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蘇るスナイパー



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蘇るスナイパーの評価: 3.89/5点 レビュー 35件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 21~35 2/2ページ
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No.15:
(3pt)

訳が・・・

内容は面白いと思うが、もう少し短いほうが全体が締まってよかったかなぁ。

それにしても訳、変。
学生のアルバイトにでもやらせたのだろうか??
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.14:
(3pt)

人気シリーズですが…

人気シリーズ、伝説のスナイパー、ボブ・リー・スワガー・シリーズ。
ファンにはたまらない銃器に関する蘊蓄はあいかわらず健在。
しかし、どうだろう、エンタテイメントとしては一気に読ませるが、
本作品、まず長すぎる。上・下2巻これほど引張らなくてもよいのではないか。
それに「これでもか」とストーリーを盛り込み過ぎ。
ここまでサービスさせられると逆に「いくらなんでも…」としらけてくる。
特にラスト。あまりにも出来過ぎの設定。
おまけに訳文が柔らかすぎる。もっと筋肉質の締まった訳でないとストーリーが生きてきません。
たびたび登場人物が「アウー」っていうけど、そんな言葉まで訳さなくていいです。
ちょっと、今後に期待できそうにありません。残念ながら。
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.13:
(2pt)

スピレーン’ I, the jury’ へのオマージュ、東部知識人へのプロテストの作品

『極大射程』で天才が現れた、と思った。だが、その天才も持続したのは『最も危険な場所』まで。『ハバナの男たち』以降の三作は凡作続きで、ハンターも老いたのか、との印象。
 しかしながら、本作はちがうようだ。解説子は「ベスト・オブ・ベスト」、「集大成」と書いている。「最近は凡作続き、だけどこれは傑作だから読んでね」との解説子の思いが込められているのかな、と。
 
 だが、大ハズレである。ハンターの特質である、緻密なプロットと魅力的な悪役、そのどちらもないのだ。完全な証拠のそろった連続殺人事件をなぜかボブは冒頭で冤罪と見抜き、その後はなんの意外性もないストーリー、あるいは敵に捕まって拷問にあったボブが簡単に逃げてしまうというご都合主義。敵役も、ボブに尊敬の念を抱いて同志のように振舞ったかと思えば、憎悪をむきだしにしたり、なんとも不思議なキャラ設定。
 『黄昏の狙撃手』の評でもボクはハンターの特質が失われてると書いたけど、残念ながら、本作も同じ。
 
 ただ、日本人には理解できないだろうけど、本作には、NYタイムスに代表される東部知識人へのアメリカのガンマンのプロテストの作品、との意味があるだろう。最後の西部劇のパロディのようなシーンには、そんなハンターの思いが込められている。また、原題の’I, sniper’は、1947年のミッキー・スピレーンのデビュー作 ‘ I, the jury’(邦題『裁くのは俺だ』)から来ている。反共産主義の闘士でもあり、「セックスとガンと反共主義の通俗小説」として東部のインテリからは認められことのなかったスピレーンへのオマージュなのでしょう。
 
 解説子は本書の売り込みの片棒をかつぐのもいいけど、本書の米国社会での意味、少なくともスピレーンとの関連性を書いて欲しいね。凡作だけど、老いたハンターの執念のプロテスト作品でもあるのだから。

蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.12:
(4pt)

本当にすさまじい

銃器に対するこだわりがすさまじいですね。
それはアメリカの歴史の中にその根源がある
ことを教えてくれます。
ストーリーもスリル満点で、最後まで飽きない。
スワガーはほんとかっこよすぎのように思えますが、
このハードボイルドの雰囲気がほんといいんです。



蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.11:
(5pt)

スワガーは未だに衰えない

これはエンターテインメント性に満ちた小説ですね。
富豪の妻が、公衆の面前で狙撃されて死んでいく場面から始まる
この物語は最初から最後まで目が離せません。
相変わらずスワガーの活躍ぶりには心が躍りますね。
買って損のない小説です。
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.10:
(4pt)

