独裁者の城塞: 新しい太陽の書4
- SF (392)
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世界観がよく、ガジェットも魅力的、個々の場面もおもしろい。 だけど、エピソードは尻つぼみに収束していき、人物はは現れては消えていき、すべての波が凪いでいくようにがっかり感につつまれる。読書欲もなくなっていく。 途中で、他の本を読み始めて、すっかりこの本(たち)を忘れてしまうことを繰り返しました。 しかし、最後にすべての布石が回収されました。第4巻の終わりにまとめて。 たしかにおもしろいと感じ満足したし、造りのうまさもわかったんだけど、読者視点としてなにかやっぱりうまくない。 | ||||
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身を潜めながら共和国の軍隊がアスキア人のそれと激しい戦いを繰り広げている北の地を行く途中で、セビェリアンは一人の兵士の死体を見つけた。 屍には無用とばかりにその背嚢から食料品などを調達した彼は、ふと再び「鉤爪」の力を試すことを思いつく。 果たして兵士は蘇って奇妙な道連れとなったものの、蘇生間もない彼の意識は白濁としており、セヴェリアンの方も原因不明の熱病に冒されてしまう。 二人を救ったのは、戦地での負傷者を看病していたペルリーヌ尼僧団の避病院。 とうとう「鉤爪」の本来の持ち主に出合ったセヴェリアンは、これまでの経緯を尼僧に語って返納しようとするのだが、尼僧は「鉤爪」は聖宝ではあるものの、セヴェリアンが考えているような力はないと言うのだった・・・ 初刊から「小出し」状態が続いていた世界の全体像だが、ここにきて急にその外観を見渡せるようになる。 一気に明らかにされるウールスの歴史と今の在りようを、ここまで想像力を逞しくしながら読み進めてきたところと照合するのは本シリーズの愉しみの大きなところだろう。 SFともファンタジーとも取ることのできると言われる本書だが、読み解く愉しみからすれば、その根底はミステリーに最も近しいのかも知れない。 大枠としては古来からある「行きて帰りし物語」の形式となっているが、内実はギミックに満ちた小説という二重構造となっており、さらに詳しく見れば、複数の作中物語や作中劇を描くことによって背景や内容を暗示しているので三重構造とも言える。 画期的ではあるものの、万人受けすることがそもそも企図されていないように思える突き放しっぷりには感心させられた。 | ||||
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4部作の再読、完了しました。まず、最初に思ったことは、《キリスト教的》文化の底力の強さです。本書は間違いなく、《キリスト教》文学ではありません。でも、キリスト教を基礎に造り上げた、《キリスト教的》文学であることも確かです。この辺りが、日本のSFファンに敬遠される理由かもしれませんが、SF(&ファンタジー)ファンなら、少なくとも一度は読みたい、傑作シリーズです。 | ||||
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最初の数行から引き込まれ、迷路の中をくぐるようなジーン・ウルフ。 その「新しい太陽の書」シリーズの復刊希望の声は以前から高かった。 やっと復刊された。中古本市場でも高額の文庫だった。 | ||||
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