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マークスの山



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マークスの山の評価: 3.79/5点 レビュー 272件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.79pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 21~35 2/2ページ
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No.15:
(3pt)

マークスの山

レディ・ジョーカーがめちゃくちゃおもしろかったので続いて読んだ。
レディ・ジョーカーほどではないが楽しめた。
作者が女性と知って驚いた。なんとも男くさい話を書く女性だ。
マークスの山(上) 講談社文庫Amazon書評・レビュー:マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.14:
(3pt)

マークスの山

レディ・ジョーカーがめちゃくちゃおもしろかったので続いて読んだ。
レディ・ジョーカーほどではないが楽しめた。
作者が女性と知って驚いた。なんとも男くさい話を書く女性だ。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.13:
(3pt)

灰色の世界

上下巻2冊の感想。読んでいる間は面白かった。力作だとも思う。読了後の達成感もある。しかし、あらためて振り返ってみると、不満が頭に浮かぶ。
 まず、警察小説として見れば、登場人物があまりにも類型化しすぎ。現場の刑事は色々「あだ名」は付いているが、中身はほとんど同一人物のようにワンパターンである。神経をピリピリさせ、現場の独断で動き、同僚さえ信じていない。みんな同じ。上層部は圧力をかけるしか能がない。これだけ長い小説なら、もっと多彩な登場人物を描いてほしい。現場の刑事の中にも上層部のスパイみたいなヤツがいるとか、上層部にも現場に理解のある者がいてもいいはずじゃないか。

 適切な感想かどうかわからないが、この小説は、濃いサングラスをかけて世の中を眺め、灰色に塗りつぶされた人物や世界の、わずかな陰影の違いをくどくどと書き連ねているような気がする。それを描き尽くせる作者の筆力は大したものかもしれないし、この作品を評価する人はその点に惹かれるのだろうが、私としては、まずサングラスを外して、明るい視野で世界を見てくれ、と言いたくなる。

 最後まで読んでみれば、この程度の「事件」で、どうして捜査にあれほど強い圧力がかかるのか、さっぱりわからない。過去の「事件」(既に時効)が暴かれたら、「加害者たち」が具体的にどのように困るのだろうか? まさか単なるスキャンダル逃れではあるまいに。
 もともと山に無縁の「被害者」が登山に興味を持った理由もわからないまま。結局、クライマックスを強引に山に引っ張っただけか。
マークスの山〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:マークスの山〈下〉 (新潮文庫)より
4101347204
No.12:
(3pt)

灰色の世界

 上下巻2冊の感想。読んでいる間は面白かった。力作だとも思う。読了後の達成感もある。しかし、あらためて振り返ってみると、不満が頭に浮かぶ。
 まず、警察小説として見れば、登場人物があまりにも類型化しすぎ。現場の刑事は色々「あだ名」は付いているが、中身はほとんど同一人物のようにワンパターンである。神経をピリピリさせ、現場の独断で動き、同僚さえ信じていない。みんな同じ。上層部は圧力をかけるしか能がない。これだけ長い小説なら、もっと多彩な登場人物を描いてほしい。現場の刑事の中にも上層部のスパイみたいなヤツがいるとか、上層部にも現場に理解のある者がいてもいいはずじゃないか。
 適切な感想かどうかわからないが、この小説は、濃いサングラスをかけて世の中を眺め、灰色に塗りつぶされた人物や世界の、わずかな陰影の違いをくどくどと書き連ねているような気がする。それを描き尽くせる作者の筆力は大したものかもしれないし、この作品を評価する人はその点に惹かれるのだろうが、私としては、まずサングラスを外して、明るい視野で世界を見てくれ、と言いたくなる。
 最後まで読んでみれば、この程度の「事件」で、どうして捜査にあれほど強い圧力がかかるのか、さっぱりわからない。過去の「事件」(既に時効)が暴かれたら、「加害者たち」が具体的にどのように困るのだろうか? まさか単なるスキャンダル逃れではあるまいに。
 もともと山に無縁の「被害者」が登山に興味を持った理由もわからないまま。結局、クライマックスを強引に山に引っ張っただけか。
マークスの山(下) 講談社文庫Amazon書評・レビュー:マークスの山(下) 講談社文庫より
4062734923
No.11:
(3pt)

