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ファントム・ピークス



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【この小説が収録されている参考書籍】
ファントム・ピークス
ファントム・ピークス (角川文庫)

ファントム・ピークスの評価: 3.45/5点 レビュー 71件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全71件 61~71 4/4ページ
No.11:
(5pt)

幻の山

安曇野の大自然を背景に恐怖の物語が展開する。謎の提示と解決のプロセスが丁寧で良い。読者が違和感なく物語に入り込め、中だるみもなく終盤まで一気に突き進む作者の技量は素晴らしい。映像的な作品との評価があるが、文章はかなり達者な部類だろう。宮部みゆきさんが絶賛する傑作パニック物。理屈抜きに面白いので、映画化を期待する。
ファントム・ピークスAmazon書評・レビュー:ファントム・ピークスより
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No.10:
(3pt)

ちょっと、引っ張り過ぎかも、、、。

最初に、主人公の妻が襲われてから、それが熊によるものだと判明するまでの、エピソードというか、ミステリアスな失踪の話が長過ぎて、冗長な印象を受けました。私としては、もっと、早くから、羆の恐ろしさ、また何ももたない人間の非力さとかを、もっと強調して、ショッキングな展開をを期待しておりましたが、、、、。まあ、アニマルパニックとは、また、一線を画した作品なのかもしれませんので、これは、これでありなのかもしれませんね。
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No.9:
(3pt)

ちょっと、引っ張り過ぎかも、、、。

最初に、主人公の妻が襲われてから、それが熊によるものだと判明するまでの、エピソードというか、ミステリアスな失踪の話が長過ぎて、冗長な印象を受けました。私としては、もっと、早くから、羆の恐ろしさ、また何ももたない人間の非力さとかを、もっと強調して、ショッキングな展開をを期待しておりましたが、、、、。

まあ、アニマルパニックとは、また、一線を画した作品なのかもしれませんので、これは、これでありなのかもしれませんね。
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4043944020
No.8:
(2pt)

謎解きもパニックも中途半端。

自分も林業関係の仕事をしているので、その辺の所はリアリティーがあるのですが・・・。 どちらかというと映像化を意識した脚本に近い小説と感じましたが、パニック部分を強調した映画なんかにすると絶対失敗すると思います。 早い段階で犯人がわかるのはいいとして、むしろなぜ犯人が「彼」なのか、という所に比重をおいたドラマとすれば、落ち着いた傑作となったのではないでしょうか。
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No.7:
(4pt)

人喰い山の物語

表紙の絵が小説の雰囲気を実によく現わしている。 安全に歩き回れるはずの山で、何が起きているのか? 得体のしれない恐怖が日常の安全をじわじわ侵食していく過程が丹念に描かれている。 恐怖の正体がわかった後もテンションが保たれており、一気に読める秀作。 最後まで読み終えた後で表紙を見返すと、なにやら不思議な感覚にとらわれる。
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No.6:
(1pt)

映画向き。活字では迫力がイマイチ

僕は本格ミステリがメインなんですが、帯の宣伝に「宮部みゆき氏絶賛」とあったのでつい買ってみました。 読むと案の定本格物ではなくパニックアクションのB級映画な印象でした。 確かに読みやすく登場人物も良く描けて最後まで一気に読ませる、話の世界に入り込める面白さはありました。 しかし、イマイチ、インパクトやスリルに欠ける、特にこれといったヒネリも無く…。 映像化すれば迫力は出ると思いますが、そうすると平凡な作品になりそうな気がします。 著者は何を主張したかったのか、惨劇は必要だったか…。 個人的には時間の無駄な作品でした(佐藤大)
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No.5:
(5pt)