甘い評価と承知の上で…

最初にお断りしますが、評価は無視して下さい。甘すぎますので。前々作でチャンバラの悪霊、前作でナスカーレースの怨念に囚われていたボブが、とにかくもライフルとガンファイトの世界に無事戻ってきたというだけでこの評価です。なんせ前2作がヒドすぎたからねえ〜。あれと比べたら楽しんで読めました。続きは下巻のレビューにて。
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.9:
(4pt)

変化と円熟を手にした男の物語

主人公、ボブ・リー・スワガーは変わりました。稀代のガンアクション・ヒーロー(日本刀を手にしたこともありますが)もいまや60代。老境に達した彼が過去と同じままであるはずはありません。ボブ・リーの生き様を指し示した偉大な父親、アール・スワガーの時代から続く因縁に彩られた彼の人生は、シリーズ初期三部作+番外編一本の完結篇「狩りのとき」で、その因縁を撃滅した瞬間にすべてが変わったのです。孤独に彩られた人生を送ってきた男も、今は満ち足りた生活と愛すべき家族を持つ父親となりました。そして、かつては自分にまとわりつく因縁との戦いを繰り広げた彼がいま戦う理由は、自分や父親の面影のためではなく、家族のため、親友のため、同じ時代を同じ場所で過ごした男達のため。そう、彼はいまやごく普通の正義のために戦う男になったのです。このように主人公の立ち位置、動機ががらりと変わった現シリーズの読後感は、どちらかといえば「最も危険な場所」等のアール・スワガー三部作のそれに近いものになりました。よりシンプルな正義、よりシンプルなタフネスを誇るヒーローの活躍を描いた、頭を少しだけ空っぽにして楽しむべき、よりシンプルな物語となったのです。しかしそれ故に、これまでのシリーズを読んでいない読者にも広くお勧めできるものにもなりました。もちろんこれまでのファンへの配慮は忘れていません。シリーズ作品での印象的なエピソードや登場人物も物語の進行を妨げない程度に次々と現れ、ファンをニヤリとさせます。それどころが今作の展開そのものが過去作のプロットをあえて思い起こさせるものとして構築されています。まさにこれまでのシリーズを総括しつつ、ちょっと明るいエンターテイメントの王道を追求した作品といったところでしょうか。ただし言うまでもなく、初期のハンター作品にあった途方もない凄惨さや空虚さは今やなくなりました。変わったのは主人公だけではなく、作者もです。20年前のハンター作品の面影を今も追い求める読者ならば、ちょっとした居心地の悪ささえ感じるかも知れません。とりあえず私としては前三部作+番外編には一歩及ばずという評価なので、星一つマイナスとしてみます。もちろん充分に面白い作品であることは間違いありませんが。そして初めてハンター作品に触れた貴方がこの作品を面白いと思ったなら、ぜひ「極大射程」から始まるボブ・リー・スワガー・サーガに触れてみてください。絶対に損はさせませんから。
蘇るスナイパー (下) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (下) (扶桑社ミステリー)より
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No.8:
(3pt)