やたら「鑑」って文字がでてくるが、日常に使う言葉じゃないと
思うし、意味がわかりません。
マークスの山(下) 講談社文庫Amazon書評・レビュー:マークスの山(下) 講談社文庫より
4062734923
No.10:
(3pt)

やたら「鑑」って文字がでてくるが、日常に使う言葉じゃないと
思うし、意味がわかりません。

マークスの山〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:マークスの山〈下〉 (新潮文庫)より
4101347204
No.9:
(3pt)

ハードカバーと比較

全面改稿された文庫版では、不条理の象徴であったマークスを人間化して説明と描写を重ねる度、ただのグロテスクなモンスターに成り下がらせてしまった。文学的には、少々・・・かな?間違い無くハードカバーをお勧めします。ハードカバーは星七個。
マークスの山(上) 講談社文庫Amazon書評・レビュー:マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.8:
(3pt)

ハードカバーと比較

全面改稿された文庫版では、不条理の象徴であったマークスを人間化して説明と描写を重ねる度、ただのグロテスクなモンスターに成り下がらせてしまった。文学的には、少々・・・かな?間違い無くハードカバーをお勧めします。ハードカバーは星七個。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.7:
(3pt)

七合目くらいですか

高村氏が警察小説の体裁を借りて、個人と組織の関係、個人の社会からの隔絶感、社会の上層部の腐敗ぶりと矮小性を骨太の筆致で描いたもの。合田刑事シリーズの初作でもある。

犯人マークス及びその背景にあるマークス・グループに対する警察の対応、本庁と所轄署の確執、所轄署間の縄張り意識、署内の班・個人の競争心、捜査に圧力を掛ける裏の巨大な権力。ルーチン的とは言え、高村氏のいつもの「まるで見て来たかのような」精緻な描写によって、事件の緊迫感、人間模様の複雑さ、刑事達の焦燥感、運命の皮肉などが読者の胸に迫る。

しかし、私は犯人マークスを周期的記憶喪失症という特異な病人に設定している事に違和感を覚えた。犯人の社会からの隔絶性が精神疾患から来るというのでは、お手軽過ぎて、小説の深みが薄れてしまう。
また、次のような疑問が残るのである。
(1) 小学四年生の時には発症していた犯人が、人並みの知性を持ち得るのか ?
(2) 犯行時、犯人は「暗い山」に差し掛かっており、その状態で恐喝・連続殺人を計画・実行し得たのか ?

些細な点だが、「林原」に対して「リンバラ」というルビを振らないのはアンフェアであろう。尚、markには&#34;傷跡&#34;という意味もあり、犯人の精神的損傷及びマークス・グループの過去の事件のメタファーとして、「マークスの山」という題名が小説の意匠を巧みに象徴している点には感心した。
マークスの山(上) 講談社文庫Amazon書評・レビュー:マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.6:
(3pt)

期待していたほどではなく・・・

 この作品で直木賞受賞だったかと思いますが、私としては「リヴィエラを撃て」とか「レディジョーカー」のほうが遥かに楽しめました。もちろんこの作品も悪くは無いけれど、なんだか文章がまどろこしいし、刑事たちにいちいち凝ったあだ名がついているのもキャラクター作りに成功しているとはいいがたく、むしろ読み進める上でうっとうしく感じてしまう。確か作者が書き直しをして改訂版を出すとか出さないという話しがあったような気がするが、作者のその気持ちわかります、という感じです。
マークスの山(下) 講談社文庫Amazon書評・レビュー:マークスの山(下) 講談社文庫より
4062734923
No.5:
(3pt)

