄弟が定説ですが、かれらは動力飛行ですね。 実は、江戸時代にも空を飛ぶことに憧れて(飛ぶというより滑空)、それを実現した人物がいる。 凧のようなものから始まり最後はハングライダーのようなものに到達する。 あくまで小説ですが、実在した人物。読んでいてもワクワクします。 | ||||
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生真面目に書かれた時代小説。作者の価値観、人生観の押し売りに閉口した。筋が運びそうに なると資料の読み込みが始まり、まるでネットで重いページを繰っているようようだった。 読了の感懐めいたものも半時間持たなかった。 | ||||
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他の方が書かれていなさそうな、この本の良さをふたつ。 - 主な登場人物がみな、それぞれの生業の技に秀でている。その仕事を具体的にどうやって進め、そのとき頭は何を考えているのかが、鮮やかに描かれる。技に秀でるとはこういうこと。読んでいて爽快。 - ラストシーンのあと幸吉がどうなったかがうまく書かれて、物語が終わる。余韻が残り、つい想像をめぐらせてしまう。 読みながら何度も立ち止まっては、表紙を眺め、既に読んだページを繰った。前向きで愛にあふれ真剣な人達が生きていた時代。この本を通じて少し知ることができて、よかった。 | ||||
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罪人の追及にはことのほか厳しいという、町目付富田清兵衛が、囚われてお白州に座る表具師の幸吉に発した言葉は、「その方、何故妻を娶(めと)らぬ」という言葉と、「その方の身の内にも風来坊(ふうらぼう)が住むか」というものでした。それに対して幸吉は答えます。 「表具の業は、《略》(私にとって)これ以上の生業はないとさえ思われます。《略》その上に、もし妻子などを得てしまいますと、もはや‥己が己でなくなるような、‥うすら寒い思いがするのでございます。」「‥はい。お目付け様の仰せのとおり、わたくしの身の内に風来坊の親戚筋(しんせきすじ)のものが住みついておるように思われます」と。 風来坊とは、芭蕉「笈の小文(おいのこぶみ)」の言葉だそうで、「風に揺れる衣の坊主」という様な意味合いらしく、俳諧にしがみつく芭蕉自身を指します。私は、風来坊を「どうしても抑えきれない情動」という風に解釈して読み進めました。 ◇ 大飢饉のあった天保年間。空を飛ぼうと試みた者がいました。それが幸吉(別名表具師の周吾)で、津山藩士の児島楽天の「寓居雑記」(ぐうわざっき)にその記述があるのだそうです。 「周吾(幸吉)という者が、橋の欄干から飛びはじめて、河原に降りた所を役人につかまった。」と。 なぜ幸吉は、空を飛ぼうとしたのか、その答えが次の様に書かれています。 「飛ぶことは、すべてを支配している永遠の沈黙に抗う、唯一の形にほかならなかった。」 本文中では、「沈黙」は「死」を意味していますので、「死」に抗うために、飛んだという意味になります。そして、その抑えられない気持ちを「風来坊」と呼びました。町目付の富田清兵衛は、それを見抜く眼力をもつ人でした。落着(判決)は当時の基準から行くと大変軽い罪、「所払い」というものでした。 話の中では、いくつもの「死」が描かれています。幸吉が幼少の頃、病気になりながら海に飛び込んで死んでいった茶屋女(女郎)のキヌ。幼いころ、幸吉は母から、茶屋の姉様たちに何か買い物を頼まれたら、必ず果たす様にと言われて育ちます。 また、不当極まる御公儀の悪政のため商売が成り立たなくなり死んだ同業者の娘二人の躯(むくろ)を前に、命を賭して立ち上がる決意をした伊兵衛、そしてその伊兵衛の死。 海から上がったにも関わらず、再び海の生活に戻った天才舵取り杢平(もくべい)の死。彼は「間切れ」と言いながら死んで行きます。 【「間切る」とは、今でいうヨットの風上に進むジグザグ走行のことで、当時は台風に遭ったら、「間切り」続けて座礁したり、陸に衝突したりすることを避けていました。「間切り」しないことは、死を意味します。】 ◇ 「いずれ永遠が目を覚ませば、この生は即座にかき消える。《略》何かに納まってしまうことは、それからの生をただ無駄に費やすことのようにしか思われない。」 作者の飯嶋和一(いいじまかずいち)は、鳥人幸吉という人間を通して、現状に甘んじることなく、自らの身体を懸けて思いを貫いていく人々を描いているように思います。そして、私たちに「生を無駄に費やすことがわかるのは、ごく一部の人間と、死に直面した人間だけだ」という強いメッセージを送っています。 ◇ 作者は、構想から書き上げまで15年を懸けたそうです。この本そのものが、心血を注いで書いたと思わせる迫力がありました。私も現状に甘んじていてはいけないか! 絶対に読む価値のある本です。平凡な言葉ですが、面白かったー!「本の雑誌が選ぶ30年間のベスト30、第17位」 | ||||
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神無き月十番目の夜も最初は結構だるい。でも神無き月十番目の夜 は途中から引き込まれてくる。これは最後までだるいまま。 | ||||
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日本で初めて空を飛んだとされる浮田幸吉(備前屋幸吉)の生涯を描いた時代小説で舞台は江戸時代。 権力批判の物語と捉える向きもあるが、いつの時代でも権力は腐敗するものである。 むしろ、そのように理不尽な世の裏や表を見ながら、自分ではコントロールできない偶然あるいは運命に絡め取られつつ生きるちっぽけな人間の矜持の話ではないか。 それが現実感を失わない描写で味わい深かった。 | ||||
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父の日に55歳の父にプレゼントしました.面白かったと感想もらいました. | ||||
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「出星前夜」、「狗賓童子の島」(共に圧倒される傑作)に続いて、原点回帰の意味で本作を手に採った。私もトリビアとしては、江戸時代、あのライト兄弟に先駆けて"飛行"を試みた人物の存在を知ってはいたが、本作はその"鳥人"幸吉の夢と情熱の半生を背景として、上述の両作同様、幕藩(権力)体制(主な舞台は岡山藩)への強い批判を込めた力作。同時に、幸吉の幼馴染みで長じて船持船頭となった源太郎との友情物語でもある。 幸吉の飛翔に掛ける情熱(夢)と源太郎の大海原への航海(海路開拓)に掛ける情熱(夢)とが見事に呼応し、爽やかなハーモニーを奏でている。本作のモチーフが「イソップ物語」であるらしい事が作中で何度も示唆され、2人の情熱(夢)に関しては、この通り、それに応じたものになっている。これを、権力批判へと結び付ける辺り(本当は視点が逆なのだろうが)は、作者の真骨頂と言えるが、腐敗した権力への作者の徹底した嫌悪振りには流石に驚かされた。役人と商人との癒着が続く中、正義を貫こうとする下総の塩問屋の伊兵衛(実は、幸吉、源太郎と並ぶ重要人物)、源太郎の航海の助ける名楫取の杢平等、人物配置にも抜かりはないが、登場人物間の関係やエピソード順が余り整理されておらず、物語全体がやや散漫になっている感も否めなかった。 「始祖鳥記」というタイトルと、冒頭での鵺(怪鳥)騒動から、もっと"鳥人"幸吉に焦点を絞ったファンタジー色が濃厚な作品かと思ったら、やはり、作家の本質は出るものだと思った。史料に対する作者の事前調査の徹底振りは夙に有名だが、流石に幸吉に関する史料は殆どなかったと思う。想像力だけで"鳥人"とその友情物語を描き、それを通じて権力批判を展開して見せた作者の筆力を改めて評価したい。 | ||||
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空を飛ぼうなんて思うことは日本人にはなかったと思っていましたので、とても新鮮で面白かったです。 もう一度ゆっくり読み返します。 | ||||
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