悪魔に食われろ青尾蠅

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種別
長編
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あらすじ

2010年12月11日 悪魔に食われろ青尾蠅 (創元推理文庫)

精神病院退院の日からハープシコード奏者エレンにつきまとう不吉な影。ジュリアン・シモンズ、H・R・F・キーティングらが絶賛し各種ベストに選出された幻の傑作、文庫化。(「BOOK」データベースより)

評判

悪魔に食われろ青尾蠅の評価:

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悪魔に食われろ青尾蠅の総合評価:

7.00/10点 レビュー 6件。

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6
(3pt)

かかる混乱が怖さの源泉であり

どなたかのブログにて紹介されていたことで読んでみた。

 まず本書が1948年に書かれた作品である点には敬意を表したい。65年後の2013年に
読んだ僕としても、かなり怖さを感じながら読む体験となった。その意味では時代に影響されない
要素が少なからずある一冊ということなのだと思う。

 本書の展開は非常にトリッキーである。筋を正しく時系列的に追う事は難しい。また、そもそも
何が起こったのか、若しくは何が起こらなかったのかが分かりにくい。それはそれで、作者の
テクニックなのだとは思うが、十分に混乱させられたことも確かだ。もちろん、かかる混乱が
怖さの源泉であり、その意味で僕も作者の掌の上で本を読んでいたということなのだろう。

 映画「エンゼルハート」を思い出した。
悪魔に食われろ青尾蠅 (Shoeisha・mystery) Amazon書評・レビュー: 悪魔に食われろ青尾蠅 (Shoeisha・mystery)より
4881357379
No.5
(3pt)

かかる混乱が怖さの源泉であり

どなたかのブログにて紹介されていたことで読んでみた。

 まず本書が1948年に書かれた作品である点には敬意を表したい。65年後の2013年に
読んだ僕としても、かなり怖さを感じながら読む体験となった。その意味では時代に影響されない
要素が少なからずある一冊ということなのだと思う。

 本書の展開は非常にトリッキーである。筋を正しく時系列的に追う事は難しい。また、そもそも
何が起こったのか、若しくは何が起こらなかったのかが分かりにくい。それはそれで、作者の
テクニックなのだとは思うが、十分に混乱させられたことも確かだ。もちろん、かかる混乱が
怖さの源泉であり、その意味で僕も作者の掌の上で本を読んでいたということなのだろう。

 映画「エンゼルハート」を思い出した。
悪魔に食われろ青尾蠅 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 悪魔に食われろ青尾蠅 (創元推理文庫)より
448813503X
No.4
(3pt)

文章がくどい

これはネタバレになるが、タイトルだけで結論の予想がついてしまう人がいるかもしれない。

それはともかく、妄想/回想部分の幻想的な文章(解説によればシュールレアリズムの影響を受けている)がとにかくクドい。大したストーリー展開もないまま主人公の感覚や意識に関する文章が長々と持って回った文体で続き、読んでいるとウンザリする。こういう部分が好きな人もいるのだろうが、私は途中から嫌になった。古典や純文学ならいざ知らず、あくまでも娯楽小説なのだから、もう少しテンポよく筋を運んでほしい。

妄想部分に伏線が仕込んであったりするので、あまり飛ばし読みもできないのが厄介なところ。全編通して読んでもそれほど面白くはなかったが、ラストの一節はさむけがするほど上手かった。病院の患者仲間?エラのエピソードなども主人公の辿る道を予感させるようで巧み。
悪魔に食われろ青尾蠅 (Shoeisha・mystery) Amazon書評・レビュー: 悪魔に食われろ青尾蠅 (Shoeisha・mystery)より
4881357379
No.3
(3pt)

文章がくどい

これはネタバレになるが、タイトルだけで結論の予想がついてしまう人がいるかもしれない。

それはともかく、妄想/回想部分の幻想的な文章(解説によればシュールレアリズムの影響を受けている)がとにかくクドい。大したストーリー展開もないまま主人公の感覚や意識に関する文章が長々と持って回った文体で続き、読んでいるとウンザリする。こういう部分が好きな人もいるのだろうが、私は途中から嫌になった。古典や純文学ならいざ知らず、あくまでも娯楽小説なのだから、もう少しテンポよく筋を運んでほしい。

妄想部分に伏線が仕込んであったりするので、あまり飛ばし読みもできないのが厄介なところ。全編通して読んでもそれほど面白くはなかったが、ラストの一節はさむけがするほど上手かった。病院の患者仲間?エラのエピソードなども主人公の辿る道を予感させるようで巧み。
悪魔に食われろ青尾蠅 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 悪魔に食われろ青尾蠅 (創元推理文庫)より
448813503X
No.2
(4pt)

人間の内面心理に目を向けた小説の嚆矢(多分)

主人公の女性が精神病院から退院するが、奇妙な出来事が頻発し・・・というストーリーのサスペンス。
兎に角冒頭から主人公の行為が不可解だったり、実際あった出来事かと思ったら主人公の妄想らしかったりと、読者を翻弄していく展開で相当薄気味悪い。更に中盤以降も主人公が体験することが実際に起こったことなのか主人公の妄想なのか判別できず、ラストに至って小説自体が暴走して自己破綻してしまうという恐怖のサスペンス。読み終わってそもそも冒頭から実は全て主人公の妄想だったのではないかと思ってしまうというとてもキモい小説。その本質はホラーに近いのではとも感じました。
今、こういう小説は当たり前になってしまって読みなれている人には物足りないかもしれないけれど、この小説の書かれた年代からすると、かなり画期的・前衛的試みだったのではないかと推測します。本国でリアルタイムで出版できなかったのも多分時代が早すぎたからではと思いました。きちんと評価されていたらもっと色々書いていたのではと思い、筆力のある方だけにもったいないとも感じました。
個人的には「死を呼ぶペルシュロン」の方が面白かったですが、こちらも歴史的価値とそれを抜きにして面白い、というかキモい小説として後世に読み継がれていくべき小説だと思いましたがどうでしょうか。
悪魔に食われろ青尾蠅 (Shoeisha・mystery) Amazon書評・レビュー: 悪魔に食われろ青尾蠅 (Shoeisha・mystery)より
4881357379

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