都合の良い<辻褄合わせ>満載

主人公(作者とほぼ同い年)は困難な壁に行き当たる度に<もう歳だし(62歳)、もう無理>と呟く、すると信じられない都合の良い幸運が舞い降りて、次の扉を開いてくれる。いくらスワガーでもこりゃちょっと...と違和感を覚えながらも、まァ、主人公と同年齢の作者が、年齢から見て、これくらいの適当な幸運がないと本篇維持は難しいわナ、と考えたに違いないと、その辺りには 「さらば、カタロニア戦線」 からの付き合いの<よしみ>で、作者に同情的に目をつむり上巻を読了。だが、下巻93ページ辺りからは、完全に<あ〜またやってしまったか>と落胆を覚えずには居られなくなってしまった。と言うか、都合の良い筋運びが<痛くて>読んではおられん、と言う感じか...戦地では300名を殺害、つい最近も何の恨みも無い同じスナイパー仲間を含む5名を躊躇なく殺害した超弩級の殺人鬼のはずの犯人が、62歳の主人公に本拠に易々と侵入を許し、せっかく捕まえたのに、雇い主に頼まれもしないのに、情報を引き出すとして、主人公を生き延びさせあげく楽々脱出されて、逆に<お前らみんな狩ってやる>と脅される始末。その前に、犯人の雇い主は、なんでせっかく回収した”お宝”をこんな(実行犯が)簡単に閲覧できる所に隠そうとしたのか、私の頭は???だらけに陥ってしまった。家族とか無くしたくない物は主人公側に多いわけで、そっち側から手を回すとかの策も思いつかず急に頭の回らなくなった犯人は逃がしたことを悔しがるでもなく<スナイパー対決だ>とか息巻くが、結末は予想通り。最後の決戦は何時もの様に楽しい時間なのだが、そこにいたるアプローチにもっと整合性のある話を構築できないのが、いつものハンターと言うことか...後書きにベストとあるが、初期のシリーズ(『狩りのとき』ぐらいまで)と比べるべくも無いと思うのだが...まったくの余談だが、コナリーのボッシュも61歳、ウインズロウのフランキーも60歳以上、若い世代の本離れが進んで、比較的読書量が多いかもしれない(?)同年齢層をターゲットとした都合もなにもシルバー世代に合わせた<シルバーアクッション>が今後の一傾向となるのか? 
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.7:
(5pt)

文句無し!、面白い!、です・・・が・・・

面白い!、久し振り!、で、五つ星!、…なんですけど・・・。ボブ・リーさん、年齢で、若しくは、幸福な家庭生活で、性格変わったの?。なんか、すごいしゃべっちゃってますね。つかみも、つなぎもばっちりなんだけど、前のシリーズとは、底流に流れるムードがえらく違ってて、こちらの気持ちを切り替えるのに、ちょっともたつきました。前は、あんなに寡黙で陰気なおっさんだったのに、今はもう、陽気なおじいさんになっちゃって・・・。まあ、家族に長年の孤独を癒されたのだと、こちらを納得させれば、いやあ、久し振りに、かっこいい合点だおじさん、ボブ・リー・スワガーの復活だ!。
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.6:
(5pt)

原点回帰の会心作

ボブ・リー・スワガーを主人公とするシリーズ第6作です。このシリーズ、第1作、第2作、第3作くらいまでは無駄のない文体で非常に緊張感のある、それでいて「アメリカのにおい」を感じさせる希有な作品でしたが、最近は精神性が前面に出てきていて、私にとっては、興味の範疇外に去りつつあるシリーズでした。この第6作で作風は初期のシリーズに近いものになり、久々に過去の登場人物がパートナーにカムバックしたり、謎かけ要素も含めてエンタテイメント性の強いものに戻り、久々にわくわくしながら、あっという間に読み切りました。今後もこの調子でシリーズを続けていってほしいものです。それにしてもアメリカ人にとっての「銃(ライフル)」というのは、国民性の根っこにあるものであると言うことがこの本を読むとよくわかります。
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.5:
(4pt)

あうーー

ハンター特有のねっとりとしたプロット、人物の機微を描くひらがなの多さ。ハマります!ただ、映画「極大射程」のニック役が頭にこびりついていて、FBI副長官候補という設定になかなかなじめませんでした(笑)解説にもありますが、実写とはやはりイメージが変わるのでしょうか。
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.4:
(4pt)

