■スポンサードリンク
丸太町ルヴォワール
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
丸太町ルヴォワールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三年前に祖父を殺害したという容疑をかけられている城坂論語は、京都 の貴族の私闘を淵源とする私的裁判“双龍会”の被告となる決意をする。 彼の目的は自らの容疑を解くことではなく、事件当日、彼と甘美な時間を 共有した、真犯人とおぼしき謎の女性“ルージュ”と再会することにあった……。 論語とルージュの事件当日のやり取りが描かれる第一章は、いかにも自意識過剰な ラノベといった感じで、若干引いてしまいますが、話が現在に移り、双龍会が始まると、一転、ロジカルで密度の高い論戦と、たたみ掛けてくるどんでん返しのつるべ打ちに圧倒され、心地よい酩酊感に浸らせてくれると思います。 特に、いくつか仕掛けられている叙述トリックや、視点の切り替えによって読者の誤認を誘うテクニックなど、本格ミステリの技量は、一流。また、検察官にあたる〈黄龍師〉、弁護士にあたる〈青龍師〉双方に魅力的なキャラが配され、キャラクター小説 としても読ませます。 何より、“脱格”と称された西尾維新より下の世代で、これだけ 構築度の高い本格ミステリの書き手が誕生したことが喜ばしい。 さすがは名門・京大推理研出身、といったところでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
間違いなく2009年のミステリ小説で一番面白い作品だと感じた。 これでもかというくらい繰り返されるどんでん返しは、見ていて気持ちがいい。 これが何の賞ももらわずに出版なのが悲しくなる。 昨今のメフィスト賞と比べると、丸太町は断トツで面白い作品。 もっと大々的に売り出して欲しい。 そして、講談社BOXから発売されたことが、残念だとしか言いようがない。 BOXだというだけで敬遠する人もいるだろう。 ノベルス、もしくはハードカバーで発売し直せばいいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
間違いなく2009年のミステリ小説で一番面白い作品だと感じた。 これでもかというくらい繰り返されるどんでん返しは、見ていて気持ちがいい。 これが何の賞ももらわずに出版なのが悲しくなる。 昨今のメフィスト賞と比べると、丸太町は断トツで面白い作品。 もっと大々的に売り出して欲しい。 そして、講談社BOXから発売されたことが、残念だとしか言いようがない。 BOXだというだけで敬遠する人もいるだろう。 ノベルス、もしくはハードカバーで発売し直せばいいと思う。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!