期待していたほどではなく・・・

この作品で直木賞受賞だったかと思いますが、私としては「リヴィエラを撃て」とか「レディジョーカー」のほうが遥かに楽しめました。もちろんこの作品も悪くは無いけれど、なんだか文章がまどろこしいし、刑事たちにいちいち凝ったあだ名がついているのもキャラクター作りに成功しているとはいいがたく、むしろ読み進める上でうっとうしく感じてしまう。確か作者が書き直しをして改訂版を出すとか出さないという話しがあったような気がするが、作者のその気持ちわかります、という感じです。
マークスの山〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:マークスの山〈下〉 (新潮文庫)より
4101347204
No.4:
(3pt)

山に登ってみたくなった

高村薫さんの作品を初めて読みました。読み終えて、警察内部の構造や登山の知識などが詳細に描かれていたので作者はさぞかし入念な下調べをしたのだろうと思いました。もしかして警察関係の人?と思い調べたところそれは違っていましたが高村薫さんは女性だと判明し驚きました。内容や文体から男性だとばかり思っていました。ストーリ展開は正直言って面白くなかったです。登山ルートの説明や登場する刑事の数が多すぎて頭が混乱し読みづらかったです。あと水沢の生い立ちなどの説明が少なくてその実像が掴みづらかったので感情移入できませんでした。事件としても犯行動機などにちょっと無理があり、読み終えてみて何か靄がかった気分になりました。逆に、東京の舞台はあちこち変わり私も知っている場所だったので楽しめました。山などの風景描写は素晴らしかったので、登山に興味が湧き北岳に登り頂上で富士山を眺めてみたい衝動に駆られました。
マークスの山(上) 講談社文庫Amazon書評・レビュー:マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.3:
(3pt)

山に登ってみたくなった

高村薫さんの作品を初めて読みました。読み終えて、警察内部の構造や
登山の知識などが詳細に描かれていたので作者はさぞかし入念な下調べを
したのだろうと思いました。もしかして警察関係の人?と思い調べたところ
それは違っていましたが高村薫さんは女性だと判明し驚きました。内容や
文体から男性だとばかり思っていました。ストーリ展開は正直言って面白くなかったです。登山ルートの説明や登場
する刑事の数が多すぎて頭が混乱し読みづらかったです。あと水沢の生い
立ちなどの説明が少なくてその実像が掴みづらかったので感情移入できま
せんでした。事件としても犯行動機などにちょっと無理があり、読み終え
てみて何か靄がかった気分になりました。逆に、東京の舞台はあちこち変わり私も知っている場所だったので楽しめ
ました。山などの風景描写は素晴らしかったので、登山に興味が湧き北岳
に登り頂上で富士山を眺めてみたい衝動に駆られました。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.2:
(3pt)

ミステリではなく、小説

作者本人が、「ミステリではなく、小説だ」と言っているそうですが、同感です。ミステリには付きもののどんでん返しがありません。謎解きも、……?だし。とは言え、犯人やその他の心理描写、警察内部の抗争などを緻密に描いていて飽きさせません。また刑事vs.犯人で犯人発見まで直線的に進んで行く通常のミステリと構造が違うのが新鮮でした。読み始めたら止まらなくなり、久々に徹夜までして読んだ本。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.1:
(3pt)

ミステリではなく、小説

作者本人が、「ミステリではなく、小説だ」と言っているそうですが、同感です。ミステリには付きもののどんでん返しがありません。謎解きも、……?だし。とは言え、犯人やその他の心理描写、警察内部の抗争などを緻密に描いていて飽きさせません。また刑事vs.犯人で犯人発見まで直線的に進んで行く通常のミステリと構造が違うのが新鮮でした。読み始めたら止まらなくなり、久々に徹夜までして読んだ本。
マークスの山(上) 講談社文庫Amazon書評・レビュー:マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915

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新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!