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ロールシャッハの鮫
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ロールシャッハの鮫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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気に入ったこと ・猫のイアンが可愛いです。 登場人物たちがイアンを大切に扱ってくれていて好きです。 気に入らないこと ・これだけではない。 この本だけでなく、どこかに散らばっている『裏の章』と出会わないと物語は補完されない。 | ||||
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記憶喪失の主人公、そこに過去の自分からの手紙が届き、その指示に従って生活していく。 白紙の自分に芽生えていくアイデンティティ、過去の自分自身の人物像・思い出・取り返せないであろうかけがえのない存在の「気配」――そして危機は「記号」と共に、彼の「足跡」を追跡してくるのだった…… などという筋だが、それらの断片はことごとく顕著なオマージュに染まっている。村上春樹、映画「ジョーズ」、だが何よりも目に付くのは英国風の気取った言い回しだ。本筋が分り難くなるほどにふりまかれているがため、状況がジョークかシリアスか、個々人が気取り屋なのかなんなんだか、どうにも判別ししづらい。作者から延びる影が濃過ぎる、とも言えるかもしれない。 紙幅こそ厚いがアスキーアートがページ数を稼いでいる感もある。「サイコ・サスペンス×サイバーパンク×ラブ・ストーリーのかつてない融合」との煽りは、いささかオーバーではないだろうか。サスペンスは申し分ないが、サイバーパンク(SF)としては設定が緩すぎる。なによりラブストーリーとしてはちょっとばかしチョロすぎる。総評するに首をひねりたくなる要素は2・3あるものの、悪くはない出来栄えといったところ。 | ||||
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