ノンフィクションのようなリアリティ

良い小説でした。この著者がとても冷静に なおかつ愛情を持って自然を観察し 人物を表現している事に好感が持てた。この話の中にもでてくるが たぶん苫前村三毛別の事件を参考にしてるか あるいは啓発されてイメージを作ったのではないかと思う。その事件をもとに吉村昭が「羆嵐」を戸川幸夫が「羆風」を書いたのだけど それらは木村盛武という営林署の署員が作った資料をもとにしていた。後に木村氏は「慟哭の谷」というノンフィクションを出すが、私はそちらを先に読み 後から羆嵐や羆風を読んだ。吉村昭の羆嵐は悪くなかったけど ノンフィクションを読んだ後では うすめられたコーヒーのようだった。このファントムピークスを読んだ人が一様に映像が浮かぶというのは この著者の自然や生き物に対する知識がしっかりしている事と 冷静にノンフィクションのようなリアリティを求めたからではないかと思う。読んでいて 実際にあった話ではないかという錯覚に陥る部分もあり だからこそ話にのめり込めた。ミステリーの中には読んでいる時はその世界に引き込まれてしまうが 読後の余韻のないものもある。でもこの小説にはしっかりしたテーマがあり余韻も充分楽しめる。映画化を望む声があるけど 恐ろしさだけが強調されるような話にはしてほしくないと思った。残念なのは この著者の新作がもう読めないと言う事だ。まだまだ執筆者として進化しそうな人だけに本当に惜しい。ちなみに 映画化するならキャストは江口洋介と深津絵里というのはどう? 
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No.4:
(5pt)

迫力がありました。

すごく迫力のある1冊でした。読んだ後は、映画を1本見終えたような気分に。堀金村は近所なので、風景がありありと浮かんでちょっと怖いくらいでした。地名は全て実在の場所なんですよね。面白かった。ちなみに私は、周平は、江口洋介、凛子は柴咲コウ、の設定で読んでいました。
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No.3:
(5pt)

映画化希望!

非常にスリリングで、映像的な小説。サスペンス、ミステリ、アクションと、複数のジャンルをミックスした作風がおもしろい。個人的には、物語のツボをもとに思い切った脚色をして映画化してもらいたいと思う。なお勝手な脳内キャスティングでは、主人公の三井周平は哀川翔、山口凛子は永作博美、丹羽刑事は役所広司、でした。
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No.2:
(5pt)

たくさんの人の目に触れますように。

テレビで紹介していて気になり、手に取りました。作者の方は昨年お亡くなりになっていて、友人達の働きかけて出版にこぎづけたと聞きました。きっとお友達の多い方だったのでしょう。パニックものですが、どこかやさしいのですよね。文面から人柄が伝わってきました。信州のある山で、女性ばかりが失踪する事件が続きます。中盤まで一人ずつ失踪していく課程と、その波紋が丁寧に描かれています。薄暗い森に潜む犯人がひたひたと自分の方に迫ってくる、そんな不気味な雰囲気が途切れることなくあり、ドキドキしながら読み進めました。後半は大きな動きがあり、ラストまで息をつかせません。あっという間に読み終えてしまいました。妻を亡くした主人公・周平が静かに、でも強い意志を持って敵と立ち向かうラストは圧巻でした。あとがきにもありましたが、これは映像にすると迫力があるでしょうね。ちょっとグロテスクですが。楽しく読ませていただきました。ご冥福をお祈りします。
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No.1:
(5pt)

グイグイ引っぱられて呼んでいるうちに、ハリウッド映画のような画像が頭に浮かんできます

アルプスをバックに抱える山に遊びに行く時には、思いがけないことがあり、また、心して山に入ります。それは自然の見えざる何かが人間をあざ笑うような怖さと大きさなのですが、この小説にはその感覚を見事に突かれてグイグイと最後まで引いて行かれました。ストーリーも、著者の自然への造詣と経験が顛末がわかりそうになりながらもそれをカバーして引っ張る醍醐味があります。途中からは、鮮やかに安曇野の山と動物の動きが頭に映像化されて”映画”をみていると錯覚をしました。この作品は、著者の映画への哀愁と興味を体現しているようです。 小さい娘も、最初は怖いといいながら、2-3日本を抱え毛布を持ち歩きながら(笑)、最後まで読破。この著者の本をもっと読みたいというくらいですから、どうやらこのようなミステリーエンターティメントにはまったようです。
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