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始祖鳥記
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始祖鳥記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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行徳の塩の製造等が詳しく描写され、寝る間も惜しんで読んだ。 久しぶりに面白い小説に巡り会えた。 | ||||
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この作者の2作目はいよいよ本領の歴史小説。江戸天明期に空を飛ぶことに賭けて、世間を騒がせたと罰せられた男がいたそうで、その男を元に、困難な時代と、夢を追った男たちを描いた作品。夢を追っただけの男に、しかし周囲は象徴的な力を得て、事を為していく。男は男でそこに刺激を受けて、懲罰の後長くおとなしく暮らした後で、また飛ぶ。 さすがに歴史ものだけあって、漢字の多い、切れ目までが長い段落が続く。そうして細部を積み上げながら描写するのが作者の特徴らしい。だから読みやすくはないし、大丈夫だろうかと思いながら、少しずつ読んだのだが、しかしやはりこの人を励まし元気にするような語りは捨てがたい魅力である。飯嶋和一のテーマは、しばしば腐った、まっとうに生きるのが難しい時代にあって、それと裏表で夢を追う男であり、そのための戦いということになろうか。文庫本の裏は、宣伝のためとはいえ、並々ならぬ賞賛ぶりで、そうした反響を呼ぶのもこうした作風だからだろう。私自身は楽しみながらも、そこまで強い感動を得たわけではないから、まだ作家としての評価は仕切れない気がする。が、今後への期待感はたしかにある。 | ||||
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