シリーズ屈指のガンファイト・エンターテインメント

野崎六助の「解説」には、ボブ・リー・スワガーのシリーズ「第6作」とあるが、私はあえてボブの父親アールの物語も含めて、本書を<ボブ・リー・スワガー&アール・スワガー>劇場第10弾と呼ばせてもらう。元ヴェトナム反戦活動家4人が立て続けに射殺。その、遥か遠距離からの狙撃は正確無比。FBIは、元海兵隊員でヴェトナム戦争時の名スナイパーで、今は重大な精神疾患を抱えた67才の男を容疑者と断定するが、彼もまた自殺と思われる状態で発見される。正確すぎる射撃、揃いすぎた証拠に疑問を抱いた捜査指揮官はボブに調査を依頼する。ここに大企業のオーナーで富豪の男を黒幕とする、コンピューター内蔵の最新鋭ハイテク・照準器<iSniper>を擁する、アイルランドの傭兵狙撃チームとボブとの、手に汗握る、命を賭けた壮絶な闘いが始まる。本書の読みどころは何といって還暦を過ぎてなお、強靭な精神力、持久力、そして誰にも負けないスナイパーとしての銃の腕前を誇るボブの孤高の闘いであろうが、物語にリーダビリティーと疾走感とをもたらしている作者ハンターの、事典と見紛うばかりの、マニアックなまでの銃器への陶酔ぶりも見逃せない。前々作『四十七人目の男』(’07年、訳出は’08年)前作『黄昏の狙撃手』(’08年、訳出は’09年)は少し物足りなさを感じたが、本書は、シリーズ第1作の『極大射程』(’93年、訳出は’98年・’99年「このミステリーがすごい!」海外編第1位)の原点に還ったかのような、ファンも納得する、一大ガンアクション・エンターテインメント巨編である。
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No.3:
(5pt)

原点回帰、さらに初見読者にも読んでもらいたい

本書は、ベトナム戦争帰還兵でスナイパーのボブ・リー・スワガーを主人公とするシリーズ第六作です。長く続いているシリーズは通して読んでいないと、登場人物の関係が分からなかったり、知らない人物の近況などが入っていて疎外感を感じることがままあります。本シリーズもシリーズの全体像に縛られ、近年精彩を欠いていました。しかし、本作に関してはこのような懸念はありません。従来の脇役は最小限に抑えられ、今までシリーズを読んだことのない読者が読んでも断然面白い冒険アクションに仕上がっています。そして、主人公の人物像が本作の骨格を支えています。殺人の技に長けた元兵士の彼はチームを持たず単独でなぞに挑みます。また友を決して見捨てない意志を貫きます。この人物像は一部武術家を思わせ、本国ではエキセントリックな魅力になり、日本ではどこなく親しみを覚えてしまいます。本作はこのキャラがプロットにぴったり収まっています。ファンとしてはシリーズを知らない読者にぜひ読んでいただきたい作品です。シリーズを紐解けとはいうつもりは毛頭ありません。もしお気に召しましたら、本シリーズ第一作の極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)を紐解くだけで十分シリーズの醍醐味を味わうことが可能でしょう。【追記】最後の〈解説〉に映像化するならスワガーは、ニック・ノルティが最適とありましたが、私ならもう少し知的なラッセル・クロウですね。皆さんはいかがでしょう?
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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No.2:
(5pt)

熱狂

ボブ・リー・スワガー、いまだ衰えず。近年、不調気味だった作者のS・ハンターが、これほどの大仕事をやってのけるとは、いい意味での誤算。次作の【DEAD ZERO】にも、大いに期待しようではないか。
蘇るスナイパー (下) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (下) (扶桑社ミステリー)より
4594063144
No.1:
(4pt)

今回は本物か(原題 i sniper)

非常に精密な狙撃により次々と殺害される被害者。ニック・メンフィスを筆頭とする捜査チームは完璧な証拠から、過去の有名スナイパーが犯人と断定しその逮捕に向かうが・・・。と言う上巻。「四十七人目の男」「黄昏の狙撃手」と2作連続あまり面白くなったので、今回は期待が大きい。今回はスナイパーvsスナイパーの戦い、つまりボブの真骨頂が描かれた作品。上巻は、衝撃的な事件の後ボブがその案件に係っていく過程が主な内容なので概ね静かに進むが激しい銃撃戦も用意されており下巻に向けて期待が高まる。今回こそブラックライトの様な冴えたボブも見てみたいです。2010年12月には次回作「Dead Zero」がアメリカで刊行される様なので、その翻訳も待っています。
蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:蘇るスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)より
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