ケルベロス第五の首
- SF (393)
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わけわかめです。 高評価をつけている方々のレビューを読めば分かる通り、彼らも話の内容を理解できていません。訳が分からない物を楽しめる私カッケー病にかかってます。 その病にかかりたい方にはおすすめです。 | ||||
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作者のことは全然知らなかった。訳者の柳下毅一郎いわく「日本で最も過小評価されているSF作家」。 柳下といえば、町山智浩のバディで笑えるアメリカ道中を書いた人だ。それは不勉強だった、読まねばーー でもハードカバーでかさばるし、大人買いして外すと痛いので一冊だけ買った。 帯に苦手なアーシュラ・K・ル=グィンの推薦文がついてるので、嫌な予感がした。 結論を言うと、大人買いしなくてよかった。最も苦手なタイプの小説だ。 地球の植民惑星の話だ。何にでも変身できる原住民がいたらしい。 入植している地球人の末裔は、自分たちは原住民が変身した姿ではないかと疑っている。 面白そうでしょう。でも、まったく面白くない。 一部はお屋敷で厳しい教育を受けるボンボンが父に殺意を抱く。 二部は採集された民話で、三部は惑星の成り立ちを探る捜査資料という三部構成だ。 小難しい上に文章の歯切れが悪く、退屈きわまりない。明確な結末もない。 深読みが習性になっている玄人筋には受けるかもしれないが、私は駄目だった。 過小評価されているのではなく、ただ単につまらないから無名だったのだろう。 こういうのが肌に合う人もいるだろうから、否定はしない。 でも、森奈津子流に言うなら、本書では私のSFチンポは立たない。萎えっぱなしだ。 | ||||
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なにがなんだかわからず、まったく面白くありませんでした。 ごめんなさい。 | ||||
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「地球より彼方に浮かぶ双子惑星サント・クロアとサント・アンヌ。かつて住んでいた原住種族は植民した人類によって絶滅したと言い伝えられている。しかし異端の説では、何にでも姿を変える能力をもつ彼らは、逆に人類を皆殺しにして人間の形をして人間として生き続けているという…。」 商品説明や表紙の袖にあるこのプロットを読まないと正直お手上げ状態だったと思う。 いきなりこの本を紐解いたら、「何だこの本は?」と著者の気が触れているのではと勘違いしてしまうだろう。 読書というよりかは、ウルフ氏が引いた霞がかった話の本筋の線をひたすらなぞる作業をしているかのような錯覚に陥る。 冷たく霞がかったうっすらとした線である。 読むヒントとしては描かれている話の舞台が「地球」なのか「惑星サント・クロア」あるいは「サント・アンヌ」なのか見当を付けておくこと。 「姉妹世界」「原住民」の語義を大方でいいのでこれも見当を付けておくことである。 ミステリではないので読み終えても明確な答えは出てこないが、こうしたヒントで自分なりの答えが導き出せると思う。 今作は3つの中篇を通して、プロットの真意に迫る構成なのだがこれがまた見事である。 ウルフ氏は読者に話の輪郭をなぞらせるにあたり、正に絶妙な「答えに触れそうで触れられない」箇所を捉えて、そこに読者の通るコースを置く。 読者は今か今かと真に迫ろうと急ごうとする。どんどん話に惹き込まれていく。読む手は止まらなくなる。 話の流れと共に絶えず暗く沈んだ所で響き渡る重低音を感じられ、緊迫感というか落ち着いた緊張感を常に感じられる。 そこに読書の喜びを覚えるし、読後の自身を振り絞ったかのような感覚は最高の感動である。 難解とまではいかないが、奇書の一歩手前といった一冊である。 | ||||
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表題作の他、「『「ある物語』ジョン・V・マーシュ作」及び「V・R・T」の全3つの作品から構成されるSF連作中編集。更に、この3つの中編が複雑に錯綜して1つの長編を構成するという非常に凝った創り。舞台は地球から遠く離れた双子惑星のサント・クロアとサント・アンヌ。ここにはアポ(オーストラリアのアボリジニを意識している)と呼ばれる原住民が住んでいたが、人類(地球人)が彼らを滅ぼし、代りに住んでいると伝えられている。その一方で、何にでも変身可能なアポがやって来た人類を撃退し、人類の姿を借りて住んでいるとの異説も......。 表題作はサント・クロアに住む青年「第五号」の回想譚。「『「ある物語』ジョン・V・マーシュ作」は地球からやって来た(本当か?)人類学者マーシュが収集した双子惑星の民話。「V・R・T」はサント・クロアにおける士官と囚人との訊問の記録。囚人はサント・アンヌのスパイとしての容疑を掛けられたマーシュで、マーシュのノートも提示される。本来ならここでカタストロフィーが訪れる筈なのかも知れないが、残念ながら高踏的過ぎて、私の理解を越えていた。植民地政策や階級社会に対する風刺と解釈するのは皮相に過ぎるだろう。強いて言えば、歴史や記憶の曖昧性を基にした、「自分とは何か?」、即ち、「アイデンティティの追求」をテーマにしているらしいが、良く分からない。「ケルベロス」は勿論、「ケルベロスの犬」の事だが、五番目の「首」が何を意味しているかも良く分からない(ちなみに、四番目の「首」は処女膜の由だが、これも理解不能)。 SFファンの方の中でも、哲学的思惟を好む方向けの作品だと思った。一般的読者にとっては、歯応えがあり過ぎるとシミジミ感じた。 | ||||
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