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悪魔に食われろ青尾蠅
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悪魔に食われろ青尾蠅の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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どなたかのブログにて紹介されていたことで読んでみた。 まず本書が1948年に書かれた作品である点には敬意を表したい。65年後の2013年に 読んだ僕としても、かなり怖さを感じながら読む体験となった。その意味では時代に影響されない 要素が少なからずある一冊ということなのだと思う。 本書の展開は非常にトリッキーである。筋を正しく時系列的に追う事は難しい。また、そもそも 何が起こったのか、若しくは何が起こらなかったのかが分かりにくい。それはそれで、作者の テクニックなのだとは思うが、十分に混乱させられたことも確かだ。もちろん、かかる混乱が 怖さの源泉であり、その意味で僕も作者の掌の上で本を読んでいたということなのだろう。 映画「エンゼルハート」を思い出した。 | ||||
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これはネタバレになるが、タイトルだけで結論の予想がついてしまう人がいるかもしれない。 それはともかく、妄想/回想部分の幻想的な文章(解説によればシュールレアリズムの影響を受けている)がとにかくクドい。大したストーリー展開もないまま主人公の感覚や意識に関する文章が長々と持って回った文体で続き、読んでいるとウンザリする。こういう部分が好きな人もいるのだろうが、私は途中から嫌になった。古典や純文学ならいざ知らず、あくまでも娯楽小説なのだから、もう少しテンポよく筋を運んでほしい。 妄想部分に伏線が仕込んであったりするので、あまり飛ばし読みもできないのが厄介なところ。全編通して読んでもそれほど面白くはなかったが、ラストの一節はさむけがするほど上手かった。病院の患者仲間?エラのエピソードなども主人公の辿る道を予感させるようで巧み。 | ||||
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